戦争と言う悲惨な出来事の中でまた別の面でこのような悲しいことが実際にあったことを知り、胸が痛くなりました。だれにも知られたくなかったでしょうが
髪を刈られた女性たちが辿ったそれぞれの道が描かれています。ステレオタイプではなくて一人ひとりが違う経験をしています。一人の日本人の学生が
現地を訪れて何人かの女性たちに取材をしていますが、それを通してどんな歩みをしたのかが良く分かりました。同じ女性として身につまされる思いでした。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥2,090¥2,090 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥2,090¥2,090 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1,680¥1,680 税込
配送料 ¥257 6月2日-3日にお届け
発送元: むげん堂 【365日発送中!お急ぎ便なら翌日or翌々日に届きます!】 販売者: むげん堂 【365日発送中!お急ぎ便なら翌日or翌々日に届きます!】
¥1,680¥1,680 税込
配送料 ¥257 6月2日-3日にお届け
発送元: むげん堂 【365日発送中!お急ぎ便なら翌日or翌々日に届きます!】
販売者: むげん堂 【365日発送中!お急ぎ便なら翌日or翌々日に届きます!】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅 (岩波現代全書) 単行本(ソフトカバー) – 2016/8/25
藤森 晶子
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,090","priceAmount":2090.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,090","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"0SF%2Bv2nncyP%2FNdMLRjCNvO2eCElOhuNgjkUrIj7mv%2BE%2F2g0v608FqxvLhyWMZME9hdqjn87el4EWo1gt2CHteF1TNbzRO%2FLqmQygh0isBIYJyf3gWGMbRlXfoykx1lxngxEAMQ3eBhU%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1,680","priceAmount":1680.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,680","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"0SF%2Bv2nncyP%2FNdMLRjCNvO2eCElOhuNgaBhvdODFAh7pITxiWN%2F4GSTTniR7LMooSNyngU8CSC%2BZRYYZR6Z2TSLkxxcK1mdr35C9VSismMUUMfDGH3aPttaR%2FtLfsEnKgamEtjm6Rxs6CZt3r4omtF8omJ7z4MtmjMvzlUrNswnW2MJ14cTRYi47Ml1Amq9O","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
第二次大戦中に「支配者」であるドイツ兵と愛し合ったフランス人女性。その多くが、解放後に見せしめとして丸刈りにされた。「対ナチ協力者」として命すら脅かされた彼女たちはどのような戦後を生きたのか。日本人留学生が、つらい過去を背負いながら戦後フランスを生き抜いた女性たちに出会い、その人生を綴った記録。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2016/8/25
- ISBN-104000291939
- ISBN-13978-4000291934
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅 (岩波現代全書)
¥2,090¥2,090
最短で6月2日 日曜日のお届け予定です
残り8点(入荷予定あり)
¥1,320¥1,320
最短で6月2日 日曜日のお届け予定です
残り3点(入荷予定あり)
¥946¥946
最短で6月2日 日曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2016/8/25)
- 発売日 : 2016/8/25
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 208ページ
- ISBN-10 : 4000291939
