著者の「日本を診る」を読み直したら面白かったため、こちらも読んでみた。10年前と違い、今や主に動画で、本を読む事がほとんどなくなった自分には、昔は読めた「日本を診る」を再読するのが少し難しかったが、この本は昨今の知の劣化に対応してか簡易な話口調の本で大変読みやすかった。
内容についての感想は、民主主義国で知の劣化は致命的なので、各自努力すべきだろうが、どうにも届かないだろうとも感じ、今の日本にもどかしさを感じた。
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知事の真贋 (文春新書 1284) 新書 – 2020/11/20
片山 善博
(著)
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リーダーのなすべき仕事とは何か?
良い知事とダメな知事の見分け方とは?
新型コロナ対応では各都道府県の知事たちの言動が注目された。国の方針に唯々諾々と従うだけの知事もいれば、現場の実態に基づき臨機応変に対応した知事もいた。マスコミ露出の多寡ではわからない「知事の実力」とは何か。前鳥取県知事が自らの体験を元に解説する。
第一章 知事たちの虚を突いた感染症
第二章 法的根拠を欠いた知事の自粛要請
第三章 各都道府県知事の閻魔帳
第四章 問われる全国知事会の役割
第五章 東京都政と大阪府政を診る
第六章 ポストコロナ時代の首長と議会
良い知事とダメな知事の見分け方とは?
新型コロナ対応では各都道府県の知事たちの言動が注目された。国の方針に唯々諾々と従うだけの知事もいれば、現場の実態に基づき臨機応変に対応した知事もいた。マスコミ露出の多寡ではわからない「知事の実力」とは何か。前鳥取県知事が自らの体験を元に解説する。
第一章 知事たちの虚を突いた感染症
第二章 法的根拠を欠いた知事の自粛要請
第三章 各都道府県知事の閻魔帳
第四章 問われる全国知事会の役割
第五章 東京都政と大阪府政を診る
第六章 ポストコロナ時代の首長と議会
- 本の長さ227ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2020/11/20
- 寸法10.9 x 1.1 x 17.3 cm
- ISBN-104166612840
- ISBN-13978-4166612840
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2020/11/20)
- 発売日 : 2020/11/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 227ページ
- ISBN-10 : 4166612840
- ISBN-13 : 978-4166612840
- 寸法 : 10.9 x 1.1 x 17.3 cm
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月25日に日本でレビュー済み
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都道府県が所管する業務は、国よりも身近な分、誰が知事になっても大差なく、その知事が有能か無能かが住民から分かりにくいところがあるうえに、たとえ無能知事であっても、平時であれば優秀な職員がカバーしてくれるので、それが住民に知られることはまずないと思う。しかし、今回のコロナ禍のような非常時は職員では対応しきれないので、その知事が有能か無能かが、他の自治体の住民にまで知られるところとなった。筆者も『はじめに』で、「国の指針に忠実に従っているだけの知事もいれば、現場の実態に基づき臨機応変に応対している知事もいる」「本書では、もっぱら知事の考え方や行動に焦点を当て、他の範とすべき対応や逆に反省すべき対応などを取り上げる」と語っている。
筆者はまず第一波当時の政府や知事等の対応を批判的に総括した後、これまで私も目にしたことがない新型インフル等対策特措法の法解釈の根本的な問題点を指摘している。筆者は、政府が緊急事態宣言を発出する前に行った知事の休業要請等の根拠とされていた法第24条第9項は、都道府県が対策本部を組織するための規定であり、知事が住民や事業者に対して行う要請に関する規定ではなく、政府の誤解釈であり、法上は、政府が緊急事態宣言を発出した後でなければ、こうした要請はできないとしているのだ。法第45条の公表を定めた規定も、要請や指示に応じなかった業者の店名公表の規定ではないとしている。詳しい理由については本書を読んでいただくとして、筆者の指摘どおりだと思う。筆者はこの後も、地方財政法には休業要請時の補償金の財源の捻出に活用できる規定があるなどの指摘をしており、やけに法律に詳しい人だなと思って筆者のプロフィールを確認してみたら、東大法学部卒だった。ただ、だからと言って、政府が緊急事態宣言の発出をためらう中、各知事がこうしたことを行っていなかったらどうなっていたか分からないので、個人的には法解釈の正否はともかく、こうするしかなかったとは思うが、早急に現実の必要に合わせた法改正等をすべきだとは思う。
