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調査されるという迷惑: フィ-ルドに出る前に読んでおく本 単行本 – 2008/4/8
- 本の長さ118ページ
- 言語日本語
- 出版社みずのわ出版
- 発売日2008/4/8
- ISBN-104944173547
- ISBN-13978-4944173549
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登録情報
- 出版社 : みずのわ出版 (2008/4/8)
- 発売日 : 2008/4/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 118ページ
- ISBN-10 : 4944173547
- ISBN-13 : 978-4944173549
- Amazon 売れ筋ランキング: - 31,855位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1907年、山口県周防大島生まれ。大阪府立天王寺師範学校専攻科地理学専攻卒業。民俗学者。日本観光文化研究所所長、武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事などを務める。1981年没。同年勲三等瑞宝章(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 和泉の国の青春 (ISBN-13: 978-4896949568 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会調査をするならば、絶対に読むべき。ラポールを構築できないのは、相手のせいではなくて自分のせい。つまずいているならば、ぜひ読んでほしい。そして、頭を低く低く、視座は高く高く調査に行ってほしい。
2023年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フィールドの大切さを学ぶ者にとって格好の入門書である。その点で、一読に値する良書である。
2008年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『忘れられた日本人』などで知られる民俗学者、宮本常一氏の「調査地被害」という文章(1972年)を第1章とし、以後その問題意識を引き継いで、第2章から第7章まで安渓遊地氏がフィールドワークの経験にもとづいて「調査されるという迷惑」を語っている。
著者たちはこのブックレットを通して、野外調査(フィールド・ワーク)が、場合によっては調査対象となった地域の社会や資源を破壊することもあると警告している。
「おまえ、何をしに来た。なに調査だ? バカセなら毎年何十人もくるぞ」
調査地の一つ、西表島の人々から安渓遊地氏に浴びせられる言葉には、地域社会に対する学者の態度への怒りがはっきりと現れている。しかし、地域に良かれと思って行動すると今度は学者としての立場を放棄せざるを得ない事態が生じる。その問題についても安渓遊地氏は体験を語っている。
調査地被害に関しては、網野善彦『古文書返却の旅』(中公新書)も併読すると良いと思う。そこには宮本常一氏が返却していなかった対馬の古文書を約30年後に網野氏が返却する話が出ている。
著者たちはこのブックレットを通して、野外調査(フィールド・ワーク)が、場合によっては調査対象となった地域の社会や資源を破壊することもあると警告している。
「おまえ、何をしに来た。なに調査だ? バカセなら毎年何十人もくるぞ」
調査地の一つ、西表島の人々から安渓遊地氏に浴びせられる言葉には、地域社会に対する学者の態度への怒りがはっきりと現れている。しかし、地域に良かれと思って行動すると今度は学者としての立場を放棄せざるを得ない事態が生じる。その問題についても安渓遊地氏は体験を語っている。
調査地被害に関しては、網野善彦『古文書返却の旅』(中公新書)も併読すると良いと思う。そこには宮本常一氏が返却していなかった対馬の古文書を約30年後に網野氏が返却する話が出ている。
2022年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い本だが、問題なかった。
2020年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
織物工房です。特殊なもの作っているので、見学者がたくさん来ます。学生さんが卒論の調査のため来ます。
中には迷惑な人もいます そんな思いを仲間の工房とよくはなしをしていましたが、この本はある程度共感ができるものです。 が、では研究者、産地工房がどちらも良い結果とは?
中には迷惑な人もいます そんな思いを仲間の工房とよくはなしをしていましたが、この本はある程度共感ができるものです。 が、では研究者、産地工房がどちらも良い結果とは?
2017年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
会えない人の言葉に書籍で出会うことができる
「日本常民生活絵引」ISBN4-582-4855-6で
「~~昭和の日本」ISBN978-4-540-10223-3の題の名に気づき(←遅いよ!!!)
他にもイロイロ読んでいると 文中サリゲに登場する御方
いま読むタイミングっぽい(笑)
本のいいところは 手元に置いといて捨てなければ その気になったのに断られるな~んてない事♪
気分屋な自分にぴったり♥ 途中でストップしてもオコラナイwwwww
ツイッターみたいに流れないし 待っててくれるの有難い
「日本常民生活絵引」ISBN4-582-4855-6で
「~~昭和の日本」ISBN978-4-540-10223-3の題の名に気づき(←遅いよ!!!)