- ISBN-13 : 978-4000291934
- Amazon 売れ筋ランキング: - 318,085位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丸刈りにされた女性というと私は真っ先にキャパの赤子を抱いた女性を思い出す。第2章に書かれているがドイツ兵との関係だけでなく隣人への密告の容疑もかけられていたのだ。しかし私は何故か彼女を攻める気にはなれないのた。何故なら売女!死ね!などと罵声を浴びせ、笑いながら追い立てていくのはあまりにも残酷だからだ。しかもこの女性は額に焼きごてまでされたという。服役後結婚したが、キャパの写真が新しい生活の場でもふれ、アルコール中毒になり43歳でこの世を去ったこの女性の人生は何だったのだろう。
2019年12月15日に日本でレビュー済み
自分も昔NHKかなんかのテレビ番組で、戦後丸刈りにされるフランス人の女性たちの映像を見て、びっくりした一人である。
当時は自分は幼かったから、あの女の人たちが一体何をして、あんなことをされているのだろう、という純粋な疑問が心の中にあった。
彼女たちのことをふと何となく思い出して、この本を読んでみた。
読みやすくて休日に一気読みした。
そこには当時を生きた人たちの歴史があった。
インタビュー対象となる人たちを探して、被害者たちの心をかき乱してしまうようなことをしていいのかという著者の率直な想いと、謙虚さが伝わってきた。
こういう風に、実際に足を使って分からないことを解き明かしてくれる人がいるのはありがたいと思う。
当時は自分は幼かったから、あの女の人たちが一体何をして、あんなことをされているのだろう、という純粋な疑問が心の中にあった。
彼女たちのことをふと何となく思い出して、この本を読んでみた。
読みやすくて休日に一気読みした。
そこには当時を生きた人たちの歴史があった。
インタビュー対象となる人たちを探して、被害者たちの心をかき乱してしまうようなことをしていいのかという著者の率直な想いと、謙虚さが伝わってきた。
こういう風に、実際に足を使って分からないことを解き明かしてくれる人がいるのはありがたいと思う。
2016年10月11日に日本でレビュー済み
まず、評価について書いておきたい。読む前に期待していたものから考えると★3つだが、それは書名から想像したこちらの過剰な期待が原因であり、内容そのものを冷静に判断すると★4つが妥当だと思う。その理由について書くと、未読の人には、ある種の“ネタバレ”になりかねないので、ご了解いただきたい。
第二次世界大戦でドイツが降伏後、ドイツ人と通じた連合国の女性たちが、頭髪を切られ、丸刈りにされる。本書は、その“丸刈り”にされた女性たち、その戦後の歩みについて描いたものである。
著者自身も書いているし、想像がつくことだが、その女性たちを探すのは、かなりの困難が伴う。調査対象となったのが著者の留学地でもあったフランスだったこともあって、当人はもちろんのこと、“丸刈り”にした側も、そういった女性たちをレジスタンスのイメージの強いフランスの“恥”として、異常な報復行為として忘却したがっている。そんななかで、細い糸をたどるようにしながら、いくつかの証言を得ている。
私の先入観では、ドイツ兵相手に売春した女性への報復が厳しかったと思っていたのだが、実際は真剣な気持ちでドイツ兵と恋愛した女性たちへの風当たりが強かったことに驚かされた(165ページ)。
本書の直前に『 ヒトラーの娘たち 』を読んでいるが、ホロコーストに様々な形で関わったドイツの女性のほとんどが免罪されたことに比すと、個人的には、この“丸刈り”にされた女性たちに対する報復は不公平だと感じてしまう。そして、相手が敵国の兵士というだけで、真剣な恋愛が“罪”となることに、改めて戦争の怖ろしさを感じる。
第二次世界大戦でドイツが降伏後、ドイツ人と通じた連合国の女性たちが、頭髪を切られ、丸刈りにされる。本書は、その“丸刈り”にされた女性たち、その戦後の歩みについて描いたものである。
著者自身も書いているし、想像がつくことだが、その女性たちを探すのは、かなりの困難が伴う。調査対象となったのが著者の留学地でもあったフランスだったこともあって、当人はもちろんのこと、“丸刈り”にした側も、そういった女性たちをレジスタンスのイメージの強いフランスの“恥”として、異常な報復行為として忘却したがっている。そんななかで、細い糸をたどるようにしながら、いくつかの証言を得ている。
私の先入観では、ドイツ兵相手に売春した女性への報復が厳しかったと思っていたのだが、実際は真剣な気持ちでドイツ兵と恋愛した女性たちへの風当たりが強かったことに驚かされた(165ページ)。
本書の直前に『 ヒトラーの娘たち 』を読んでいるが、ホロコーストに様々な形で関わったドイツの女性のほとんどが免罪されたことに比すと、個人的には、この“丸刈り”にされた女性たちに対する報復は不公平だと感じてしまう。そして、相手が敵国の兵士というだけで、真剣な恋愛が“罪”となることに、改めて戦争の怖ろしさを感じる。
