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街場の憂国会議 日本はこれからどうなるのか (犀の教室) 単行本 – 2014/5/1
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アベ総理!
日本を沈ませる
おつもりですか?
特定秘密保護法を成立させ、集団的自衛権の行使を主張し、
民主制の根幹をゆるがす安倍晋三政権とその支持勢力は、
いったい日本をどうしようとしているのか?
彼らが始めたこのプロセスの中で、日本はどうなってしまうのか?
未曽有の危機的状況を憂う、内田樹、小田嶋隆、想田和弘、高橋源一郎、
中島岳志、中野晃一、平川克美、孫崎享、鷲田清一の9名の論者が、
この国で今何が起きつつありこれから何が起こるのかを検証・予測する緊急論考集。
「とりかえしのつかないこと」が起きる前に、状況の先手を取る思想がいま求められている!
【目次】
まえがき 内田樹
株式会社化する国民国家 内田樹
「気分」が作る美しい国ニッポン 小田嶋隆
安倍政権による「民主主義の解体」が意味するもの 想田和弘
安倍さん(とお友だち)のことば 高橋源一郎
空気と忖度のポリティクス──問題は私たちの内側に存在する 中島岳志
国民国家の葬式を誰が出すのか 中野晃一
オレ様化する権力者とアノニマスな消費者 平川克美
戦後最も危険な政権──安倍政権研究 孫崎享
フォロワーシップの時代──「経世済民」を担うのはだれか? 鷲田清一
日本を沈ませる
おつもりですか?
特定秘密保護法を成立させ、集団的自衛権の行使を主張し、
民主制の根幹をゆるがす安倍晋三政権とその支持勢力は、
いったい日本をどうしようとしているのか?
彼らが始めたこのプロセスの中で、日本はどうなってしまうのか?
未曽有の危機的状況を憂う、内田樹、小田嶋隆、想田和弘、高橋源一郎、
中島岳志、中野晃一、平川克美、孫崎享、鷲田清一の9名の論者が、
この国で今何が起きつつありこれから何が起こるのかを検証・予測する緊急論考集。
「とりかえしのつかないこと」が起きる前に、状況の先手を取る思想がいま求められている!
【目次】
まえがき 内田樹
株式会社化する国民国家 内田樹
「気分」が作る美しい国ニッポン 小田嶋隆
安倍政権による「民主主義の解体」が意味するもの 想田和弘
安倍さん(とお友だち)のことば 高橋源一郎
空気と忖度のポリティクス──問題は私たちの内側に存在する 中島岳志
国民国家の葬式を誰が出すのか 中野晃一
オレ様化する権力者とアノニマスな消費者 平川克美
戦後最も危険な政権──安倍政権研究 孫崎享
フォロワーシップの時代──「経世済民」を担うのはだれか? 鷲田清一
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日2014/5/1
- ISBN-104794968140
- ISBN-13978-4794968142
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商品の説明
著者について
内田樹(うちだ・たつる)
1950年東京都生まれ。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。
小田嶋隆(おだじま・たかし)
1956年東京都生まれ。コラムニスト。
想田和弘(そうだ・かずひろ)
1970年栃木県生まれ。映画作家。
高橋源一郎(たかはし・げんいちろう)
1951年広島県生まれ。作家、文芸評論家。明治学院大学国際学部教授。
中島岳志(なかじま・たけし)
1975年大阪府生まれ。北海道大学大学院法学研究科准教授。
中野晃一(なかの・こういち)
1970年東京都生まれ。上智大学国際教養学部教授/同大学グローバル・コンサーン研究所所長。
平川克美(ひらかわ・かつみ)
1950年東京都生まれ。事業家。文筆家。立教大学MBA特任教授。
孫崎享(まごさき・うける)
1943年旧満州国鞍山生まれ。評論家。元防衛大学校教授。
鷲田清一(わしだ・きよかず)
1949年京都府生まれ。大谷大学文学部教授、せんだいメディアテーク館長。
1950年東京都生まれ。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。
小田嶋隆(おだじま・たかし)
1956年東京都生まれ。コラムニスト。
想田和弘(そうだ・かずひろ)
1970年栃木県生まれ。映画作家。
高橋源一郎(たかはし・げんいちろう)
1951年広島県生まれ。作家、文芸評論家。明治学院大学国際学部教授。
中島岳志(なかじま・たけし)
1975年大阪府生まれ。北海道大学大学院法学研究科准教授。
中野晃一(なかの・こういち)
1970年東京都生まれ。上智大学国際教養学部教授/同大学グローバル・コンサーン研究所所長。
