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地元を生きる―沖縄的共同性の社会学 単行本 – 2020/10/6
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膨大なフィールドワークから浮かび上がる、教員、公務員、飲食業、建築労働者、風俗嬢…… さまざまな職業の人びとの「沖縄の人生」。
ここにあるのは、私たちがたまたま出会った、小さな、ささやかな断片的な記録である。しかしこの「生活の欠片たち」を通じて、私たちなりのやり方で沖縄社会を描こうと思う。
私たち日本人は、一方で「共同性の楽園」のなかでのんびりと豊かに生きる沖縄人のイメージを持ちながら、他方で同時にその頭上に戦闘機を飛ばし、貧困と基地を押し付けている。本書は、少なくともそうした沖縄イメージから離脱し、沖縄的共同体に対するロマンティックな植民地主義的イメージが、基地や貧困とどのように結びついているかを、日本人自身が理解するための、ささやかな、ほんとうに小さな一歩でもあるのだ。
―――序文より
●著者紹介
岸 政彦
立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。社会学。専門は沖縄、生活史、社会調査方法論。主な著作に『同化と他者化──戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版、2013年)、『街の人生』(勁草書房、2014年)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社、2015年、紀伊國屋じんぶん大賞2016受賞)、『質的社会調査の方法──他者の合理性の理解社会学』(石岡丈昇・丸山里美と共著、有斐閣、2016年)、『ビニール傘』(新潮社、2017年、第156回芥川賞候補、第30回三島賞候補)、『はじめての沖縄』(新曜社よりみちパン! セ、2018年)、『マンゴーと手榴弾』(勁草書房、2018年)、『社会学はどこから来てどこへ行くのか』(北田暁大・筒井淳也・稲葉振一郎と共著、有斐閣、2018年)、『図書室』(新潮社、2019年、第32回三島賞候補)など。
打越正行
和光大学現代人間学部講師、特定非営利活動法人 社会理論・動態研究所研究員。専門は、社会学、沖縄、参与観察法。主な著作に『ヤンキーと地元――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち』(筑摩書房、2019年)、『サイレント・マジョリティとは誰か――フィールドから学ぶ地域社会学』(川端浩平ほか編著、ナカニシヤ出版、2018年)、『最強の社会調査入門――これから質的調査をはじめる人のために』(木下衆ほか編、ナカニシヤ出版、2016年)、『持続と変容の沖縄社会――沖縄的なるものの現在』(谷富夫ほか編著、2014年、ミネルヴァ書房)など。
上原健太郎
大阪市立大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科講師。社会学。主な専門は沖縄の若者の就労問題。主な著作に、『社会再構築の挑戦』(谷富夫他と共著、ミネルヴァ書房、近刊)、『ふれる社会学』(ケイン樹里安と共編著、北樹出版、2019年)、『いろいろあるコミュニケーションの社会学Ver.2.0』(有田亘・松井広志と共著、北樹出版、2018年)、『持続と変容の沖縄社会――沖縄的なるものの現在』(谷富夫他と共著、ミネルヴァ書房2014年、)など。
上間陽子
東京都立大学博士課程退学、琉球大学教育学研究科教授。専攻は教育学。これまで学校から逸脱する少年・少女や沖縄の貧困などについて学校内・学校外から調査してきた。主な著作に、『若者と貧困』(湯浅誠・冨樫匡考、仁平典宏との共編、明石書店、2009年)、『裸足で逃げる――沖縄の夜の街の少女たち』(太田出版、2017年)、『沖縄貧困白書』(加藤彰彦・ 鎌田佐多子・金城隆一・小田切忠人との共編、かもがわ出版、2017年)、『誰も置き去りにしない社会へ』(平松知子・鳫咲子ほか共著、新日本出版社、2018年)など。
カバー写真:宇壽山貴久子
●主な内容
序文――沖縄にとって「地元」とは何か(岸 政彦)
第一章 沖縄の階層格差と共同性(上原健太郎)
一 沖縄の経済と階層
二 「共同体の島」としての沖縄
第二章 距離化――安定層の生活史(岸 政彦)
一 安定層の生活史調査
二 「よそ者はよそ者なんですね」――公務員・男性・一九六四年生まれ
三 「沖縄ってすごく階層社会」――教員・男性・一九五五年生まれ
四 「彼方にある沖縄」――教員・男性・一九五五年生まれ
五 「地元捨てたんですよね」――高校教師・女性・一九七二年生まれ
第三章 没入――中間層の生活史(上原健太郎)
はじめに
一 調査概要
二 タカヤの「夢」
三 地元の同級生と合流
四 若者集団Yの結成
五 オープン間近の状況
六 ネットワークの活用・創造・維持
