映画の硫黄島がきっかけで図書館で見つけて読んだ本の1つです。
他の人にも教えてあげたい内容の本だと思いました。長時間貸す目的で。
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硫黄島 魂の記録 名をこそ惜しめ (文春文庫 つ 4-59) 文庫 – 2008/12/4
津本 陽
(著)
未曾有の激戦地、硫黄島の1944年から45年までを、多数の硫黄島経験者に取材し再現。書かれねばならなかった戦記文学の傑作
- 本の長さ461ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2008/12/4
- ISBN-104167314592
- ISBN-13978-4167314590
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2008/12/4)
- 発売日 : 2008/12/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 461ページ
- ISBN-10 : 4167314592
- ISBN-13 : 978-4167314590
- Amazon 売れ筋ランキング: - 797,085位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年11月5日に日本でレビュー済み
かつての激戦地だった硫黄島での戦闘を主題に、生存者たちの証言などを肉付けして構成された本。
小説というよりも、ドキュメンタリーの要素が多い。
内容は、柳田邦夫の「零戦燃ゆ」に近い。
小説というよりも、ドキュメンタリーの要素が多い。
内容は、柳田邦夫の「零戦燃ゆ」に近い。
2008年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、大東亜戦争に命を捧げられた方々に感謝の意を示すとともに、安らかに眠られんことを祈ります。硫黄島における激戦は戦争という歴史の中でも特筆すべき戦いの一つに数えられ、それ故様々な書籍が世に出ています。この本もよく取材しており、その意味では悪くありません。ただ、惜しむらくは、とにかく内容がばらばらで読みずらいことこの上ない。作者は何か意図してこのような書き方をしたのかもしれないが、期待して読んだ一読者としては、このような構成で書かれていることについて、命を捧げて地獄の戦場で戦った人々に申し訳ない思いである。自分が勝手にここのレビューを見て期待を大きく持ちすぎたのがいけないのかもしれないが、まったく期待はずれで、途中で読むのをやめてしまった。将兵の奮闘が描かれた硫黄島関係の書籍で涙がでてくるものは他にいくらでもある。
2010年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
硫黄島の激闘を語るとき、どうしても名将栗林忠道を中心に描かれることが多いと思う。
しかしながら、この作品はあえて、生き残った名もなき兵士たちの言葉を借りて、あの地獄のような、いや、地獄そのものの戦場を生々しく描いている。
そこにはヒロイズムもなく、華々しい戦果もない。
傷つき、飢えた兵士たちの本当の戦場が淡々と描かれている。
あの戦争の最後の激戦区の真実を知るには、貴重な一冊だと思う。
しかしながら、この作品はあえて、生き残った名もなき兵士たちの言葉を借りて、あの地獄のような、いや、地獄そのものの戦場を生々しく描いている。
そこにはヒロイズムもなく、華々しい戦果もない。
傷つき、飢えた兵士たちの本当の戦場が淡々と描かれている。
あの戦争の最後の激戦区の真実を知るには、貴重な一冊だと思う。
2010年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
携帯電話のメールに自分あてのメッセージに
以下の引用文があります。
お金がない
人間関係でイライラ
空腹だ(しかし、水は飲める)
以上のような時にも、この文章を読むと、
ぜいたくは言っていられないと自分を叱咤することが
あります。
一度、硫黄島へ行きたいと思っています。
この本の中にある越村氏が書いた本からの引用のもの
「たとえ、その日暮しの貧乏世帯でも、
せちがらい人間社会のごたごたに悩まされる
ことがあっても、祖国の風物のなかで、生きられる
ことは、限りなくすばらしいことだったのだ、
今までの生活の一つひとつを、なぜ、もっと
深くかみしめて味わってこなかったのだ。もしも、
いま一度、肉親と平和な生活をし、故郷の山河を
見て、そして、冷たい真水を腹いっぱい飲むことが
できたら、その時こそ、今までみたいに、あだ
おろそかな生活はしないのだが・・・・。
もはや、そのような世界とは、とほうもない
隔たりができてしまった。それは、人間の力の
及ばない、遠い無縁の世界になったのだ。」
『名をこそ惜しめ 硫黄島 魂の記録』
119頁 津本 陽 文芸春秋 2005
以下の引用文があります。
お金がない
人間関係でイライラ
空腹だ(しかし、水は飲める)
以上のような時にも、この文章を読むと、
ぜいたくは言っていられないと自分を叱咤することが
あります。
一度、硫黄島へ行きたいと思っています。
この本の中にある越村氏が書いた本からの引用のもの
「たとえ、その日暮しの貧乏世帯でも、
せちがらい人間社会のごたごたに悩まされる
ことがあっても、祖国の風物のなかで、生きられる
ことは、限りなくすばらしいことだったのだ、
今までの生活の一つひとつを、なぜ、もっと
深くかみしめて味わってこなかったのだ。もしも、
いま一度、肉親と平和な生活をし、故郷の山河を
見て、そして、冷たい真水を腹いっぱい飲むことが
できたら、その時こそ、今までみたいに、あだ
おろそかな生活はしないのだが・・・・。
もはや、そのような世界とは、とほうもない
隔たりができてしまった。それは、人間の力の
及ばない、遠い無縁の世界になったのだ。」
『名をこそ惜しめ 硫黄島 魂の記録』
119頁 津本 陽 文芸春秋 2005
2014年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
硫黄島での各拠点で登場する軍人の行動、気持ち、また悲惨さもよく知ることができ、日本人であれば「戦争反対!」とだけ叫んでいないで、今の平和があるのは誰のおかげか、先人の想いを汚すことのないように「今こそ正しい歴史認識を持ち、感謝を持って生きよう」と思える書です。
2008年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わずか60数年前にあった現実。
数々の激烈な戦場があった。
殺すことこそが生きた証。
そして、屍となった。
何を想って・・・。
津本氏の渾身の作品。
作中の場所・時間列が少々入り乱れるため再読をお奨めする。
数々の激烈な戦場があった。
殺すことこそが生きた証。
そして、屍となった。
何を想って・・・。
津本氏の渾身の作品。
作中の場所・時間列が少々入り乱れるため再読をお奨めする。
2005年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東西8キロ、南北4キロしかない小さな硫黄島で、日本兵2万米兵約3万人の戦死者を出した、太平洋戦争最大の激戦であった戦闘を当時数少ない生存者の証言の基に書かれた価値ある作品。
人が住むに到底適さぬあの小島に、二万もの日本人がどのように死んでいったのか、同胞として必ず知る必要がある事柄でしょう。日本人の無念の死を活字に残そうとする著者の姿勢を本書には強く感じます。
そういった必要性を感じることの出来る人には、必ず読むべき作品と考えます。
本書を読み終え、涙が頬を濡らすとともに、魂安らかにならんことを心より祈るばかりです。
人が住むに到底適さぬあの小島に、二万もの日本人がどのように死んでいったのか、同胞として必ず知る必要がある事柄でしょう。日本人の無念の死を活字に残そうとする著者の姿勢を本書には強く感じます。
そういった必要性を感じることの出来る人には、必ず読むべき作品と考えます。
本書を読み終え、涙が頬を濡らすとともに、魂安らかにならんことを心より祈るばかりです。