読む本はどれも面白いのですが、心底読んで良かった!素晴らしかった!と思う本は滅多にはありません。この本は、心底読んで良かった本です。これでもかというほど、濃密な父と娘の関係を、明晰な取材と読みやすい文章でつまびらかにする一冊です。
恥ずかしながら、私は本に登場する作家さん達の著作を読んでませんでした。しかし、今は読んでなかったことを幸運だと感じてます。
この本を読んで、作家の苦しみ生き様を知った上でそれぞれの著作を読んだ方が、きっと何倍も深くその世界に入り込めると思うからです。
早速、石垣りん氏の詩集を購入しました。
「この父ありて」に出会えて、本当に幸運でした。
蛇足ですが、表紙に使われている絵も、しみじみと良いなあと、思います。
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この父ありて 娘たちの歳月 単行本 – 2022/10/25
梯 久美子
(著)
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石牟礼道子、茨木のり子、島尾ミホ、田辺聖子、辺見じゅん……。
不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。
唯一無二の父娘(おやこ)関係が生んだ、彼女たちの強く、しなやかな生涯。
『狂うひと』『原民喜』『サガレン』など、話題作を発表し続けるノンフィクション作家が紡ぐ、豊穣たる父娘の物語(ナイン・ストーリーズ)。
目次
・渡辺和子
目の前で父を惨殺された娘はなぜ、「あの場にいられてよかった」と語ったのか?
・齋藤 史
二・二六事件で父は投獄された。その死後、天皇と対面した娘が抱いた感慨とは――。
・島尾ミホ
慈愛に満ちた父を捨て、娘は幸薄い結婚を選んでしまい、それを悔い続けた……。
・石垣りん
四人目の妻に甘えて暮らす、老いた父。嫌悪の中で、それでも娘は家族を養い続けた。
・茨木のり子
時代に先駆けて「女の自立」を説いた父の教えを、娘は生涯貫いた。
・田辺聖子
終戦後の混乱と窮乏のなかで病み衰えた父の弱さを、娘は受け入れられなかった。
・辺見じゅん
父の望む人生を捨てた娘は、父の時代――戦争の物語を語り継ぐことを仕事とした。
・萩原葉子
私は、父・朔太郎の犠牲者だった――。書かずには死ねないとの一念が、娘を作家にした。
・石牟礼道子
貧しく苦しい生活の中でも自前の哲学を生きた父を、娘は生涯の範とした。
・「書く女」とその父 あとがきにかえて
不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。
唯一無二の父娘(おやこ)関係が生んだ、彼女たちの強く、しなやかな生涯。
『狂うひと』『原民喜』『サガレン』など、話題作を発表し続けるノンフィクション作家が紡ぐ、豊穣たる父娘の物語(ナイン・ストーリーズ)。
目次
・渡辺和子
目の前で父を惨殺された娘はなぜ、「あの場にいられてよかった」と語ったのか?
・齋藤 史
二・二六事件で父は投獄された。その死後、天皇と対面した娘が抱いた感慨とは――。
・島尾ミホ
慈愛に満ちた父を捨て、娘は幸薄い結婚を選んでしまい、それを悔い続けた……。
・石垣りん
四人目の妻に甘えて暮らす、老いた父。嫌悪の中で、それでも娘は家族を養い続けた。
・茨木のり子
時代に先駆けて「女の自立」を説いた父の教えを、娘は生涯貫いた。
・田辺聖子
終戦後の混乱と窮乏のなかで病み衰えた父の弱さを、娘は受け入れられなかった。
・辺見じゅん
父の望む人生を捨てた娘は、父の時代――戦争の物語を語り継ぐことを仕事とした。
・萩原葉子
私は、父・朔太郎の犠牲者だった――。書かずには死ねないとの一念が、娘を作家にした。
・石牟礼道子
貧しく苦しい生活の中でも自前の哲学を生きた父を、娘は生涯の範とした。
・「書く女」とその父 あとがきにかえて
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2022/10/25
- 寸法13.7 x 2.1 x 19.6 cm
- ISBN-104163916091
- ISBN-13978-4163916095
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出版社より
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2022/10/25)
- 発売日 : 2022/10/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4163916091
- ISBN-13 : 978-4163916095
- 寸法 : 13.7 x 2.1 x 19.6 cm
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- - 46,530位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月17日に日本でレビュー済み
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筆者本人もそうなのだろうか?と思いつつ読み終えました。昭和初期、書くことで自身の内情を表現し続けた女性文藝家たちの父親からの影響。実に見事に取材を通して書かれている作品となっています。