平川克美(ひらかわ・かつみ)
1950年東京都生まれ。事業家。文筆家。立教大学MBA特任教授。
孫崎享(まごさき・うける)
1943年旧満州国鞍山生まれ。評論家。元防衛大学校教授。
鷲田清一(わしだ・きよかず)
1949年京都府生まれ。大谷大学文学部教授、せんだいメディアテーク館長。
登録情報
- 出版社 : 晶文社 (2014/5/1)
- 発売日 : 2014/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 312ページ
- ISBN-10 : 4794968140
- ISBN-13 : 978-4794968142
- Amazon 売れ筋ランキング: - 540,306位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,863位日本の政治
- - 91,621位ノンフィクション (本)
- - 145,339位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950(昭和25)年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想。ブログ「内田樹の研究室」を拠点に武道(合気道六段)、ユダヤ、教育、アメリカ、中国、メディアなど幅広いテーマを縦横無尽に論じて多くの読者を得ている。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞受賞、『日本辺境論』(新潮新書)で第三回新書大賞を受賞。二〇一〇年七月より大阪市特別顧問に就任。近著に『沈む日本を愛せますか?』(高橋源一郎との共著、ロッキング・オン)、『もういちど村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)、『武道的思考』(筑摩選書)、『街場のマンガ論』(小学館)、『おせっかい教育論』(鷲田清一他との共著、140B)、『街場のメディア論』(光文社新書)、『若者よ、マルクスを読もう』(石川康宏との共著、かもがわ出版)などがある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年8月18日に日本でレビュー済み
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各人各様の視点と熱情がそれぞれの文体に乗って、弛みの無い意見を吸収させてもらいました。ウィットも憤りも緻密な事実認定の積み重ねから迫っていただき興味深く読めました。最終の鷲田先生の知性の覚悟に姿勢を正されました。今まで読んだことの無かった(不思議だけど)高橋源一郎さんの文章が、私の肌に密着するようで好きになりました(文章がですよ)。
2021年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内田樹を編集者として、小田嶋隆や鷲田清一、高橋源一郎、孫崎亨、中島岳志などの論者が、今の日本の危うさを論じている。
面白い論者もいれば、そうでない論者もいるのだが、ただ多くの論者が共通して指摘していることは、国民国家という20世紀の枠組みが今、大きく崩れようとしているという時代認識である。
国民国家はすでに半分以上壊れかかっているが、かといってそれに代わるものは何も生まれていない。
強欲なマネーゲームを展開するグローバリズムが、国民国家を解体し、その次に生まれるのは殺伐としたマネーゲームの勝者と敗者との格差に二極化した社会である。
そしてこうしたグローバリズムへの強引な転換をもたらすために、安倍さんと、そのお友達が多用している手法がナショナリズムである、と。
本来、グローバリズムによって不利益を被るはずの多くの人々を巻き込むためにこそ、ナショナリズムの鼓吹であるのだと。
おおむね、そうだろうと思う。
でも、既視感がある。
何十年も前に言っていたことが、今改めて語られているような既視感。
そんなことを言っても仕方のないことではあるのだが・・・。
面白い論者もいれば、そうでない論者もいるのだが、ただ多くの論者が共通して指摘していることは、国民国家という20世紀の枠組みが今、大きく崩れようとしているという時代認識である。
国民国家はすでに半分以上壊れかかっているが、かといってそれに代わるものは何も生まれていない。
強欲なマネーゲームを展開するグローバリズムが、国民国家を解体し、その次に生まれるのは殺伐としたマネーゲームの勝者と敗者との格差に二極化した社会である。
そしてこうしたグローバリズムへの強引な転換をもたらすために、安倍さんと、そのお友達が多用している手法がナショナリズムである、と。
本来、グローバリズムによって不利益を被るはずの多くの人々を巻き込むためにこそ、ナショナリズムの鼓吹であるのだと。
おおむね、そうだろうと思う。