他にもイロイロ読んでいると 文中サリゲに登場する御方
いま読むタイミングっぽい(笑)
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気分屋な自分にぴったり♥ 途中でストップしてもオコラナイwwwww
ツイッターみたいに流れないし 待っててくれるの有難い
2018年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先生からの書評で紹介されていたので購入し読みました。調査される側の感情、迷惑など感触深く読みました。
2009年9月11日に日本でレビュー済み
この本をいただいた時 読んでいた小説を早めに読み上げて、さっそく読んでみた。
『調査されるという迷惑――フィールドに出る前に読んでおく本』
タイトル通りの本なのだが、
しかし、この小冊子が小説のようにおもしろいのはナゼか。
いや、この本の事実は小説よりもおもしろかった。
大学の先生のゼミに参加しているような本なのだが、
しかし、そこで上質の映画を見ているように引き込まれてしまうのはナゼか。
映画のタイトルは、たとえば「フィールド」とか Field でもよい。
「調査というものは地元のためにはならないで、かえって中央の力を少しずつ強めていく作用をしている場合が多く、しかも地元民の人のよさを利用して略奪するものが意外なほど多い」
という、第一章 調査地被害――される側のさまざまな迷惑(宮本常一)の最後の文章、
第二章 される側の声――聞き書き・調査地被害(安渓遊地)につづいて
第三章 「バカセなら毎年何十人もくるぞ」(安渓)
大学を出たばかりの著者(安渓)に浴びせかけられた調査地の人たちの言葉の数々が
おもわず、息をのむほど生々しく、するどい。
どこかに、おかしみも感じられるが。
調査被害にあった人たちの言葉をありのままに紹介するのは著者自身への自戒が込められている。
その自戒は現在進行形だ。想像をこえた世界だった。
そこに著者の研究に対する真摯で厳しい態度をみた。
第四章 フィールドでの「濃いかかわり」とその落とし穴(安渓)
著者(安渓)の体当たりの半生をかいま見る思い。
学者の概念を超え、フィールドは世界にまたがる。
じっさい、もう一つの小説か映画になりそうなテーマも含まれているのではないか。
調べるとは? コミュニケーションとはなにか?
社会とはなにか
学問とはなにか
人生とはなにか
さらには
人間とは何か
ということを考えさせられる内容だ。
この小冊子が、これほどのことを考えさせてくれるのはナゼなのか。読めばわかるさ。
ブログもTVも、調べて発表する、ということと無縁ではない。
学生でないあなたの日常生活のフィールドでも。
文化人類学の一番の基本「みんなちがってみんな変」P67
中国の革命家孫文の 「知るは難く、行うは易し」体が動かないのは頭でしかわかっていないからだ。こころから納得すれば自然に行動にあらわれる。P84
ほか、珠玉の言葉が、さりげなくちりばめられている。
『調査されるという迷惑――フィールドに出る前に読んでおく本』
タイトル通りの本なのだが、
しかし、この小冊子が小説のようにおもしろいのはナゼか。
いや、この本の事実は小説よりもおもしろかった。
大学の先生のゼミに参加しているような本なのだが、
しかし、そこで上質の映画を見ているように引き込まれてしまうのはナゼか。
映画のタイトルは、たとえば「フィールド」とか Field でもよい。
「調査というものは地元のためにはならないで、かえって中央の力を少しずつ強めていく作用をしている場合が多く、しかも地元民の人のよさを利用して略奪するものが意外なほど多い」
という、第一章 調査地被害――される側のさまざまな迷惑(宮本常一)の最後の文章、
第二章 される側の声――聞き書き・調査地被害(安渓遊地)につづいて
第三章 「バカセなら毎年何十人もくるぞ」(安渓)
大学を出たばかりの著者(安渓)に浴びせかけられた調査地の人たちの言葉の数々が
おもわず、息をのむほど生々しく、するどい。
どこかに、おかしみも感じられるが。
調査被害にあった人たちの言葉をありのままに紹介するのは著者自身への自戒が込められている。
その自戒は現在進行形だ。想像をこえた世界だった。
そこに著者の研究に対する真摯で厳しい態度をみた。
第四章 フィールドでの「濃いかかわり」とその落とし穴(安渓)
著者(安渓)の体当たりの半生をかいま見る思い。
学者の概念を超え、フィールドは世界にまたがる。
じっさい、もう一つの小説か映画になりそうなテーマも含まれているのではないか。
調べるとは? コミュニケーションとはなにか?
社会とはなにか
学問とはなにか
人生とはなにか
さらには
人間とは何か
ということを考えさせられる内容だ。
この小冊子が、これほどのことを考えさせてくれるのはナゼなのか。読めばわかるさ。
ブログもTVも、調べて発表する、ということと無縁ではない。
学生でないあなたの日常生活のフィールドでも。
文化人類学の一番の基本「みんなちがってみんな変」P67
中国の革命家孫文の 「知るは難く、行うは易し」体が動かないのは頭でしかわかっていないからだ。こころから納得すれば自然に行動にあらわれる。P84
ほか、珠玉の言葉が、さりげなくちりばめられている。