2023年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は娘達に送呈したいと思う。私の読書歴の中で最右翼に位置すると思った。渡邊和子:226事件で目前で暗殺された陸軍教育総監の娘。最後にトドメを刺した将校の実弟が来て、涙ながらに、“私たちこそ先にお父様のお墓にお参りすべきでしたのに、申し訳ありません、これで私たちの226が終わりました”と。反乱軍、殺人者と汚名を背負った身内の人達は、私よりもっと辛い50年間を過ごしたのだと気づいて、気持ちに区切りがついた。斉藤 史:歌人:父は226の幇助罪で禁固刑に。彼女には歌会始への道で青年将校たちが並んでいるのが見えたと、”みんなで一緒に行こうね“と呟いたという。石垣りん:詩人55歳で定年。詩に書いた:ある日会社が言った、明日から来なくていいよ、と。人間は黙っていた、人間には人間の言葉しかなかったから、会社の耳には会社の言葉しか通じなかったから、確かに入った時から相手は会社だった、人間なんていやしなかった。茨木典子:詩人、父の葬儀の帰りに書いた“いい男だったわ、お父さん、娘が捧げる一輪の花。辺見じゅん:角川書店創業者の長女。父の後ろ姿の思い出だけだ、発表のあてもなく深夜まで机に向かっている父を。父の文学への立ち難い思いを理解する。父が亡くなり、私もまた死んだと思った、と。石牟礼道子、18歳の代用教員の時、自殺を図る。”虚無的な気持ちが幼児からあり、この世が嫌で、今でも嫌ですが、よく我慢して生きて来たと思う、悲しみ苦しみを背負ってゆくのが人間、嫌でたまらないからものを書かずにいられない“と。あとがきに、著者の優れたコメントがある”この9人の女性は父親の影響を一方的受け身でなく父の人生を深く受け止め、相対化し、自分の人生の中に父の居場所を作り出した、それが書くという行為であった”と。父の死後、書くことで、父との関係を続け、更新してゆく。私はどうなのだろう。。ネタバレですみません。これしか私には言い尽くせませんでした。
2023年1月20日に日本でレビュー済み
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すぐ読むようには購入せず、老後にでも読もうと思い購入しました。
2023年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元々、好きな作家さんなので購入しました。
どこの家族もそれぞれの家族の温度感があり、家族と言えども相性もあり距離感が大切なのだと改めて思わされました。
家族ならではの葛藤に苦しむこともありますが、自分を客観的に見ることができるヒントとなりました。
どこの家族もそれぞれの家族の温度感があり、家族と言えども相性もあり距離感が大切なのだと改めて思わされました。
家族ならではの葛藤に苦しむこともありますが、自分を客観的に見ることができるヒントとなりました。
2022年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同世代で社会の一線で働いてきた女性たちを見渡すと、父親の影響が本当に大きいと感じますが、これまで類書は少なかったように思います。文章はいろんなことを晒すので、物書きが多い点も興味深いです。昭和の父たちばかりですが、新しい時代を生きる令和の娘を持つお父さんたちにも良いと思います。
2023年4月4日に日本でレビュー済み
最初タイトルを観た時「あぁ、これは有名な作家を父に持った娘たちの話か」と思ったのだが、実際に読んでみると必ずしもそうではなかった。そういう一面もあるにはあったが、予想もしなかった父娘も登場していた。取り上げられた娘は以下の9人である。ちなみに、その職業も()内に記しておいた。
渡辺和子(修道女)
齋藤史(歌人)
鳥居ミホ(作家)
石垣りん(詩人)
茨木のり子(詩人)
田辺聖子(小説家)
辺見じゅん(作家、詩人)
萩原葉子(小説家、随筆家)
石牟礼道子(作家、詩人)
彼女たちが父親をどう見ていたのか、あるいはどういう影響を受けていたのか、立場を変えて、父親が彼女たちにどういう影響を与えたのかについて、それほど長い記述ではないけれど考察を加えている。残念ながら自分が実際に読んでいたのは萩原葉子の小説だけだったので、必ずしも書かれていることを十分咀嚼できたとは言えないけれど、彼女たちと父親との関係がよくわかる一冊であった。取り上げられた女性達が全員文筆業だったらもっと内容が浅いものとなっていたかもしれないが、冒頭の渡辺和子の存在は大きかった。
渡辺和子(修道女)
齋藤史(歌人)
鳥居ミホ(作家)
石垣りん(詩人)
茨木のり子(詩人)
田辺聖子(小説家)
辺見じゅん(作家、詩人)
萩原葉子(小説家、随筆家)
石牟礼道子(作家、詩人)
彼女たちが父親をどう見ていたのか、あるいはどういう影響を受けていたのか、立場を変えて、父親が彼女たちにどういう影響を与えたのかについて、それほど長い記述ではないけれど考察を加えている。残念ながら自分が実際に読んでいたのは萩原葉子の小説だけだったので、必ずしも書かれていることを十分咀嚼できたとは言えないけれど、彼女たちと父親との関係がよくわかる一冊であった。取り上げられた女性達が全員文筆業だったらもっと内容が浅いものとなっていたかもしれないが、冒頭の渡辺和子の存在は大きかった。