「殺人をお知らせします。十月二十九日金曜日、午後六時半にリトル・パドックスにて。お知り合いの方々にご出席いただきたく、右ご通知まで」(15頁)
殺人予告の通知。
地元のニュース週刊新聞「《ガゼット》」(10頁)紙の十月二十九日の個人広告欄。
そこに載った「奇妙な招待状」(19頁)に対する
本書『予告殺人』の「登場人物」たちの反応が面白かったです。
「一種のパーティーだよ、たぶん。殺人ゲームみたいなものだろう」(16頁)
文学青年の「エドマンド・スウェットナム」は母親にそう言います。
退役軍人の「アーチー」(17頁、399頁)・イースターブルック大佐はその夫人に向かって
「殺人ゲームだよ」と言下に決めつけます。
原作の刊行は、1950年。第二次世界大戦が終了した直後が舞台です。
登場人物の大方が、ゲーム感覚で受け止めているところが興味深かったです。
2023年の現代は、戦争のコンピュータ・ゲームまである世の中です。
今日のゲーム感覚は、アガサの時代の殺人犯人の推理の面白さとは別もののようです。
若者と年配者の世代間のゲーム感覚の違いも興味深いです。
舞台の上の芝居じみた感覚なんかは、両世代に共通しているようにも感じられます。
「登場人物」の紹介の仕方にも、世代の違いを強調しているように思います。
マープルは「老婦人」となっていますし、
ヒンチクリフとマーガトロイドには「年配女性」と紹介されています。
確かに、「ミス」何とかでは、年配か若いのかなんて分かりません。
女性は一般に、年齢の表現に厳しいかたが多いようなので、
英語の原文では、どうなっているのか気になりました。
一方、エドマンド・スウェットナムには「文学青年」という説明があり、
ルディ・シャーツには「スイス人青年」と、若き青年であることを明記しています。
本書の「登場人物」の紹介は、表紙カバーの袖と本文冒頭にあります。
しかし「登場人物」全員を紹介しているわけではありません。
全員を紹介してしまうと、
後半の犯人捜しの楽しみを損ねてしまう可能性があるためでしょう。
特に、登場人物の昔の名前は隠されていました。
隠さないと、読みなれた読者にネタバレになるからです。
別名になりすましている登場人物こそ、殺人犯人です。
例えば、
「ピップとエマ」って誰?
(203頁、256頁、293頁、295頁、311頁、337頁、368頁、371頁、402頁、404頁、406頁、432頁)
「ロティ」? (36頁、381頁、409頁、422頁、423頁、433頁、441頁)
「R・G」? (317頁、323頁、329頁、330頁、331頁)
「ランダル・ゲドラー」? (326頁、378頁、418頁)
「シャーロット・ブラックロット」? (323頁、326頁、329頁、415頁、417頁、418頁、419頁)
冒頭の「登場人物」リストに列記されていない名前はくせものです。
こんなに何度も登場するのに、「登場人物」リストにあげないのは不自然ですよね。
殺人現場に登場していない名前ばかりです。
「登場人物」リスト自体が付いていない本さえあります。
エピグラフにある「美味なる死」という言葉も奇妙で、引っ掛かりました。
目次にも、第15章は「美味なる死(デリシャス・デス)」とあります。
本文中にも何度も出てきます。
「美味なる死(デリシャス・デス)」? (278頁、281頁、287頁、381頁、434頁、449頁)
「美味なる死のレシピ」(449頁)
「バースデーパーティー、特別なケーキ」(434頁)
誕生日に死ぬ。 殺される。
「死ぬ前に楽しい一日を彼女に贈った」(439頁)
何という優しい殺人者でしょう。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,232¥1,232 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,232¥1,232 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥548¥548 税込
配送料 ¥297 6月9日-12日にお届け
発送元: ブックサプライ江坂DC 販売者: ブックサプライ江坂DC
¥548¥548 税込
配送料 ¥297 6月9日-12日にお届け
発送元: ブックサプライ江坂DC
販売者: ブックサプライ江坂DC
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
予告殺人〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 38) 文庫 – 2020/5/26
アガサ・クリスティー
(著),
羽田 詩津子
(翻訳)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,232","priceAmount":1232.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,232","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"yhykMefwJupJTFa4KS7%2FsDA8haETmVk0ChsxGmHHuUHxtJW9mu4WVA2jZRs16pHzpNO08RBPQBwyMlxB7EP7shn3s2annZzn9w2CRmHDjkdA%2BzeQAhXCor6p%2BtECB8hIu0gW%2BFHx%2BvI%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥548","priceAmount":548.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"548","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"yhykMefwJupJTFa4KS7%2FsDA8haETmVk0Awv%2BijVd2%2BWuERZMgmcxl6Bgo2gc22lfA33J%2B%2FDKpMXpoYf%2BftzCWUorEMrDTx3JZiFuz5p3pCVwIH%2BMBukNQ6CGjADiH69vTxdB%2FI58fsqgjw9kTFKTs9qs4GhNQjl58pJY43oBWQGERh8XoviaKw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
「殺人をお知らせします」……新聞記事の予告通りに起きた殺人事件に名探偵ミス・マープルが挑む! 著者代表作が新訳版で登場!