でも、既視感がある。
何十年も前に言っていたことが、今改めて語られているような既視感。
そんなことを言っても仕方のないことではあるのだが・・・。
2014年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
偉大なる常識の人、内田樹。
武道家として長年培って来た、外界に対する鋭い感受性によって、今の世界を見通して行こうとする視点に、突出した斬新さはない。
しかし、迫り来る敵に鋭く対峙して、瞬時に安全へと行動する、武道家としての能力を最大限に発揮しての社会状況の把握には、一聴に値する確かさがある。
各人のものの見方の係留点ともなり得る内田。この度は、きな臭く暴走する安倍晋三という人物とその政権について、それを深く憂慮する同志8名を指名して編んだのが本書である。
同志8名とそのタイトルは以下の通り。
・小田嶋隆:「気分」が作る美しい国ニッポン
・想田和弘:安倍政権による「民主主義の解体」が意味するもの
・高橋源一郎:安倍さん(とお友だち)のことば
・中島岳志:空気と忖度のポリティクス――問題は私たちの内側に存在する
・中野晃一:国民国家の葬式を誰が出すのか
・平川克美:オレ様化する権力者とアノニマスな消費者
・孫崎亨:戦後最も危険な政権――安倍政権研究
・鷲田清一:フォロワーシップの時代――「経世済民」を担うのはだれか?
これに先立つ内田の基調報告が、株式会社化する国民国家。
これで本書の概要はお解り頂けるだろう。
世界は、資本主義社会の最終局面に至っている。その趨勢にあって、それを超える何ものかを模索するのではなく、資本主義の宿命である、成長・発展という概念に身も世もなくしがみついて、世界と国民から収奪しようと浅ましく狂奔している、安倍晋三という男が率いる政権の偏狭・頑迷さが、本書ではつぶさに明かされる。
断末魔の足掻きとも見える資本主義の暴走に加担する安倍晋三とその一派は、<神>なる資本主義に奉仕するために、民主制をやすやすと踏み倒し、国粋主義を標榜するファシズムをも手段として、武力行使をその手段として辞さない。<国栄えて、国民死す>という日本を作ろうとしている。
九人によって様々に語られる、お騒がせ政権が生み出す極めて危険な情況。それらを私たちは日常、感覚的に<漠然と危険だ>と感じる。本書はその感覚を<はっきりと危険だ>と言語化してくれる。
しかしその言語化の過程で引用される資料の多くは、孫崎の例でも解るように、私たちが日常、普通に目にすることができる新聞各紙であり、インターネットであり…。その気にさえなれば、同レヴェルの見解は、私たちでも述べることができる性格のものなのだ。
これはあくまでも、現在の日本が抱える、安倍晋三という男が作りだす危機についての現状分析の書。2014年5月10日初版と、時宜を得た出版である。しかし、現状の変革と未来の創造についての論考は、今後に俟たざるを得ない。
本書で注目すべき発言は、中島岳志と高橋源一郎。
中島は、私たちの中にある、空気を読むことから生まれる忖度(そんたく)という行為の結果としての自己規制の心理に警鐘を鳴らしている。いつの時代も、その心性が暴走に加担して来たのだと。改めて、自戒しようではないか。
高橋はある種、痛快である。安倍さんとそのお友だちの言説を丹念にあたって、彼らが私たちを批判・揶揄している言葉そのままを、に彼らがまさに実践しているのだという事実を明かしているのだから。忙しい中、彼らの本を多数、読みこんだ高橋の労力には、大いに敬意を表したい。
本書の多くは、書かれたものではなく、語られたもののように、大変に読みやすく解りやすい。半日もあれば読み通すことができる。各人が感覚的に捉えたことの確認点として本書を活用して、安倍晋三という人間を超えて、新たな社会を創造して行く方法について、様々に考えを巡らそうではないか。
武道家として長年培って来た、外界に対する鋭い感受性によって、今の世界を見通して行こうとする視点に、突出した斬新さはない。
しかし、迫り来る敵に鋭く対峙して、瞬時に安全へと行動する、武道家としての能力を最大限に発揮しての社会状況の把握には、一聴に値する確かさがある。
各人のものの見方の係留点ともなり得る内田。この度は、きな臭く暴走する安倍晋三という人物とその政権について、それを深く憂慮する同志8名を指名して編んだのが本書である。
同志8名とそのタイトルは以下の通り。
・小田嶋隆:「気分」が作る美しい国ニッポン
・想田和弘:安倍政権による「民主主義の解体」が意味するもの
・高橋源一郎:安倍さん(とお友だち)のことば
・中島岳志:空気と忖度のポリティクス――問題は私たちの内側に存在する
・中野晃一:国民国家の葬式を誰が出すのか
・平川克美:オレ様化する権力者とアノニマスな消費者
・孫崎亨:戦後最も危険な政権――安倍政権研究
・鷲田清一:フォロワーシップの時代――「経世済民」を担うのはだれか?