筆者の各知事の真贋評価については、一部では評価されていたものの、地味な印象の和歌山県知事を最も高く評価しており、世上では評価の高かった北海道知事や大阪府知事は意外に辛口評価だが、法律に詳しく、自治省出身で鳥取県知事も務めた人ならではの評価だったと思う。東京都知事については、「小池知事の公約など真に受ける方がおかしい」「自身の政治的野心のために都政をうまく利用してやろうという下心が垣間見える」「小池知事が熱心なのは、キャッチフレーズと話題作りです。…ただ、レインボーブリッジや都庁がライトアップされようが、されまいが、大した害はありませんでした。命にかかわるような施策は都庁の職員がこなしているからです」などと、最も手厳しい評価を下している。ちなみに、小池知事は、日本語で言えば済むことを何でも恰好良く英語で言いたがる人だが、最も高齢者に響かなければならないコロナの警告を「東京アラート」と命名したときには、この人は何を考えているのかと呆れてしまった。
「大阪都構想」については、自治省出身で鳥取県知事も務めたという見識から、その意義を明快に否定している。吉村知事の後任が大阪維新の会の人になったら、また三回目の住民投票があるかもしれないので、大阪市在住の人はこれを読んでおいた方がいいと思う。私たちが「所詮、こんなものだろう」と思っている地方議会と地方議会議員についても、深い見識を基にその問題点や在り方を論じており、感銘を受けた。
最後に、第二波以降、コロナ対策よりも経済対策優先に完全にシフトしてしまっている政府や知事の対応について言っておきたい。
まず、政府はなぜ知事から要望のあった地域を目的地とするGo To トラベルだけしか中断しないのか?それでは、地方の住民が感染急増地から地元にコロナを持ち帰るのはダメだが、感染急増地の住民が地方にコロナを持ち込むのはOKと言っているのに等しいではないか。そもそも、これは国の事業で、当初東京を除外したのも政府なのに、なぜ、中断の判断だけ知事に丸投げするのか?経済への影響を危惧して知事が手を挙げなかったら、政府はそれでいいのか?Go To イートは、なぜ中断しないのか?根本的に、消費拡大の特例措置であるGo To 事業を中断して平時の状態に戻すだけのことが対策と言えるのか?政府も知事も本気でコロナの爆発的感染を止めたいと思っているのなら、専門家や医者の悲鳴にも似た提言を真摯に受け止めて、手遅れにならないうちに、時短・休業要請、県をまたぐ移動や外出の自粛要請、緊急事態宣言などで人の動き自体を止めるべきではないか?菅首相が「コロナ対策が最優先」と言っていたのは、やはり口だけだったのか?
筆者はまず第一波当時の政府や知事等の対応を批判的に総括した後、これまで私も目にしたことがない新型インフル等対策特措法の法解釈の根本的な問題点を指摘している。筆者は、政府が緊急事態宣言を発出する前に行った知事の休業要請等の根拠とされていた法第24条第9項は、都道府県が対策本部を組織するための規定であり、知事が住民や事業者に対して行う要請に関する規定ではなく、政府の誤解釈であり、法上は、政府が緊急事態宣言を発出した後でなければ、こうした要請はできないとしているのだ。法第45条の公表を定めた規定も、要請や指示に応じなかった業者の店名公表の規定ではないとしている。詳しい理由については本書を読んでいただくとして、筆者の指摘どおりだと思う。筆者はこの後も、地方財政法には休業要請時の補償金の財源の捻出に活用できる規定があるなどの指摘をしており、やけに法律に詳しい人だなと思って筆者のプロフィールを確認してみたら、東大法学部卒だった。ただ、だからと言って、政府が緊急事態宣言の発出をためらう中、各知事がこうしたことを行っていなかったらどうなっていたか分からないので、個人的には法解釈の正否はともかく、こうするしかなかったとは思うが、早急に現実の必要に合わせた法改正等をすべきだとは思う。
筆者の各知事の真贋評価については、一部では評価されていたものの、地味な印象の和歌山県知事を最も高く評価しており、世上では評価の高かった北海道知事や大阪府知事は意外に辛口評価だが、法律に詳しく、自治省出身で鳥取県知事も務めた人ならではの評価だったと思う。東京都知事については、「小池知事の公約など真に受ける方がおかしい」「自身の政治的野心のために都政をうまく利用してやろうという下心が垣間見える」「小池知事が熱心なのは、キャッチフレーズと話題作りです。…ただ、レインボーブリッジや都庁がライトアップされようが、されまいが、大した害はありませんでした。命にかかわるような施策は都庁の職員がこなしているからです」などと、最も手厳しい評価を下している。ちなみに、小池知事は、日本語で言えば済むことを何でも恰好良く英語で言いたがる人だが、最も高齢者に響かなければならないコロナの警告を「東京アラート」と命名したときには、この人は何を考えているのかと呆れてしまった。
