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医療現場の行動経済学: すれ違う医者と患者 単行本 – 2018/7/27
購入オプションとあわせ買い
患者「なぜお医者さんは不安な気持ちをわかってくれないのか」
人間心理のクセがわかれば、溝は埋められる!
「ここまでやって来たのだから続けたい」
「まだ大丈夫だからこのままでいい」
「『がんが消えた』という広告があった」
「本人は延命治療を拒否しているが、家族としては延命治療をしてほしい」
「一度始めた人工呼吸管理はやめられない」
といった診療現場での会話例から、行動経済学的に患者とその家族、医療者の意思決定を分析。
医者と患者双方がよりよい意思決定をするうえで役立つ一冊!
シェアード・ディシジョン・メーキングに欠かせない必読の書。
「行動経済学では、人間の意思決定には、合理的な意思決定から系統的に逸脱する傾向、すなわちバイアスが存在すると想定している。そのため、同じ情報であっても、その表現の仕方次第で私たちの意思決定が違ってくることが知られている。医療者がそうした患者の意思決定のバイアスを知っていたならば、患者により合理的な意思決定をうまくさせることができるようになる。また、医療者自身にも様々な意思決定におけるバイアスがある。そうしたバイアスから逃れて、できるだけ合理的な意思決定ができるようにしたい。患者も行動経済学を知ることで、自分自身でよりよい意思決定ができるようになるだろう。」――「はじめに」より
- 本の長さ292ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2018/7/27
- 寸法13.2 x 2.1 x 18.8 cm
- ISBN-104492315071
- ISBN-13978-4492315071
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出版社より
医者と患者はなぜすれ違うのか?
「なぜ患者さんは治療方針を決められないのか」
「なぜお医者さんは不安な気持ちをわかってくれないのか」
医者と患者の間には、医療行為の受け止め方に深い溝がある。人間の意思決定にはバイアスが存在するからだ。
「そのため、同じ情報であっても、その表現の仕方次第で私たちの意思決定が違ってくることが知られている。
医療者がそうした患者の意思決定のバイアスを知っていたならば、患者により合理的な意思決定をうまくさせることができるようになる」(「はじめに」より)
主な内容
- 第1章 診療現場での会話
- 第2章 行動経済学の枠組み
- 第3章 医療行動経済学の現状
- 第4章 どうすればがん治療で適切な意思決定支援ができるのか
- 第5章 どうすればがん検診の受診率を上げられるのか
- 第6章 なぜ子宮頸がんの予防行動が進まないのか
- 第7章 どうすれば遺族の後悔を減らせるのか
- 第8章 どうすれば高齢患者に適切な意思決定支援ができるのか…etc.
「バイアスを知る」ということ
人間の意思決定にはクセがある。
医療現場でなされる意思決定でも、今すぐに利益を得たいという傾向が現れる。
医療現場に行動経済学の枠組みを取り入れ、医者と患者双方のバイアスを知ることが、両者の溝を埋めることにつながる。
がん検診の受診率が高いのはどちらの表現?
たとえば、第5章「どうすればがん検診の受診率を上げられるのか」では、大腸がん検診の受診率向上への取り組みを紹介。
がん検診を受診することによる利得を強調した「パターンA」と、損失を強調した「パターンB」では、どちらのほうが効果が高かっただろうか?
がん検診の受診率が高いのはどちらの表現?
たとえば、第5章「どうすればがん検診の受診率を上げられるのか」では、大腸がん検診の受診率向上への取り組みを紹介。
がん検診を受診することによる利得を強調した「パターンA」と、損失を強調した「パターンB」では、どちらのほうが効果が高かっただろうか?
パターンA
パターンB
医療現場の行動経済学 すれ違う医者と患者 | 実践 医療現場の行動経済学: すれ違いの解消法 | 義理と人情の経済学 | 仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方 | イノベーションの競争戦略: 優れたイノベーターは0→1か? 横取りか? | |
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カスタマーレビュー |
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5つ星のうち3.9
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価格 | ¥2,640¥2,640 | ¥2,640¥2,640 | ¥1,519¥1,519 | ¥1,650¥1,650 | ¥1,980¥1,980 |
著者 | 大竹 文雄編著/平井 啓編著 | 大竹 文雄編著/平井 啓編著 | 山村 英司 | 松村 真宏 | 内田 和成 |
内容紹介 | 診療現場での会話例から、行動経済学的に患者とその家族、医療者の意思決定を分析。 医者と患者双方がよりよい意思決定をするうえで役立つ一冊! シェアード・ディシジョン・メーキングに欠かせない必読の書。 | ロングセラー『医療現場の行動経済学』待望の続編!臨床現場・公衆衛生の現場でどのように行動経済学が活用されているのか? 「ナッジ」(より良い選択をするための選択肢や表現方法の工夫)を適切に使うための実践例を多数紹介 | なぜ人間は効率やお金を重視しない行動をとるのか? ロジカルで合理的な人がはまる落し穴が見える!一見、不合理な人間行動を、気鋭の経済学者が「共感」「信頼」「嫉妬」「利他」「幸福感」に注目してデータを分析。 | 仕掛けの極意は、「 押してダメなら引いてみな」。人に動いてほしいときは自ら進んで動きたくなるような仕掛けをつくればよいのです。本書では仕掛けの事例を分析し、体系化。 「ついしたくなる」仕掛けのアイデアのつくり方についてご紹介。 | 新しい製品サービスを消費者や企業の日々の活動の中に浸透させることこそがイノベーションの本質である。 イノベーションの競争戦略とは、顧客の行動を引き起こし、市場における優位性を築くこと。本書では、そのメカニズムを明らかにすることにフォーカスを当てる。 |