これに先立つ内田の基調報告が、株式会社化する国民国家。
これで本書の概要はお解り頂けるだろう。
世界は、資本主義社会の最終局面に至っている。その趨勢にあって、それを超える何ものかを模索するのではなく、資本主義の宿命である、成長・発展という概念に身も世もなくしがみついて、世界と国民から収奪しようと浅ましく狂奔している、安倍晋三という男が率いる政権の偏狭・頑迷さが、本書ではつぶさに明かされる。
断末魔の足掻きとも見える資本主義の暴走に加担する安倍晋三とその一派は、<神>なる資本主義に奉仕するために、民主制をやすやすと踏み倒し、国粋主義を標榜するファシズムをも手段として、武力行使をその手段として辞さない。<国栄えて、国民死す>という日本を作ろうとしている。
九人によって様々に語られる、お騒がせ政権が生み出す極めて危険な情況。それらを私たちは日常、感覚的に<漠然と危険だ>と感じる。本書はその感覚を<はっきりと危険だ>と言語化してくれる。
しかしその言語化の過程で引用される資料の多くは、孫崎の例でも解るように、私たちが日常、普通に目にすることができる新聞各紙であり、インターネットであり…。その気にさえなれば、同レヴェルの見解は、私たちでも述べることができる性格のものなのだ。
これはあくまでも、現在の日本が抱える、安倍晋三という男が作りだす危機についての現状分析の書。2014年5月10日初版と、時宜を得た出版である。しかし、現状の変革と未来の創造についての論考は、今後に俟たざるを得ない。
本書で注目すべき発言は、中島岳志と高橋源一郎。
中島は、私たちの中にある、空気を読むことから生まれる忖度(そんたく)という行為の結果としての自己規制の心理に警鐘を鳴らしている。いつの時代も、その心性が暴走に加担して来たのだと。改めて、自戒しようではないか。
高橋はある種、痛快である。安倍さんとそのお友だちの言説を丹念にあたって、彼らが私たちを批判・揶揄している言葉そのままを、に彼らがまさに実践しているのだという事実を明かしているのだから。忙しい中、彼らの本を多数、読みこんだ高橋の労力には、大いに敬意を表したい。
本書の多くは、書かれたものではなく、語られたもののように、大変に読みやすく解りやすい。半日もあれば読み通すことができる。各人が感覚的に捉えたことの確認点として本書を活用して、安倍晋三という人間を超えて、新たな社会を創造して行く方法について、様々に考えを巡らそうではないか。
2014年6月5日に日本でレビュー済み
内田樹さんにお勧めいただいたこの書、
ヤンキーが担ぐ安倍ちゃん内閣がいかに幼稚でファシズムな、戦後最悪の寡頭世襲政権であるかを、9人の論客がそれぞれの立場で分かりやすく解説してくださっており、賢者たちの憂国に対する思慮深さに感心させられるばかりです。
自分で脱皮できない蛇はやがて死にますが、誇大妄想を抱くばかりで寒さに耐え忍ぶ時代に、支え合いを知らない人間は越冬さえもできません。
安倍さん、政策が失敗すれば自分が責任をとると啖呵を切られるのは潔いとして、他国と競い合う虚構の経済成長はもうそろそろ終わりにしませんか?
