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終わりと始まり 単行本 – 1997/6/1
ヴィスワヴァ・シンボルスカ
(著),
沼野 充義
(翻訳)
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ヴィスワヴァ・シンボルスカ
- 本の長さ126ページ
- 言語日本語
- 出版社未知谷
- 発売日1997/6/1
- ISBN-104915841510
- ISBN-13978-4915841514
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登録情報
- 出版社 : 未知谷 (1997/6/1)
- 発売日 : 1997/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 126ページ
- ISBN-10 : 4915841510
- ISBN-13 : 978-4915841514
- Amazon 売れ筋ランキング: - 81,496位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 234位ロシア・東欧文学研究
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速かつ丁寧にご対応いただけました。
2019年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好き過ぎて、ポーランド語を学びたくなりました。
凭れかからず、強度を持つ言葉を紡ぐには、時間、心、空間、どれもたくさん必要で、世界中の1000人に2人が生きる道を少し動かしたと思います。
凭れかからず、強度を持つ言葉を紡ぐには、時間、心、空間、どれもたくさん必要で、世界中の1000人に2人が生きる道を少し動かしたと思います。
2019年8月23日に日本でレビュー済み
ポーランド語で書かれた詩が、日本語に置き換えられて22年。
本書のタイトルと同じ題名の詩があります、その中の一節。
誰かがほうきを持ったまま
いまだに昔のことを思い出す
誰かがもぎ取られなかった首を振り
うなづきながら聞いている
しかし、すぐそばではもう
退屈した人たちが
そわそわし始めるだろう
今年の8月にも、広島の、あの日、長崎の、あの日。そして敗戦の15日に私たちは、あの戦争を思い出す。
うなづきながら聞いた人もいるだろう。
この詩の、ほんの一部分の、この数行が光る。
思い出して語る人の隣で、もう、そわそわしている人は、何をしようとして、そわそわしているのか。
詩人は、遠い音に耳をすます。20年以上前に、もう、聞こえていた音を聞くために、今開きたい本。
夫の死を偲んで歌う「空っぽのアパートの猫」「眺めとの別れ」は、胸を打つ。
本書のタイトルと同じ題名の詩があります、その中の一節。
誰かがほうきを持ったまま
いまだに昔のことを思い出す
誰かがもぎ取られなかった首を振り
うなづきながら聞いている
しかし、すぐそばではもう
退屈した人たちが
そわそわし始めるだろう
今年の8月にも、広島の、あの日、長崎の、あの日。そして敗戦の15日に私たちは、あの戦争を思い出す。
うなづきながら聞いた人もいるだろう。
この詩の、ほんの一部分の、この数行が光る。
思い出して語る人の隣で、もう、そわそわしている人は、何をしようとして、そわそわしているのか。
詩人は、遠い音に耳をすます。20年以上前に、もう、聞こえていた音を聞くために、今開きたい本。
夫の死を偲んで歌う「空っぽのアパートの猫」「眺めとの別れ」は、胸を打つ。
2013年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学といわれる所以がよくわかる詩集。研ぎ澄まされた表現のあちこちに、単なる皮肉屋ではないすがすがしさを感じる。亡くなられたと聞いたときは大きな喪失感を覚えた。、石内都「ひろしま」の中に「世紀の没落」が記されていたことが彼女の詩を知ったきっかけだった。それ以来さまざまな彼女の詩集を読み、ますます好きになった。政治への厳しい目線、男性へのさめたようなあきらめたような目線、そして猫への優しいまなざし、対象が変わるたびにまなざしと表現が変貌する彼女の表現に魅せられた。
2011年5月23日に日本でレビュー済み
言葉は平易だ。しかし、ここに紡がれていることばは深く、時に重い。
