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クローズアップ藝大 (河出新書) 新書 – 2021/5/21
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「国谷さん、〈クローズアップ藝大〉をやりませんか? 」
クリエイティブディレクター・箭内道彦の言葉から、すべては始まった。
インタビューの相手は、「最後の秘境(?)」東京藝術大学に蠢(うごめ)く「芸術家&専門家」たち。
芸術家の想像の源は何なのか?
芸術家はいかにして芸術家になったのか?
その眼差しの先に何を見て、学生たちに、社会に何を伝えようとしているのか?
分断され閉塞した現代社会を今、「芸術=アート」が切り開き、オルタナティブを提示する。
今こそ、社会に、芸術を!
東京藝術大学で国谷さんと考える、芸術=アートの無限の可能性! !
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「少し前に話題になった藝大についての本のタイトルは「最後の秘境 東京藝大」でした。多くの方からは遠い存在、浮世離れしたイメージをいまだに持たれている藝大。社会との隔たりはまだ大きいようです。その隔たりを埋めることができ、アート思考を求める社会の動きと藝大との多様なコラボレーションが実現すれば、どんな化学反応が起きるだろうか。こうした“野望"も抱きつつ、私は、この企画に臨みました。」(国谷裕子「はじめに」より)
「二〇二〇年、新型コロナウイルスは、人と人の間に無数の線を引きました。国境に、人種に、職種に、貧富に、経済に、イデオロギーに。感染拡大防止のための物理的ディスタンス以上の分断を作りました。人々が初めて経験する不安と苛立ちの中、ドイツの文化相は、『アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在』と早くに断言しました。イギリスの首相は『イギリスの文化事業は、この国の脈打つ心臓』と言い切りました。この国においても、今だからこそ、芸術にできること、芸術にしかできないこと、芸術がやらなければならないことは、数多くあります。ここ数百年の中で、人類が芸術を最も必要とするタイミングが現在なのだとも思います。」(箭内道彦「終わりに」より)
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【目 次】
はじめに 国谷裕子
I 国谷裕子のクローズアップ藝大
・01 ×大巻伸嗣(美術学部彫刻科教授)「予定調和を壊す」
・02 ×菅英三子(音楽学部声楽科教授)「人間としてどう生きるか」
・03 ×山村浩二(大学院映像研究科アニメーション専攻教授)「この世界の真実を知りたい」
・04 ×前田宏智(美術学部工芸科(彫金)教授)「手を動かして物を作る、それが人間の原点」
・05 ×江口玲(音楽学部器楽科(ピアノ)教授)「世界にただ一人しかいない自分がどう表現するか」
・06 ×黒沢清(大学院映像研究科映画専攻教授)「感動の瞬間を追い求め、作り続ける」
・07 ×熊倉純子(大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻教授)「誰でも芸術と出会える社会を目指して」
・08 ×黒川廣子(大学美術館教授)「『芸術』の伝え手」
・09 ×小沢剛(美術学部先端芸術表現科教授)「時代の中で生きる、消費されるだけでなく」
・10 ×日比野克彦(美術学部先端芸術表現科教授)「芸術と社会の新しいチャンネルを作る」
・11 高木綾子(音楽学部器楽科(フルート)准教授)「『この人の演奏を聴きたい』と言われたい」
・12 箭内道彦(美術学部デザイン科教授)「オルタナティブを常に考える」
II 国谷裕子が東京藝術大学で「藝大」を学びながら、「教育」と「アート」と「社会」を考える
・東京藝術大学の先生に共通する「開通体験」
・東京藝術大学で「何」を学ぶのか?
・「アート」によってつながる「社会」
・SDGs(持続可能な開発目標)の実現のために
・分断される社会とダイバーシティ
おわりに 箭内道彦
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2021/5/21
- 寸法10.8 x 1.5 x 17.2 cm
- ISBN-104309631320
- ISBN-13978-4309631325
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出版社より
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芸術家の想像の源は何なのか?
芸術家はいかにして芸術家になったのか?
その眼差しの先に何を見て、学生たちに、社会に何を伝えようとしているのか?
分断され閉塞した現代社会を今、「芸術=アート」が切り開き、オルタナティブを提示する。
今こそ、社会に、芸術を!
東京藝術大学で国谷さんと考える、芸術=アートの無限の可能性!!
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「少し前に話題になった藝大についての本のタイトルは「最後の秘境 東京藝大」でした。多くの方からは遠い存在、浮世離れしたイメージをいまだに持たれている藝大。社会との隔たりはまだ大きいようです。その隔たりを埋めることができ、アート思考を求める社会の動きと藝大との多様なコラボレーションが実現すれば、どんな化学反応が起きるだろうか。こうした“野望”も抱きつつ、私は、この企画に臨みました。」(国谷裕子「はじめに」より)
「二〇二〇年、新型コロナウイルスは、人と人の間に無数の線を引きました。国境に、人種に、職種に、貧富に、経済に、イデオロギーに。感染拡大防止のための物理的ディスタンス以上の分断を作りました。人々が初めて経験する不安と苛立ちの中、ドイツの文化相は、『アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在』と早くに断言しました。イギリスの首相は『イギリスの文化事業は、この国の脈打つ心臓』と言い切りました。この国においても、今だからこそ、芸術にできること、芸術にしかできないこと、芸術がやらなければならないことは、数多くあります。ここ数百年の中で、人類が芸術を最も必要とするタイミングが現在なのだとも思います。」(箭内道彦「終わりに」より)
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商品の説明
著者について
大阪府生まれ。93年から2016年まで「クローズアップ現代」キャスターを務める。98年放送ウーマン賞、02年菊池寛賞、11年日本記者クラブ賞、16年ギャラクシー賞特別賞を受賞。現在、東京藝術大学理事。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2021/5/21)
- 発売日 : 2021/5/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4309631320
- ISBN-13 : 978-4309631325
- 寸法 : 10.8 x 1.5 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 98,463位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,868位アート・建築・デザイン (本)
- - 8,216位新書
- - 23,160位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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とても面白い。
藝大教授方の素のお考えが、とてもよく引き出せているインタビュー集。
インタビュアーが、国谷さんなのが本当に感慨深い!