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2020/5/26
- 寸法10.6 x 1.8 x 15.7 cm
- ISBN-10415131038X
- ISBN-13978-4151310386
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 予告殺人〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 38)
¥1,232¥1,232
最短で6月7日 金曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
¥1,122¥1,122
最短で6月7日 金曜日のお届け予定です
残り9点(入荷予定あり)
¥1,034¥1,034
最短で6月7日 金曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2020/5/26)
- 発売日 : 2020/5/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 415131038X
- ISBN-13 : 978-4151310386
- 寸法 : 10.6 x 1.8 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 154,297位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新訳の登場。
現代的な訳で、旧訳ではどことなくノンビリして間延びしているような感もある展開がタイトになったように感じられた。
ただ、その代わり、台詞の言い回しがみんな現代的になったというか、英国の階級社会が見えにくくなってしまったような印象も持った。
上記は気にならない人もいるだろうが、それ以外には、台詞の中に括弧書きを多用するスタイルはいかがなものだろうかと思う。台詞なのだから、括弧を使ってねじ込んでいくのは、適切とは思えない。その形式で英語の係り受けを表現してよいのであれば、素人でもできる。
適切な解説が付いているのはGOOD。
現代的な訳で、旧訳ではどことなくノンビリして間延びしているような感もある展開がタイトになったように感じられた。
ただ、その代わり、台詞の言い回しがみんな現代的になったというか、英国の階級社会が見えにくくなってしまったような印象も持った。
上記は気にならない人もいるだろうが、それ以外には、台詞の中に括弧書きを多用するスタイルはいかがなものだろうかと思う。台詞なのだから、括弧を使ってねじ込んでいくのは、適切とは思えない。その形式で英語の係り受けを表現してよいのであれば、素人でもできる。
適切な解説が付いているのはGOOD。
2023年6月21日に日本でレビュー済み
クリスティー円熟期の傑作にしてミス・マープルものの最高作との世評は本当だと思いました。
処女作「スタイルズ壮の怪事件」や名作「アクロイド殺し」同様、物語の舞台として人情にあつい人々がのんびり暮らしている鄙びた田舎町が舞台であるところも好もしいです。
なによりも殺人事件の当事者 & 関係者である村の住人たちのあいだの人間模様の描き方に、私はクリスティーの円熟を感じました。もともと処女作いらい人物造形に定評のある作者ではありますが、還暦にいたってその力量がますます冴えわたってきたのではないかと。
予告殺人の舞台となったリトル・パドックスにその夕べ集 (つど) っていた人物たち---ある者は出生の秘密に懊悩し、ある者は外国人であること (生粋の英国人でないこと) による負い目に苦しみ、ある者は悪事を企みつつも悪人になり切れず葛藤し、ある者は病気を克服し、ある者は嘘をつき続けながら生き、ある者は貧困からの救いを求め、ある者は孤独感から愛情に餓えている---そんな多彩な人々の織り成す人間ドラマの巧みさは、推理小説というジャンルを超えて、私にイギリス近代文学の大家ジェーン・オースティンの諸作を思い出させました。それくらい主要登場人物一人々々が、生き生きと描き出されているように思います。
そのため、かんじんのミス・マープルの出番が意外に少ないことも余り気になりませんでした。
本作が本格推理小説の傑作であることに異論はありませんが、生身の人々の人間ドラマとしても存分に読ませるところが素晴らしかったです。
むろん予告殺人の真相も、真犯人も、例によって読み手の予想のはるか上をいく意外さではありました。
あと、ミス・マープルの卓抜な推理を、警察官側の捜査が補助してくれているところが頼もしかったです。
処女作「スタイルズ壮の怪事件」や名作「アクロイド殺し」同様、物語の舞台として人情にあつい人々がのんびり暮らしている鄙びた田舎町が舞台であるところも好もしいです。
なによりも殺人事件の当事者 & 関係者である村の住人たちのあいだの人間模様の描き方に、私はクリスティーの円熟を感じました。もともと処女作いらい人物造形に定評のある作者ではありますが、還暦にいたってその力量がますます冴えわたってきたのではないかと。