2017年12月2日に日本でレビュー済み
このテーマを卒業論文にしたという著者の着眼には、研究者としての拍手を送りたいと思います。ロバート・キャパの写真でそういった存在が有名になりましたが、赤ん坊を抱くその女性よりも、周囲の群衆、特に同性である女性たちの嘲るような笑顔に、なんとヨーロッパでは残酷な行為がまかり通っているものと、若い頃は思ったものです。その女性の悲惨な死、そしてなによりもその抱かれている赤子の将来はどうなったのかと思っていましたが、この本のおかげで知ることが出来ました。(P47、P49)
いくつかの写真も掲載し、前半の第5章までは誠に読ませます。著者の研究テーマとしてだけでなく、ノンフイクションとしても成功しています。ところが、第6章のインタビューと当人の告白が中心となるあたりから、どうも人情に流され、文章が冗漫になっていると感じるのは自分だけでしょうか?著者自身が研究者の眼で見るというより、同情者としての筆遣いになってしまっているようにしか思えないのです。
最後に著者自身が、ドイツ兵と恋に陥ったフランス女性だけとしか会えず、対独協力者としての女性たちに会えなかったことを残念に思っているのは、研究者として確かに心残りであったと思われる正直な感慨でしょう。加えて、サン・フルールで起きた事件に関しては、もっと触れてもよかったのではないでしょうか?又、数十年前になり、題名は忘れましたが、丸刈りにされた女性たちが戦闘員となる映画が作られているはずです。それについても一言欲しかったと思います。(邦名が「いわくつきの娘達」というようなフランス映画だったと思います。)
評価は星4つを付けたいところですが、後半の退屈さはなんとも観光記事を読まされているようでした。インタビューの相手の告白だけで、そこに著者の切り込みが描かれていないのが物足りないのです。公衆の面前で報復として女性を丸刈りにするということに関しての、同性としての著者自身の感慨をもっと入れて欲しかった思いがします。それにしても、このテーマでフランス留学までなさった著者の熱意には誠に感心しました。
いくつかの写真も掲載し、前半の第5章までは誠に読ませます。著者の研究テーマとしてだけでなく、ノンフイクションとしても成功しています。ところが、第6章のインタビューと当人の告白が中心となるあたりから、どうも人情に流され、文章が冗漫になっていると感じるのは自分だけでしょうか?著者自身が研究者の眼で見るというより、同情者としての筆遣いになってしまっているようにしか思えないのです。
最後に著者自身が、ドイツ兵と恋に陥ったフランス女性だけとしか会えず、対独協力者としての女性たちに会えなかったことを残念に思っているのは、研究者として確かに心残りであったと思われる正直な感慨でしょう。加えて、サン・フルールで起きた事件に関しては、もっと触れてもよかったのではないでしょうか?又、数十年前になり、題名は忘れましたが、丸刈りにされた女性たちが戦闘員となる映画が作られているはずです。それについても一言欲しかったと思います。(邦名が「いわくつきの娘達」というようなフランス映画だったと思います。)
評価は星4つを付けたいところですが、後半の退屈さはなんとも観光記事を読まされているようでした。インタビューの相手の告白だけで、そこに著者の切り込みが描かれていないのが物足りないのです。公衆の面前で報復として女性を丸刈りにするということに関しての、同性としての著者自身の感慨をもっと入れて欲しかった思いがします。それにしても、このテーマでフランス留学までなさった著者の熱意には誠に感心しました。
2016年11月23日に日本でレビュー済み
ロバートキャパの写真で有名です。
ナチの協力者あるいはドイツ兵との間の子どもを産んだ
フランス女性が公衆の面前で丸刈りにされた写真。
戦後70年たってしまうと実際にその
「丸刈りにされた女性」も活きている人は少なく
さらに証言してもらえる人となるとほとんどいないのが現実で。
わかってはいても、題名から想像したルポからは
ほど遠い本でした。
「私はフランス留学中に一生懸命探したんです」という本。
どちらかというと
「女性を罰するために、丸刈りにする文化」の方に
焦点をあてて書いた方が良かったのではないでしょうか?
読後感はスッキリしませんでした。
ナチの協力者あるいはドイツ兵との間の子どもを産んだ
フランス女性が公衆の面前で丸刈りにされた写真。
戦後70年たってしまうと実際にその
「丸刈りにされた女性」も活きている人は少なく
さらに証言してもらえる人となるとほとんどいないのが現実で。
わかってはいても、題名から想像したルポからは
ほど遠い本でした。
「私はフランス留学中に一生懸命探したんです」という本。
どちらかというと
「女性を罰するために、丸刈りにする文化」の方に
焦点をあてて書いた方が良かったのではないでしょうか?