国谷裕子さんはまるで芸術界開放のジャンヌダルクのように藝大のくせ者十二人の刺客(?)に切り込んで行くようで、その鮮やかな切り口と受身は研ぎ澄まされたジャーナリストの剣で見事に芸術の核心を突いている内容です。
特に私が感じ入ったのは箭内道彦さんの章。
町内会の壁の話。「チャーミングに異を唱えよ」の課題。他にも読んでいてワクワク感が溢れてきました。
芸術は正攻法ではなく、違う角度で世界を救う事ができる分野なんだ。と勇気をもらいました。
国谷裕子さんのような芸術を横串でつなぐ役割を担う方がこの国には必要だと思います。
今後に期待をします!
心動かされ、寄付もさせてしまうような良本です。ぜひ!!
内容は、国谷裕子氏による対談・インタビューの記録である。対談・インタビューの相手は東京藝術大学の12人の教授。藝大なので、芸術家・芸術専門家ということになる。テーマは「今こそ社会に芸術を!」「世界を変える創造の源泉」
12人の教授を分類させていただくと、
〇美術系7人、音楽系3人、映像系2人で、美術系が半数以上。
〇音楽系3人はピアノ1人、フルート1人、声楽1人。すべて大学。
〇映像系は映画製作1人、アニメーション製作1人。すべて大学院。
〇美術系は彫刻1人、彫金1人、デザイン1人、先端芸術2人。以上が大学。あとは大学院のアートプロデュースが1人、大学美術館が1人。
私的感想
〇音楽系の3人はそれぞれ優秀な演奏家、オペラ歌手であり、特に前衛芸術というわけではないので、演奏家、オペラ歌手としての努力、苦労、挑戦のお話が中心になり、わかりやすい。
〇映像系の映画製作はおなじみの黒沢清氏。どんな話が出てくるかインタビューアーがビクビクしているような感もあり、面白い。黒沢氏は、好きな映画という質問に、小津の『風の中の牝雞』について論じるが、通じないとみると、さっとポピュラーな『サウンド・オブ・ミュージック』に切り替え、これがインタビューアーの好きな映画と一致したので、硬さがぐっとほぐれる。
〇美術系のうち、美術館教授の黒川氏は日本近代工芸史と博物館学なので、話はわかりやすい。彫金の前田氏も伝統工芸であり、写真も出ているので理解しやすい。
〇ちょっと難解なのは、先端芸術表現科の小沢氏と日比野氏、アートマネジメント(アートプロデュース)の熊倉氏。先端芸術のほうはうまく説明できないのでパス。
〇熊倉氏のアートマネジメントのほうは、アーティストと社会をつなぐ点で、まさに「社会に芸術を!」であって、楽しそう。しかし、街に芸術を持ち込むので、様々な人との交渉が必要になり、実にたいへんそう。「東京から来たフランス帰りの姉ちゃんが何言ってんのか」である。卒業生の就職先はゲーム会社、デジタルアートの製作スタッフ、自治体、人材派遣会社等々。
私的結論
〇4分の3ぐらいは、一応理解できた。
藝大の教授の皆様が何を考えているか、生徒に何を伝えようとしているのか、また、社会と芸術をどう関わらせようとしているのか?を興味深く読んだ。
このコロナの時代を解く鍵が、芸術にある、と言うのは興味深い。
答えがある訳じゃない。その答えは、あらゆる所に潜んでいるのだと気付かせてくれた良書だと思う。
この本は、芸術が、そんな世界の閉塞をほどき、本来私たちが持っていた、自由や可能性を楽しもうとする意欲をも与えてくれる。それが今、必要なんだ、と気づかせてくれる。
さまざまな分野で芸術家として活躍する先生方の言葉、国谷さんの問いかけには、ああ、そうだよね、本来、そうだったんだよね、と目が覚めるようなメッセージがいっぱいある。それらはこの本の文脈で読んでいただきたいと思う。
先生方も素晴らしいが聞き手の国谷さんがすばらしい。わからないことには「わかりません」とおっしゃる。そして読んでいる方がヒヤヒヤするほど、鋭い質問をされる。先生方のなかには、一瞬、たじろがれる人もいられるのだが、それがきっかけで自らの想像の原体験を語り始められる。
出口が見えないトンネルの中で、彼方から光が見えたように感じました。