発売日 | 2018年7月27日 | 2022年4月22日 | 2020年3月27日 | 2016年9月22日 | 2022年4月8日 |
商品の説明
著者について
大阪大学大学院経済学研究科教授
1961年京都府生まれ。1983年京都大学経済学部卒業、1985年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。1985年大阪大学経済学部助手、同社会経済研究所教授などを経て、2018年より大阪大学大学院経済学研究科教授。博士(経済学)。専門は労働経済学、行動経済学。2005年日経・経済図書文化賞、2005年サントリー学芸賞、2006年エコノミスト賞(『日本の不平等』日本経済新聞社)受賞。2006年日本経済学会・石川賞、2008年日本学士院賞受賞。著書に、『経済学的思考のセンス』、『競争と公平感』、『競争社会の歩き方』(いずれも中公新書)など。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2018/7/27)
- 発売日 : 2018/7/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 292ページ
- ISBN-10 : 4492315071
- ISBN-13 : 978-4492315071
- 寸法 : 13.2 x 2.1 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 20,525位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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バイアスというものが存在することはどうしようもないことではあるが、医療者が患者の意思決定に影響を及ぼすバイアスを知っていたなら、もしかしたらより合理的な意思決定を後押しできるかもしれない。また頭の片隅においておくと『なんで納得してくれないんだ』『なんで継続できないの?』みたいなイライラも軽減できるかもしれない。
『ここまでやって来たのだから続けたい』→サンクコストバイアス
『まだなんとも無いからこのままでいい』→現状維持バイアス
『今は決めたくない』→現在バイアス
『がんが消えた!(身近で目立つ情報を優先してしまう)』→利用可能性ヒューリスティック
高齢患者は若年成人とは異なる戦略で意思決定に至る。多くの場合、短期間に多くの情報を記憶して、いくつもの比較を同時に行うことが難しくなりつつあるため「こうであろう」という予測に沿って情報を収集・判断するトップダウンの戦略をとる。
処理能力の負荷を軽減する案として
①患者の価値観を予め認識しその価値観を軸にして選択肢を提示する
②治療を決めるに際して、考えておかなければならない重要な項目を優先して提示する
③決めなければならない項目が何かを予め確認して共有する
④意見が分かれることが少ない点についてはお勧めを示す(強制はしない!)
⑤選択肢は比較が容易な3、4つに留める
などがある。
本書には患者だけでなく、医療者側に生じるバイアスについても述べられている(そもそも医療者も患者でもあり当然といえば当然だが)。相手が劣っているからとか、専門家ではないからといったような解釈で自身の考えを強制しないことはもちろんだが、より良い方向に導きたい、最期のときに納得できるよう協力したいという側面からも読み流す価値はある1冊です。
自分にとっては、行動経済学が、医学を通じてよく理解できた。
この本『医療現場の行動経済学』は、患者と医療者の間のギャップを医療行動経済学の立場から説明し、医療の意思決定をより適切な方向へと導く手助けをしてくれる。医学、公衆衛生、行動経済学等の知見が惜しみなく用いられており、理論と実践を行ったり来たりするバランスの良さが見所だ。
例をあげると、第2章では行動経済学の基本が語られ、現在バイアスやフレーミング効果、サンクコストバイアス等が説明されているが、豊富な具体例のおかげなのか、その説明はこの上なく明瞭で、ポイントを押さえたものになっている。中でも、人々に行動変容を促す「ナッジ」の説明はパーフェクトだ。
これが布石となって、第3章では医療行動経済学へと展開され、以降の章では、がん治療、がん検診、臓器提供等のコンテキストで、さまざまなナッジの有効性が論じられている。例えば、臓器提供の同意する人の数は、デフォルトの設定を「提供意思がない」から「ある」に変更するだけで(オプトアウト)増やすことができる。要するに、人間の意思決定には特定の「クセ」のような物があり、それを知り意識しておけば、より望ましい意思決定を下せるよう患者をうまく誘導できるというわけだ。
欠点をあげるならば、この本は多数の著者の原稿を集めた形をとっているため、認知バイアスの説明が重複するなど、時に説明がくどい部分がある。もっと率直にのべると、どの章も、行動経済学の基本を知っていれば、大方予想がつく主張と結論ばかりと言えなくもない。つまりは各著者の独創性あふれる議論展開を楽しめるような本ではけっしてない。
しかし、医療行動経済学という新しい組み合わせを理解するのにこの本以上にわかりやすいものはなく、多岐に渡る論点が一冊にまとまっているのは、このようなアンソロジーならではだろう。それに、行動経済学的特性を利用したナッジを医療界に展開するという姿勢が本全体で首尾一貫しているためか、読み進めていて「迷子」になる心配がまずない。この手の本は大抵とっ散らかってしまい、章によって好き嫌いが分かれてしまうのだが、それがないのは本書最大の強みだと感じる。章の冒頭に「ポイント」がまとめられている点も好印象だ。