成熟期を過ぎ人口減少に向かうこれからの国民は、誰がリーダーになってもサブにまわっても相身互い助け合える地域共同体、有限な地球資源を無限に有効活用し合えるオプティマルなダウンサイジング社会、物を大切に使う慎ましやかな生活こそ日本が目指す道だと思います。
ヤンキーが担ぐ安倍ちゃん内閣がいかに幼稚でファシズムな、戦後最悪の寡頭世襲政権であるかを、9人の論客がそれぞれの立場で分かりやすく解説してくださっており、賢者たちの憂国に対する思慮深さに感心させられるばかりです。
自分で脱皮できない蛇はやがて死にますが、誇大妄想を抱くばかりで寒さに耐え忍ぶ時代に、支え合いを知らない人間は越冬さえもできません。
安倍さん、政策が失敗すれば自分が責任をとると啖呵を切られるのは潔いとして、他国と競い合う虚構の経済成長はもうそろそろ終わりにしませんか?
成熟期を過ぎ人口減少に向かうこれからの国民は、誰がリーダーになってもサブにまわっても相身互い助け合える地域共同体、有限な地球資源を無限に有効活用し合えるオプティマルなダウンサイジング社会、物を大切に使う慎ましやかな生活こそ日本が目指す道だと思います。
2014年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨年末の特定秘密保護法の成立を民主制の危機と受け止めた9名による評論集。
九人九色で、様々な角度から論じられていて、日本がかなり危険な状況に入りつつあることを否が応でも思い知らされる。
編者の内田樹は、「株式会社化する国民国家」と題して、自分が負うべきリスクを他の誰かに押しつける構造になりつつある国家のあり方にNOを突きつけている。(株式会社の原型は東インド会社にまで遡り、きっかけは船を仕立てた商人たちが航海ごとに出資者を募って、「航海が成功すると配当を行い、船が沈んだらそれっきり」という仕組みだったという)
映画作家の想田和弘は、「自民党憲法改革草案」を読み込むことで、阿倍政権が民主主義の解体を目論んでいることを焙り出す、。
作家の高橋源一郎の文章が出色だ。「阿倍さん、(とお友だち)のことば」を引用しつつ、文学の言葉で、<褒め殺し>の技を繰り出している。『カラマーゾフの兄弟』や『トム・ソーヤーの冒険』が飛び出してくるのは痛快。「ねじれ」に対しては「複雑なものを複雑なままで理解しようとする試み」を勧め、「教育」に対しては「教室から脱走しようとした深い理由」について言及している。わずか26ページの文章ではあるが、政治を根底的に批判するためには文学の言葉しかないと思わせる見事な文体であり、味わい深い。
九人九色で、様々な角度から論じられていて、日本がかなり危険な状況に入りつつあることを否が応でも思い知らされる。
編者の内田樹は、「株式会社化する国民国家」と題して、自分が負うべきリスクを他の誰かに押しつける構造になりつつある国家のあり方にNOを突きつけている。(株式会社の原型は東インド会社にまで遡り、きっかけは船を仕立てた商人たちが航海ごとに出資者を募って、「航海が成功すると配当を行い、船が沈んだらそれっきり」という仕組みだったという)
映画作家の想田和弘は、「自民党憲法改革草案」を読み込むことで、阿倍政権が民主主義の解体を目論んでいることを焙り出す、。
作家の高橋源一郎の文章が出色だ。「阿倍さん、(とお友だち)のことば」を引用しつつ、文学の言葉で、<褒め殺し>の技を繰り出している。『カラマーゾフの兄弟』や『トム・ソーヤーの冒険』が飛び出してくるのは痛快。「ねじれ」に対しては「複雑なものを複雑なままで理解しようとする試み」を勧め、「教育」に対しては「教室から脱走しようとした深い理由」について言及している。わずか26ページの文章ではあるが、政治を根底的に批判するためには文学の言葉しかないと思わせる見事な文体であり、味わい深い。
2016年1月28日に日本でレビュー済み
名を連ねているのはそうそうたる左翼メンバーですが(中島岳志氏は出版後に自分以外の文章を読んで後悔しなかったのだろうか)、どなたも顔を真っ赤にして自分の思い通りにならない現状を叫び、安倍総理に向かって吠えているという、なんてことの無い内容でした。妄想がひどくまるで共産党の主張のようでもありました(恐らく論者たちの支持政党は共産党です)。なぜ安倍政権が支持され、自分たちの思い通りになっていないのか。もしかして自分たちの主張におかしなところがあるのではないか?という謙虚さや気付きは「皆無」ですので、安倍政権は当分の間は安泰だろうなと確信したのであります。