ポーランドの詩人ヴィスワヴァ・シンボルスカは1923年にポーランド西部のブニンという小さな町に生まれ、45年に詩人としてデビューしている。それほど周知でもないような気がするが1996年にノーベル文学賞を得ているが、受賞は嬉しいが静かな生活が乱されるのが怖いというような人柄だという。当方、今回初めてこの詩を読んだし、その名も知った次第だ。
ここにある言葉は個のあり方、その尊厳を一貫して擁護し、普遍や全体化を退けるが所謂ミニマリズムとは対極にある。普遍や全体主義の苛烈な暴力の忌避には、当然シンボルスカが暮らしたポーランドの状況が色濃い。その詳細は巻末の訳者解説に詳しい。
ミニマリズムと対極にあるというのは、その言葉が今日のアジア読者、特に現在のニッポンの読者にもビシリと届いてくるということだ。それ以上はくだくだ言うまい。
≪誰かが瓦礫を道端に 押しやらなければならない 死体をいっぱい積んだ 荷車が通れるように
誰かがはまりこんで苦労しなければ 泥と灰の中に 長椅子のスプリングに ガラスのかけらに
血みどろのぼろ布の中に≫ 「終わりと始まり」
この詩は≪戦争が終わるたびに 誰かが後片付けをしなければならない 物事がひとりでに 片づいてくれるわけではないのだから≫から始まる。
≪ヒロシマがあるところでは またもやヒロシマが繰りかえされ 日用品がたくさん製造される≫ 「現実が要求する」
訳者の沼野充義の解説文では本詩集以外からの作品が紹介されている。
≪こんなに魅力があるのに、島には人がいない 浜辺に見える小さな足跡は
一つ残らず海のほうに向っている
まるで人はここから立ち去るだけで 深みに沈んで二度と帰ってこないかのよう
理解しがたい生の中に沈んで≫ 「ユートピア」
≪秩序の地獄よりは混沌の地獄のほうがいい 新聞の一面よりはグリム童話のほうがいい
葉のない花よりは花のない葉のほうがいい≫ 「可能性」
≪なにごとも二度は起こらない
けっして だからこそ
人は生まれることにも上達せず
死ぬ経験を積むこともできない≫ 「なにごとも二度は」
訳者解説の前にはノーベル文学賞受賞の記念講演が再録してある。
≪平凡なもの、普通のものなど何もありません。どんな石だって、その上に浮かぶどんな雲だって。どんな昼であっても、その後に来るどんな夜であっても。そして、とりわけ、この世界の中に存在するということ、誰のものでもないその存在も。そのどれ一つを取っても、普通ではないのです≫
ポーランドの詩人ヴィスワヴァ・シンボルスカは1923年にポーランド西部のブニンという小さな町に生まれ、45年に詩人としてデビューしている。それほど周知でもないような気がするが1996年にノーベル文学賞を得ているが、受賞は嬉しいが静かな生活が乱されるのが怖いというような人柄だという。当方、今回初めてこの詩を読んだし、その名も知った次第だ。
ここにある言葉は個のあり方、その尊厳を一貫して擁護し、普遍や全体化を退けるが所謂ミニマリズムとは対極にある。普遍や全体主義の苛烈な暴力の忌避には、当然シンボルスカが暮らしたポーランドの状況が色濃い。その詳細は巻末の訳者解説に詳しい。
ミニマリズムと対極にあるというのは、その言葉が今日のアジア読者、特に現在のニッポンの読者にもビシリと届いてくるということだ。それ以上はくだくだ言うまい。
≪誰かが瓦礫を道端に 押しやらなければならない 死体をいっぱい積んだ 荷車が通れるように
誰かがはまりこんで苦労しなければ 泥と灰の中に 長椅子のスプリングに ガラスのかけらに
血みどろのぼろ布の中に≫ 「終わりと始まり」
この詩は≪戦争が終わるたびに 誰かが後片付けをしなければならない 物事がひとりでに 片づいてくれるわけではないのだから≫から始まる。
≪ヒロシマがあるところでは またもやヒロシマが繰りかえされ 日用品がたくさん製造される≫ 「現実が要求する」
訳者の沼野充義の解説文では本詩集以外からの作品が紹介されている。
≪こんなに魅力があるのに、島には人がいない 浜辺に見える小さな足跡は
一つ残らず海のほうに向っている
まるで人はここから立ち去るだけで 深みに沈んで二度と帰ってこないかのよう
理解しがたい生の中に沈んで≫ 「ユートピア」
≪秩序の地獄よりは混沌の地獄のほうがいい 新聞の一面よりはグリム童話のほうがいい
葉のない花よりは花のない葉のほうがいい≫ 「可能性」
≪なにごとも二度は起こらない
けっして だからこそ
人は生まれることにも上達せず
死ぬ経験を積むこともできない≫ 「なにごとも二度は」
訳者解説の前にはノーベル文学賞受賞の記念講演が再録してある。
≪平凡なもの、普通のものなど何もありません。どんな石だって、その上に浮かぶどんな雲だって。どんな昼であっても、その後に来るどんな夜であっても。そして、とりわけ、この世界の中に存在するということ、誰のものでもないその存在も。そのどれ一つを取っても、普通ではないのです≫