七 互酬性と没入
おわりに
第四章 排除I――不安定層の男たち(打越正行)
はじめに――終わらないパシリ
一 暴走族のアジトへ
二 暴走族から建築業へ
三 沖縄的共同体の外部に生きる――<共同体からの排除><; br> 四 終わらないパシリ――<共同体への拘束><; br> 五 沖縄の下層の若者と共同体
エピローグ
第五章 排除II――ひとりで生きる(上間陽子)
はじめに――沖縄の地域社会
一 援助交際開始・前
二 家を出る
三 家に帰る
四 帰ってきた場所といま
あとがき
- 本の長さ472ページ
- 言語日本語
- 出版社ナカニシヤ出版
- 発売日2020/10/6
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104779514975
- ISBN-13978-4779514975
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生活史論集 | 地元を生きる―沖縄的共同性の社会学 | 同化と他者化 ―戦後沖縄の本土就職者たち | |
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価格 | ¥3,960¥3,960 | ¥3,520¥3,520 | ¥3,960¥3,960 |
岸 政彦 編 | 岸 政彦・打越正行・上原健太郎・上間陽子 著 | 岸 政彦 著 | |
出版年月 | 2022/12 | 2020/10 | 2013/2 |
「人生の語りを聞く」とはどういうことか。10人の社会学者による、生活史の語りに基づく論文を収録。社会学的質的調査の最前線。 | 階層格差という現実のなかで生きられる沖縄的共同性──。 膨大なフィールドワークから浮かび上がる、教員、公務員、飲食業、建築労働者、風俗嬢…… さまざまな職業の人びとの「沖縄の人生」。 | 復帰前、「祖国」へのあこがれと希望を胸に、本土へ渡った膨大な数の沖縄の若者たち。しかしそれは壮大な「沖縄への帰還」の旅でもあった──。 著者の初の単著にして主著。 |
商品の説明
著者について
立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。社会学。専門は沖縄、生活史、社会調査方法論。主な著作に『同化と他者化──戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版、2013年)、『街の人生』(勁草書房、2014年)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社、2015年、紀伊國屋じんぶん大賞2016受賞)、『質的社会調査の方法──他者の合理性の理解社会学』(石岡丈昇・丸山里美と共著、有斐閣、2016年)、『ビニール傘』(新潮社、2017年、第156回芥川賞候補、第30回三島賞候補)、『はじめての沖縄』(新曜社よりみちパン! セ、2018年)、『マンゴーと手榴弾』(勁草書房、2018年)、『社会学はどこから来てどこへ行くのか』(北田暁大・筒井淳也・稲葉振一郎と共著、有斐閣、2018年)、『図書室』(新潮社、2019年、第32回三島賞候補)など。
打越正行
和光大学現代人間学部講師、特定非営利活動法人 社会理論・動態研究所研究員。専門は、社会学、沖縄、参与観察法。主な著作に『ヤンキーと地元――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち』(筑摩書房、2019年)、『サイレント・マジョリティとは誰か――フィールドから学ぶ地域社会学』(川端浩平ほか編著、ナカニシヤ出版、2018年)、『最強の社会調査入門――これから質的調査をはじめる人のために』(木下衆ほか編、ナカニシヤ出版、2016年)、『持続と変容の沖縄社会――沖縄的なるものの現在』(谷富夫ほか編著、2014年、ミネルヴァ書房)など。
上原健太郎
大阪市立大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科講師。社会学。主な専門は沖縄の若者の就労問題。主な著作に、『社会再構築の挑戦』(谷富夫他と共著、ミネルヴァ書房、近刊)、『ふれる社会学』(ケイン樹里安と共編著、北樹出版、2019年)、『いろいろあるコミュニケーションの社会学Ver.2.0』(有田亘・松井広志と共著、北樹出版、2018年)、『持続と変容の沖縄社会――沖縄的なるものの現在』(谷富夫他と共著、ミネルヴァ書房2014年、)など。
上間陽子
東京都立大学博士課程退学、琉球大学教育学研究科教授。専攻は教育学。これまで学校から逸脱する少年・少女や沖縄の貧困などについて学校内・学校外から調査してきた。主な著作に、『若者と貧困』(湯浅誠・冨樫匡考、仁平典宏との共編、明石書店、2009年)、『裸足で逃げる――沖縄の夜の街の少女たち』(太田出版、2017年)、『沖縄貧困白書』(加藤彰彦・ 鎌田佐多子・金城隆一・小田切忠人との共編、かもがわ出版、2017年)、『誰も置き去りにしない社会へ』(平松知子・鳫咲子ほか共著、新日本出版社、2018年)など。
