サイエンスライター兼イラストレーターである著者が、三畳
紀、ジュラ紀、白亜紀の恐竜について、最新の発掘成果を反
映させた内容を、展開して行きます。
類書ではスペースが少なくなりがちな、恐竜以外の、翼竜、
魚竜、首長竜、モササウルス類も充分に取り上げられてい
る点が嬉しい処です。
この本では、恐竜も爬虫類に含めていますので、大型爬虫類
の海、陸、空への進出を捉えるという意図が感じられます。
特筆されるのは、イラストレーターである著者による、豊富
なイラストです。
各章毎の扉絵のデフォルメされた恐竜たちも愛らしいですが、
最新学説を正確に反映し、明快で判り易い解説文ともリンク
した、爬虫類を中心とした数々の動物図版が見事です。
歯と唇や、羽毛の扱い、走ることの不可能性など、実に新鮮
でした。
また、始祖鳥やミクロラプトルのみが、本編だけでなく余談
まで付いていて、鳥類に繋がる系統への著者の強い関心が伺
えます。
手に取った時には、「図鑑」と称しているのにカラー図版で
はないのか、と思いましたが、著者の厳密な考証姿勢を鑑み
れば、不明確な色彩などは排除したかったのかと、勝手に納
得してしまった次第です。
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大人の恐竜図鑑 (ちくま新書) 新書 – 2018/3/6
北村 雄一
(著)
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日本で発見された化石、ブロントサウルス名が消えた理由、ティラノサウルスはどれほど強かったか……。恐竜研究の成果と雄姿を再現。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2018/3/6
- 寸法10.7 x 1.3 x 17.4 cm
- ISBN-104480071210
- ISBN-13978-4480071217
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登録情報
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- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4480071210
- ISBN-13 : 978-4480071217
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 17.4 cm
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トップレビュー
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2019年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供が恐竜好きになったんで子供より詳しくなりたいと思って読みました。入門って感じかも知らないけどなるほどーってなるとこがいっぱいあって面白かった。
2018年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最新の恐竜研究の成果をもとに、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の三つの時代の恐竜について解説されます。2億年にわたって栄えた恐竜。すごい生存能力ですね。
1) 恐竜の復元図というと、歯をむき出しにしているものが多いが、実際は唇があるのだから歯は原則見えない、という解説は興味深かったです。確かに、現在のコモドオオトカゲは鋭い歯をもっているのに、実際には歯は見えません。肉食恐竜もこんなのっぺりした顔だったんですかね。
2) 羽毛の点についても、過去には羽毛を持った恐竜「も」いた、という理解でしたが、最新研究では、全ての恐竜に羽毛があった、という結論の由。何か、いいような悪いような、、、、
3) イラストが見開き2ページに、動的に描かれていますが、ページとページの谷間の部分は良く見えません。新書では仕方ないか。
4) ヴェラキラプトルが出てこないのですが、、、、、
5) 活字のポイントが少々小さいです。「大人」(というか年寄り)にはつらいです。
6) 解説文は極めて冷静でクール。ワクワク感は抑えめです。
1) 恐竜の復元図というと、歯をむき出しにしているものが多いが、実際は唇があるのだから歯は原則見えない、という解説は興味深かったです。確かに、現在のコモドオオトカゲは鋭い歯をもっているのに、実際には歯は見えません。肉食恐竜もこんなのっぺりした顔だったんですかね。
2) 羽毛の点についても、過去には羽毛を持った恐竜「も」いた、という理解でしたが、最新研究では、全ての恐竜に羽毛があった、という結論の由。何か、いいような悪いような、、、、
3) イラストが見開き2ページに、動的に描かれていますが、ページとページの谷間の部分は良く見えません。新書では仕方ないか。
4) ヴェラキラプトルが出てこないのですが、、、、、
5) 活字のポイントが少々小さいです。「大人」(というか年寄り)にはつらいです。
6) 解説文は極めて冷静でクール。ワクワク感は抑えめです。
2018年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古生物の本はたくさん出版されているが,文章とイラストの両方を書ける・描けるのは,著者くらいだ.骨くらいしか化石に残らない脊椎動物の生きていた時の姿を描く時は,古生物学者とイラストレーターとの「やり取り」が必要となるが,この調整は極めて困難だ!例えば,昨日の夕食をイラストレーターに描いてもらうとしよう.簡単なメニューなら,描けそうだが,あなたがインスタにアップしたいディナーだと,うまくいかないだろう.だから,インスタなのだ!この著者は,専門知識をもとに,自分で恐竜の生きざまを描いてしまうので,専門家とイラストレーターとの無意識下で生ずる意思疎通の起こることは少ない.だから,本書のイラストのリアル度は高いだろう(確かめられないが).こういう点で,この本のイラストは,実はすごいのだ!
