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歴史とはなにか (文春新書 155) 新書 – 2001/2/20

4.4 5つ星のうち4.4 132個の評価

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商品説明

「新しい歴史教科書をつくる会」が編纂した中学教科書に、中国と韓国が強く反発している。今に始まったことではない。これまでにも、日本の閣僚が中国から「正しい歴史認識の欠如」を非難されて辞任に追い込まれることもあった。しかし、中・韓両国の主張、日本政府の対応、マスコミの論評を聞いていて、いつも覚えるのは、「正しい歴史認識」とはいったい何なのかが、一向に見えない欲求不満である。肝心なのは、歴史認識や史実解釈ではなく、「歴史とはなにか」ではないのか。そんな基本的な疑問に、丹念に答えてくれるのが本書である。

著者によれば、歴史は自分の立場を正当化する「武器」だそうである。国の歴史(正史)には、本来そういう側面がある。「歴史は文化であり、人間の集団によって文化は違うから、集団ごとに、それぞれ『これが歴史だ』というものができる」が、それは「ちゃんとした歴史」ではない。「いい歴史」を書こうと思ったら、「善とか悪とかいう道徳的な価値判断」「功利的な価値判断」は一切禁物である。しかし、そうした価値判断を排して書かれた「いい歴史」は「どの国家にとってもつごうの悪い」ものにならざるをえない。

そこで思い出すのは、2000年度のノーベル文学賞を受賞した中国人亡命作家、高行健(ガオ シンジアン)が「中国の正史」を批判した言葉である。高は「歴史とは、イデオロギーを通してではなく、じかに対面すべきものである」と言った。本書は、世界文明上の歴史観を、司馬遷の「現実とかけはなれた『正統』の歴史観」(中国文明)とヘロドトスの「変化を語る歴史観」(地中海文明)の2つに分けている。どうやら、高が「イデオロギーに基づく正史」と批判する中国の歴史記述は中国の伝統なのである。それが「いい歴史」かどうかは別にして、それぞれの国が自分の歴史をどう記述しようが、他国がとやかくいう筋合のものではないかもしれない。

しかし、求められるのはやはり「いい歴史」である。だが、「いい歴史」は必ずしも万人を喜ばせるものではない、と本書は言う。胸のつかえの下りる本である。(伊藤延司)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2001/2/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/2/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 222ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4166601555
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4166601554
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 132個の評価

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岡田 英弘
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岡田英弘の『歴史とはなにか』は、まさしく、名著である
5 星
岡田英弘の『歴史とはなにか』は、まさしく、名著である
対談集『考えて、考えて、考える』(丹羽宇一郎・藤井聡太著、講談社)の中で、読書家として知られる丹羽宇一郎が藤井聡太に読むことを勧めている『歴史とはなにか』(岡田英弘著、文春新書)を手にしたが、これは、まさしく、名著である。歴史好きを自任する私が、本書を知らなかったことは汗顔の至りである。私の目から鱗が落ちた著者の鋭い論考を、私なりにまとめると、こうなろうか。●司馬遷が創った中国文明の歴史の本質は「正統」の観念であり、彼が『史記』で言いたかったのは、彼が仕える前漢の武帝こそが正統の天子だということ。●陳寿が著した『三国志』は、蜀の皇帝も呉の皇帝も皇帝と認めず、魏の臣下並みに扱っている。その上、劉備は「漢」の皇帝と称したのに、この正規の国号も無視し、「蜀」としている。後漢の正統を承けたのが魏で、魏の正統を承けたのが、陳寿が仕える晋だという立場に立っているからである。●『三国志』の著者の陳寿にしてみれば、自分が仕える晋の帝室の祖先の司馬懿が権力を握った糸口は。238年の公孫淵征伐の成功だったのだから、現皇帝の権力の基礎が築かれた天地は東北アジアということになる。こうした理由から、『三国志』に東北アジアの記述を落とすわけにはいかない。『魏志東夷伝』はこうした政治的な理由で書かれ、その一部が『魏志倭人伝』と呼ばれているわけだ。倭の邪馬台国女王・卑弥呼が「親魏倭王」となるのは239年である。魏の新皇帝を補佐し、卑弥呼に「親魏倭王」の称号を贈ったのは、卑弥呼の使の仲立ち役の司馬懿の顔を立てたものである。「魏志倭人伝」の里程や方位が現実を無視しているのは、邪馬台国の位置を南に伸ばして、当時の敵国である呉の背後に持っていく意図があったからだ。●漢人の南朝の陳を滅ぼして天下を統一した隋の皇帝は、遊牧民の鮮卑の出身だった。その隋から天下を引き継いだ唐の皇帝も、やはり鮮卑の出身である。すなわち、隋も唐も遊牧民の征服王朝なのである。●北宋時代の漢人、いわゆる中国人の大部分は、血統の面では、実は隋・唐時代の中国人の主流であった遊牧民の後裔だったが、意識の面では、自分たちは秦・漢時代の最初の中国人の直系の子孫であり、純粋の漢人だと思い込むようになっていた。この時期に初めて芽生えた、こうした思い込みを「中華思想」という。●正史の伝統に養われた中国人が『元史』を読むと、元朝が、あたかも遊牧民が中国に入って作った中国式の王朝であったかのような誤解が生まれる。実際には、元朝は純然たる遊牧帝国で、漢字で綴った官職名を使っていた点を除いては、中国式の要素はほとんどない王朝であった。●13世紀にモンゴル帝国がユーラシア大陸の東西にまたがって成立した時から、世界史が始まった。●地中海文明の歴史を創ったヘロドトスは、世界の変化を語るのが歴史であり、世界の変化は政治勢力の対立・抗争によって起こる、ヨーロッパとアジアは永遠に対立する2つの勢力だと捉えていた。●天武天皇の命により編纂に着手した『日本書紀』の天照大神や神武天皇の神話は、ちょうど編纂が進行している時期の、同時代の経験がもとになって組み立てられている。だから、これらは、遥かに遠い時代からの記憶の反映でも何でもない。神武天皇から応神天皇までの歴代天皇は7世紀の創作である。●『古事記』は、江戸時代に本居宣長が新しく作り直したもので、最古の歴史書ではない。●江上波夫の騎馬民族征服王朝説は、完全なるファンタジーである。もう一度言おう、本書は名著である、と。
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