まず、個人ブログや2ちゃんねるのような”便所の落書き”ならまだしも、こういったきちんとした形で出された論考の中で相手を見下すために「ネトウヨ」という単語を使ってしまっているのは、それだけで負けているのと同じです(先日読んだ池上彰氏の本でも使っていました)。まともな議論では負けてしまうので「ネトウヨ」という言葉を使うことで自分が上になったような気になっているわけで、そんな文章を読んでも「程度が低いな」と思うわけです。現状に地団太を踏んでいるサヨクの皆さまは、読むと気持ちが良くなるのかもしれません。
反論が出来ないと黙ってしまうのがあちらの皆さまですが(安保法に反対するママの会のように)、今回の本には開いた口が塞がらなくなるような反論がありました。信濃毎日新聞にも時々登場する高橋源一郎氏(*明治学院大教授)の論考です。彼の主張を見れば分かりやすいですが、なんだ、結局サヨクとはやっぱりこの程度のものなのか、と呆れるような本でした。
(p142-p143)
”日教組を中心とする「自虐史観」の持ち主たちが、子どもたちを洗脳してきた結果が、現在の日本なのだ、というのである。安倍さんは、「教育問題」を重視している。その際、拠り所となるのが、このような考え方であると思って、間違いない。 (略) わたしは、「自虐教育」が子どもたちの心を蝕んだというのは、明らかに事実誤認だと考えている。なぜなら、
『子どもたちは教師の話なんか聞いていないから』(太字で強調)である。
もう一回、確認のために(なんか、暗証番号を入れるみたい)、書く。
『子どもたちは教師の話なんか聞いていないから』(太字で強調)である。
それが「自虐史観」だろうと「愛国教育」だろうと、子どもというものは、先生の話をマジメに聞いたりはしない。”
だから自虐史観を教えても子供たちに影響はないのだそうです(*自虐史観のお陰で日本を捨てアメリカにまで行った私がプルプル…としながら読んだ箇所です)。読めば読むほどサヨクとは「無知と不勉強」ではないかと思うわけです。
まず、個人ブログや2ちゃんねるのような”便所の落書き”ならまだしも、こういったきちんとした形で出された論考の中で相手を見下すために「ネトウヨ」という単語を使ってしまっているのは、それだけで負けているのと同じです(先日読んだ池上彰氏の本でも使っていました)。まともな議論では負けてしまうので「ネトウヨ」という言葉を使うことで自分が上になったような気になっているわけで、そんな文章を読んでも「程度が低いな」と思うわけです。現状に地団太を踏んでいるサヨクの皆さまは、読むと気持ちが良くなるのかもしれません。
反論が出来ないと黙ってしまうのがあちらの皆さまですが(安保法に反対するママの会のように)、今回の本には開いた口が塞がらなくなるような反論がありました。信濃毎日新聞にも時々登場する高橋源一郎氏(*明治学院大教授)の論考です。彼の主張を見れば分かりやすいですが、なんだ、結局サヨクとはやっぱりこの程度のものなのか、と呆れるような本でした。
(p142-p143)
”日教組を中心とする「自虐史観」の持ち主たちが、子どもたちを洗脳してきた結果が、現在の日本なのだ、というのである。安倍さんは、「教育問題」を重視している。その際、拠り所となるのが、このような考え方であると思って、間違いない。 (略) わたしは、「自虐教育」が子どもたちの心を蝕んだというのは、明らかに事実誤認だと考えている。なぜなら、
『子どもたちは教師の話なんか聞いていないから』(太字で強調)である。
もう一回、確認のために(なんか、暗証番号を入れるみたい)、書く。
『子どもたちは教師の話なんか聞いていないから』(太字で強調)である。
それが「自虐史観」だろうと「愛国教育」だろうと、子どもというものは、先生の話をマジメに聞いたりはしない。”
だから自虐史観を教えても子供たちに影響はないのだそうです(*自虐史観のお陰で日本を捨てアメリカにまで行った私がプルプル…としながら読んだ箇所です)。読めば読むほどサヨクとは「無知と不勉強」ではないかと思うわけです。