2018年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最新の解釈を踏まえた上で、筆者の考えを述べており、納得する点が多々ありました。また、時代ごとに恐竜の変遷がつかみやすく、自分の拙い知識が潤いました。目次か索引があれば、気になる恐竜がすぐに調べられるのですが…。何度も何度も好きなところを気楽に読めます。
2018年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最新の学説を基に、著者の独特な言い回しが面白く、分かりやすい説明で、恐竜学の知識が、自分の中でまた前進した思いです。タイトルは図鑑、と称していますが、内容はあくまで、学説と共に恐竜の歴史を辿る、大人の読み物。そして、あえてカラーイラストにしなかった意図は、本書を読んでいく内に、ハッキリしてくるかと思います。
2018年3月7日に日本でレビュー済み
帯表紙に「陸も海も空も制した恐竜」とあります。本文には首長竜や翼竜は恐竜と違うとありますけれど、よく読まない読者は混同をきたします。
ティラノサウルスが腐肉食ばかりでないことを書くからには、現在のハイエナ(積極的な捕食者に勝るとも劣らぬ爪と牙を持つ)を引き合いに出した方がわかりやすいのでは。ティロサウルスは違っても、アンモナイトを噛み砕くのに適した歯を持つ海トカゲ(グロビデンス)もいました。
首を90度近く上げた竜脚形類の復元は「かつての」の但し書きつきで載り、スピノサウルスの化石の空爆による焼失も紹介されています。総合的には参考になるので、星四つとします。
ティラノサウルスが腐肉食ばかりでないことを書くからには、現在のハイエナ(積極的な捕食者に勝るとも劣らぬ爪と牙を持つ)を引き合いに出した方がわかりやすいのでは。ティロサウルスは違っても、アンモナイトを噛み砕くのに適した歯を持つ海トカゲ(グロビデンス)もいました。
首を90度近く上げた竜脚形類の復元は「かつての」の但し書きつきで載り、スピノサウルスの化石の空爆による焼失も紹介されています。総合的には参考になるので、星四つとします。
2018年6月11日に日本でレビュー済み
『大人の恐竜図鑑』(北村雄一著、ちくま新書)のおかげで、恐竜に関する知識を更新することができました。
●恐竜のグループから竜盤類が消え、獣脚類、竜脚形類、鳥盤類というグループ分けになる可能性が大きい。
●クリンダドロメウス(ジュラ紀中期~後期)の発見により、全ての恐竜が羽毛を持っていたことが明らかになった。
●現在、アパトサウルス(ジュラ紀末)と呼ばれる恐竜について――かつて別種と思われていたアパトサウルスはその子供、ブロントサウルスはその大人だった。
●始祖鳥は、翼を持ち、恥骨が後ろ向きの最小恐竜・ミクロラプトルから進化した。
●始祖鳥(アーケオプテリクス。ジュラ紀末)は、間違いなく鳥の先祖であり、羽ばたきながら走ることで加速し離陸していたと思われる。
●ティラノサウルス(白亜紀後期)も羽毛を持っていた。
●ティラノサウルスは走れなかった。
●危険な行動を冒して狩りをしたティラノサウルスは怪我だらけだった。
添えられているイラストが、理解を大いに助けてくれました。
●恐竜のグループから竜盤類が消え、獣脚類、竜脚形類、鳥盤類というグループ分けになる可能性が大きい。
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●現在、アパトサウルス(ジュラ紀末)と呼ばれる恐竜について――かつて別種と思われていたアパトサウルスはその子供、ブロントサウルスはその大人だった。
●始祖鳥は、翼を持ち、恥骨が後ろ向きの最小恐竜・ミクロラプトルから進化した。
●始祖鳥(アーケオプテリクス。ジュラ紀末)は、間違いなく鳥の先祖であり、羽ばたきながら走ることで加速し離陸していたと思われる。
●ティラノサウルス(白亜紀後期)も羽毛を持っていた。
●ティラノサウルスは走れなかった。
●危険な行動を冒して狩りをしたティラノサウルスは怪我だらけだった。
添えられているイラストが、理解を大いに助けてくれました。