久坂部羊さんの本は読みやすいです。
内容は、著者自身が在宅医療で体験したことを、別の人を主人公にして書いた小説です。
在宅医療を始めたばかりの新米医師と、経験豊富な看護師、ベテラン医師が、死に至る人やその介護者である家族と関わっていく話で、とても勉強になりました。
特に、亡くなった後に遺体をどのようにしているかは、初めて知ることで、本当に驚きました。
とても良い本でした。
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告知 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2018/10/10
久坂部 羊
(著)
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在宅医療専門看護師のわたしは日々終末期の患者や家に籠る患者とその家族への対応に追われる。末期がんだが告知を拒む陽気な患者に徐々に忍び寄る最期。院長は彼に病状を告げるのか?(表題作)卵巣がん末期の妻を支える夫は医者不信で次々、怪しい民間療法に縋っていた(「アロエのチカラ」)。リアルだが、どこか救われる6つの傑作連作医療小説。
(『いつか、あなたも』改題)
(『いつか、あなたも』改題)
- 本の長さ322ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2018/10/10
- 寸法15.1 x 10.1 x 1.3 cm
- ISBN-104344427912
- ISBN-13978-4344427914
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商品の説明
著者について
大阪府生まれ。大阪大学医学部卒業。作家・医師。二〇〇三年、小説『廃用身』(小社)でデビュー。他の著書にベストセラーとなった小説『破裂』『無痛』(ともに幻冬舎文庫)、『悪医』(第三回日本医療小説大賞受賞、朝日文庫)、『祝葬』(講談社)、エッセイ『大学病院のウラは墓場』『日本人の死に時』(ともに幻冬舎新書)などがある。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2018/10/10)
- 発売日 : 2018/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 322ページ
- ISBN-10 : 4344427912
- ISBN-13 : 978-4344427914
- 寸法 : 15.1 x 10.1 x 1.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 56,461位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 334位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 344位幻冬舎文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨年、実家の父を95歳で近所の訪問医師さんのおかげで天国に旅立った父を思い出しました。父は、ほんとうに眠るように苦しむ事なく亡くなりました。この本を読んで、訪問医療者の方々の苦労がわかり、頭の下がる思いになりました。
2023年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
在宅医療に関わる医師、看護師、ヘルパーそして受ける側の患者とその家族、こんなにいろいろな事があるのだと知ることができました。
作者の実際の経験に基づいているとの事。
描かれている事柄もそれぞれの心情も興味深く、あっという間に読んでしまいました。
作者の実際の経験に基づいているとの事。
描かれている事柄もそれぞれの心情も興味深く、あっという間に読んでしまいました。
2021年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いかったですね。MRよりは・・・・
2019年5月5日に日本でレビュー済み
介護の現場、終末医療を、訪問看護士からの視点で、超現実的に捉えながら、社会の隙間・課題を浮き彫りにさせた習作短編集。
読みやすくて、医療現場の人間でも勉強になり、尊厳について考えさせられる。
淡々としていて、説明も少ないが、メッセージ性があり、どこか救いもある。
ぜひ触れてみてほしい1冊。
読みやすくて、医療現場の人間でも勉強になり、尊厳について考えさせられる。
淡々としていて、説明も少ないが、メッセージ性があり、どこか救いもある。
ぜひ触れてみてほしい1冊。
2018年11月8日に日本でレビュー済み
在宅医療を舞台にした連作短編集。著者の体験をもとに書かれたという本作。終末期の患者や社会復帰の難しい患者、その家族、医療従事者の心情が分かりやすくリアルに描かれています。まるで良質なドキュメンタリーを見ているかのように胸に迫ります。つらい内容ですが、本編から著者あとがきまで、ちゃんと読むことをおすすめします。読み終えたとき、きっと感慨深くなると思います。あと、出版元は文庫化にあたり著者の希望で改題されたこと(私は文庫版タイトルの方が、この作品を表するにふさわしいと思います)をきちっと告知した方が理解を得られると思います。
2022年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の看護師がとにかく鼻につく。
内心で思っていることで、態度や言葉にはしていないのだから現実世界にいる分には問題ないけれど、小説として読むのは読んでいられない。
何様?と思うような思考回路。
テーマとしては好きだったけれど1話で読めなくなった。
内心で思っていることで、態度や言葉にはしていないのだから現実世界にいる分には問題ないけれど、小説として読むのは読んでいられない。
何様?と思うような思考回路。
テーマとしては好きだったけれど1話で読めなくなった。