読後感はスッキリしませんでした。
2016年10月23日に日本でレビュー済み
『丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅』(藤森晶子著、岩波現代全書)を読んで、3つのことを考えさせられました。
第1は、第二次世界大戦下、ドイツに占領されたフランスで、解放後に見せしめとして、ドイツ兵と性的関係のあったフランス人女性が丸刈りにされる事例が多発しましたが、好きになった男性がたまたまドイツ人男性だったというケースも含まれていたこと。
第2は、丸刈りにされた女性の中には、性的関係のなかった者も多数含まれていたこと。「戦後、女性たちが丸刈りにされたのはドイツ人と性的関係を持ったためであったとされてきた。日常的に恐怖に晒されながら生活せねばならなかった人々を尻目に、ドイツ人将校と親しくなることで後ろ盾を得て、物質的豊かさを享受した女性たちだとされてきた。あるいは、若さゆえにドイツ人兵士と純粋に恋に落ちた女性たちとも考えられてきた」。「フランスの歴史家ファブリス・ヴィルジリによると、2万人いるとされる丸刈りの被害者のうち、実際にドイツ人兵士と性的関係を持っていた女性は半分にも満たない。残りの半分の女性たちは、経済的協力者、密告者、対独協力的組織に加入するなどしていた政治的協力者、枢軸国出身者であった」。
第3は、丸刈りにされた女性たちに同情的な著者が、59年後にその被害に遭った8名を尋ね当て、話を聴いた記録が本書ですが、当然のことながら、それぞれに事情を抱えていたこと。そして、戦後、「ナチス協力者」の烙印を押された彼女たちが困難に満ちた人生を送ったこと。
私が丸刈りにされた女性の存在を知ったのは、戦場写真家、ロバート・キャパが撮影し、「ライフ」に掲載されたシャルトルの女性の写真によってでした。道路に充満した大衆の野次を浴びながら、乳飲み子を守るように抱きかかえた丸刈りの女性が追い立てられています。
この他、本書には、●監獄に囚われた丸刈りの女性たち、●フランス北西部のジソールで丸刈りにされた女性、●トラックの荷台に立たされた10人以上の丸刈りのシェルブールの女性たち、●びっしりと人々で埋め尽くされたメッスのサン・ジャック広場の高台の上で丸刈りにされる下着姿の女性、●丸刈りにされた額に鉤十字を描かれたパリの女性――などの写真も収録されています。
第1は、第二次世界大戦下、ドイツに占領されたフランスで、解放後に見せしめとして、ドイツ兵と性的関係のあったフランス人女性が丸刈りにされる事例が多発しましたが、好きになった男性がたまたまドイツ人男性だったというケースも含まれていたこと。
第2は、丸刈りにされた女性の中には、性的関係のなかった者も多数含まれていたこと。「戦後、女性たちが丸刈りにされたのはドイツ人と性的関係を持ったためであったとされてきた。日常的に恐怖に晒されながら生活せねばならなかった人々を尻目に、ドイツ人将校と親しくなることで後ろ盾を得て、物質的豊かさを享受した女性たちだとされてきた。あるいは、若さゆえにドイツ人兵士と純粋に恋に落ちた女性たちとも考えられてきた」。「フランスの歴史家ファブリス・ヴィルジリによると、2万人いるとされる丸刈りの被害者のうち、実際にドイツ人兵士と性的関係を持っていた女性は半分にも満たない。残りの半分の女性たちは、経済的協力者、密告者、対独協力的組織に加入するなどしていた政治的協力者、枢軸国出身者であった」。
第3は、丸刈りにされた女性たちに同情的な著者が、59年後にその被害に遭った8名を尋ね当て、話を聴いた記録が本書ですが、当然のことながら、それぞれに事情を抱えていたこと。そして、戦後、「ナチス協力者」の烙印を押された彼女たちが困難に満ちた人生を送ったこと。
私が丸刈りにされた女性の存在を知ったのは、戦場写真家、ロバート・キャパが撮影し、「ライフ」に掲載されたシャルトルの女性の写真によってでした。道路に充満した大衆の野次を浴びながら、乳飲み子を守るように抱きかかえた丸刈りの女性が追い立てられています。
この他、本書には、●監獄に囚われた丸刈りの女性たち、●フランス北西部のジソールで丸刈りにされた女性、●トラックの荷台に立たされた10人以上の丸刈りのシェルブールの女性たち、●びっしりと人々で埋め尽くされたメッスのサン・ジャック広場の高台の上で丸刈りにされる下着姿の女性、●丸刈りにされた額に鉤十字を描かれたパリの女性――などの写真も収録されています。
2017年12月25日に日本でレビュー済み
うわぁ、胸くそ悪い話だな
日本の場合、丸刈りってのは自己反省の態度を示す行為である
往々にして強制されるわけだけどな
しかしフランスの場合には、裏切り者に対して身体を損壊するリンチになってる
それに加えてフランスではナチスに屈した側とレジスタンスをした側に分かれていて
そういうところでの複雑な心情がスケープゴートを求める状況になったのかもな
日本の場合、丸刈りってのは自己反省の態度を示す行為である
往々にして強制されるわけだけどな
しかしフランスの場合には、裏切り者に対して身体を損壊するリンチになってる
それに加えてフランスではナチスに屈した側とレジスタンスをした側に分かれていて
そういうところでの複雑な心情がスケープゴートを求める状況になったのかもな