「大阪都構想」については、自治省出身で鳥取県知事も務めたという見識から、その意義を明快に否定している。吉村知事の後任が大阪維新の会の人になったら、また三回目の住民投票があるかもしれないので、大阪市在住の人はこれを読んでおいた方がいいと思う。私たちが「所詮、こんなものだろう」と思っている地方議会と地方議会議員についても、深い見識を基にその問題点や在り方を論じており、感銘を受けた。
最後に、第二波以降、コロナ対策よりも経済対策優先に完全にシフトしてしまっている政府や知事の対応について言っておきたい。
まず、政府はなぜ知事から要望のあった地域を目的地とするGo To トラベルだけしか中断しないのか?それでは、地方の住民が感染急増地から地元にコロナを持ち帰るのはダメだが、感染急増地の住民が地方にコロナを持ち込むのはOKと言っているのに等しいではないか。そもそも、これは国の事業で、当初東京を除外したのも政府なのに、なぜ、中断の判断だけ知事に丸投げするのか?経済への影響を危惧して知事が手を挙げなかったら、政府はそれでいいのか?Go To イートは、なぜ中断しないのか?根本的に、消費拡大の特例措置であるGo To 事業を中断して平時の状態に戻すだけのことが対策と言えるのか?政府も知事も本気でコロナの爆発的感染を止めたいと思っているのなら、専門家や医者の悲鳴にも似た提言を真摯に受け止めて、手遅れにならないうちに、時短・休業要請、県をまたぐ移動や外出の自粛要請、緊急事態宣言などで人の動き自体を止めるべきではないか?菅首相が「コロナ対策が最優先」と言っていたのは、やはり口だけだったのか?
2021年6月6日に日本でレビュー済み
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特措法の政府解釈の誤りがスタートからあった事実を役人としての経験から鋭くシンプルに指摘し、(多々欠陥はあるが)特措法の本来あるべき姿と法適用の本来あるべき姿を正面から論じている。それと共に、知事の資質、本来はもっと評価されて良い知事の実績・業績など世の中では知られていない部分を照らし出している。これによって読者の行政、知事、政府、政治家に対する目も養われるだろう。新書ではあるがなかなか読み応えがあり、関心を持たざるを得ない面もあり、あっという間に読んでしまった。
2021年2月18日に日本でレビュー済み
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さすがに知事、大臣の経験者だけに、本質をよく突いており、有意義な本です。知事の仕事はパフォーマンスではないが効きます。
2021年2月28日に日本でレビュー済み
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購入の動機は「女帝 小池百合子を読了し、他の方の視点も読んでみたいと思ったのですが、
それ以上にためになる本でした。「法治」の視点から行政を考える、という当たり前で、日本では全く当たり前でない基本を、改めて教えて頂きました。日本は法治国家だったんだ!と、気づきます。「こんなもんだろう」と期待もしていなかった地方自治には、多くの学ぶことがあるのですね。文章も明快で、遠慮がなく、読み物としても大変に面白い。何より、片山教授に学んだ若者が多く育ってほしいと願います。
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2021年2月4日に日本でレビュー済み
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たんたんと客観的に意見を述べ、その根拠となるものもきちんと示しています。片山さんの文章は人柄が出ていて、妙に文章を着飾ったりしないので読み手としても読みやすかったです。改めて日本は法治国家だという事を思い出させてもらいました。
2021年1月17日に日本でレビュー済み
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良好な商品を有難うございました。
2021年1月29日に日本でレビュー済み
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高く評価している。
ショーではなく、実務家として、国との距離を計っている慎重な姿勢を高く評価している点が、さすがだなぁと思った。テレビでは流れるようで、本にまとめないと、こうした考えを正確にとらえきれない。
ショーではなく、実務家として、国との距離を計っている慎重な姿勢を高く評価している点が、さすがだなぁと思った。テレビでは流れるようで、本にまとめないと、こうした考えを正確にとらえきれない。