登録情報
- 出版社 : ナカニシヤ出版 (2020/10/6)
- 発売日 : 2020/10/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 472ページ
- ISBN-10 : 4779514975
- ISBN-13 : 978-4779514975
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 180,697位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1967年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。社会学者。研究テーマは沖縄、生活史、社会調査方法論。主な著作に『同化と他者化──戦後沖縄の本土就職者』(ナカニシヤ出版 2013)、『街の人生』(勁草書房 2014)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社 2015)、『愛と欲望の雑談』(雨宮まみと共著 ミシマ社 2016)、『質的社会調査の方法──他者の合理性の理解社会学』(石原丈昇・丸山里美と共著 有斐閣 2016)、『ビニール傘』(新潮社 2017)、『はじめての沖縄』(新曜社 2018)、『マンゴーと手榴弾』(勁草書房 2018)、『社会学はどこから来てどこへ行くのか』(北田暁大・筒井淳也・稲葉振一郎と共著 有斐閣 2018)、『図書室』(新潮社 2019)『地元を生きる──沖縄的共同性の社会学』(打越正行・上原健太郎・上間陽子と共著 ナカニシヤ出版 2020)、『100分de名著 ブルデュー「ディスタンクシオン」』 (NHK出版 2020)、『大阪』(柴崎友香と共著 河出書房新社 2021)、『リリアン』(新潮社 2021)、『東京の生活史』(筑摩書房 2021)、『生活史論集』(編著 ナカニシヤ出版 2022)など。
打越正行(うちこし・まさゆき)
1979年生まれ。社会学者。現在、和光大学現代人間学部・講師、特定非営利活動法人 社会理論・動態研究所・研究員。専門は、社会学、沖縄、参与観察法。単著に『ヤンキーと地元――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち』(筑摩書房、2019年、第6回沖縄書店大賞・沖縄部門大賞)、共著に『最強の社会調査入門』(前田拓也ほか編著、ナカニシヤ出版、2016年)、『地元を生きる――沖縄的共同性の社会学』(岸政彦・打越正行・上原健太郎・上間陽子編著、ナカニシヤ出版)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
して出色。同じ著者の第3章「没入」も、沖縄のネットワークで生きている若者を活写して必読。
他の章も、沖縄に関して労作をものにされている著者のすぐれた作品になっている。
ただ、第1章で残念なのは、子どもの貧困に沖縄で最初に予算獲得に取り組んだのは、
島尻あい子沖縄担当大臣(当時)でしたが、
どういうわけか、沖縄では、いまや神聖不可侵の方になってしまった、故・翁長知事
がイニシアチブをとってやったことになっていています。
無意識なんでしょうが、この本で活写されているはずの、沖縄のむずかしさをこんな
ところで痛感します。
第三章、熱意も誠意も十分にありそうな若者たちが居酒屋経営で限られた客を同業者同士でシェアし、突破口もないまま経営に苦労しつづける逃げ場のなさ。第四章になると事態はさらに重い。「くるす」「くるされる」で先輩後輩関係を基盤とした共同体が成り立っている。
資本主義とは異なる価値基準、共同性で動く世界はそれはそれで閉塞感があると痛感する。
どちらの章も建設業が絡んでいて、その業界の上手く回ってなさが彼らの状況に悪影響を及ぼしているというのがまた読んでいてつらい。
ともあれ沖縄のなにかをつかめるかな、という素人の期待にはこたえる本だった。あと装丁いい。表紙がぬるっと重い空気を伝えてる。
私が沖縄的なものと考えているのは「転がり込んでいく」沖縄の人達です。戦前なら関西方面で働いている同郷の人の家に転がり込んで次の仕事を始めます。女性なら紡績で働いていて、待遇が悪ければ知り合いの所へ逃げ出し、次の仕事を始めます。近年では鶴見のアパートに南米系の人達が転がり込んできます。
沖縄は日本と同化せず独自の道を歩んで生き残ってもらいたいですね。
岸の章は,なぜ,そのインタビュイーを選んだのかの説明が不足している。100人にインタビューしたようだか。
しかも,最後の人物はおそらく共著の上間陽子。なぜなのか?
上原の章は中間層と定義しているが,「学歴のない~」から「地縁,血縁を~」のくだりがややこじつけに感じられた。
副題に社会学を付けなければよかったのにと思う。