予告殺人の舞台となったリトル・パドックスにその夕べ集 (つど) っていた人物たち---ある者は出生の秘密に懊悩し、ある者は外国人であること (生粋の英国人でないこと) による負い目に苦しみ、ある者は悪事を企みつつも悪人になり切れず葛藤し、ある者は病気を克服し、ある者は嘘をつき続けながら生き、ある者は貧困からの救いを求め、ある者は孤独感から愛情に餓えている---そんな多彩な人々の織り成す人間ドラマの巧みさは、推理小説というジャンルを超えて、私にイギリス近代文学の大家ジェーン・オースティンの諸作を思い出させました。それくらい主要登場人物一人々々が、生き生きと描き出されているように思います。
そのため、かんじんのミス・マープルの出番が意外に少ないことも余り気になりませんでした。
本作が本格推理小説の傑作であることに異論はありませんが、生身の人々の人間ドラマとしても存分に読ませるところが素晴らしかったです。
むろん予告殺人の真相も、真犯人も、例によって読み手の予想のはるか上をいく意外さではありました。
あと、ミス・マープルの卓抜な推理を、警察官側の捜査が補助してくれているところが頼もしかったです。
2020年7月27日に日本でレビュー済み
数年前に旧訳を読んだが、ラストの会話がどうしても理解できなかった。ずっと気になっていたので、さっそく新訳を立ち読み。そうだったのか!僕の理解力のせいじゃなかった。どうやら旧訳は誤訳だったようだ。
象というのは忘れるものだというやりとりで、旧訳は
「動物学上は、たしかそうなんでございますよ」
「うんーーそうだね。子を産むときのハサミムシみたいにね」
これでは何のことだかわからなかった。
新訳はちゃんと意味が通じるようになっていた。
「動物学では、それが定説ってことになっているようですよ」
「ああ、そうか、ハサミムシは子育てが上手っていう定説もあるな」
そこで新訳を買って、最初から読み直したが、ひっかかるところもなくスイスイ読めてストレスがなくて話もおもしろかった。古くさいところもなかったので、やっぱり新訳の方が読みやすい。長年の疑問が解けて感謝だ。
象というのは忘れるものだというやりとりで、旧訳は
「動物学上は、たしかそうなんでございますよ」
「うんーーそうだね。子を産むときのハサミムシみたいにね」
これでは何のことだかわからなかった。
新訳はちゃんと意味が通じるようになっていた。
「動物学では、それが定説ってことになっているようですよ」
「ああ、そうか、ハサミムシは子育てが上手っていう定説もあるな」
そこで新訳を買って、最初から読み直したが、ひっかかるところもなくスイスイ読めてストレスがなくて話もおもしろかった。古くさいところもなかったので、やっぱり新訳の方が読みやすい。長年の疑問が解けて感謝だ。
2021年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネタバレ含みます。
この人があの人で、あの人がこの人で。
最後の方は、人物の相関関係が分からなくなってきました。
1950年に読んだ人が羨ましい。
当時に読んでいたら、とても楽しい読書だったと思います。
この人があの人で、あの人がこの人で。
最後の方は、人物の相関関係が分からなくなってきました。
1950年に読んだ人が羨ましい。
当時に読んでいたら、とても楽しい読書だったと思います。
2021年5月3日に日本でレビュー済み
ネタバレになるので書けないが、おもしろくて犯人の心情が切なかった。ミス・マープルはやっぱりすてきな老嬢だ。
2020年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この版で初読です。始めて読み終えた後の感想としては、あまり冴えた印象がありませんでした。
原因は花形である犯人を務められるのは、この人しか作中にいないという意外性のなさ。
描写が劇や映画のように鮮やかに脳内で展開することもあり、配役が1番豪華だった人が犯人というドラマを試聴した時に近い感覚を受けました。
しかしながら真相パートで明らかになった事実を踏まえての再読が思いのほか楽しめ驚きました。
伏線が大胆に投げ出されながらも、叙述や人物の性格で煙幕を張る技術の高さ。
話の筋自体がシンプルなことでより堪能できました。
新訳版の出る6冊の中では『ポケットにライ麦を』『葬儀を終えて』が更に卓越した技術が堪能でき(意外性も強い)新訳が楽しみです。
原因は花形である犯人を務められるのは、この人しか作中にいないという意外性のなさ。
描写が劇や映画のように鮮やかに脳内で展開することもあり、配役が1番豪華だった人が犯人というドラマを試聴した時に近い感覚を受けました。
しかしながら真相パートで明らかになった事実を踏まえての再読が思いのほか楽しめ驚きました。
伏線が大胆に投げ出されながらも、叙述や人物の性格で煙幕を張る技術の高さ。
話の筋自体がシンプルなことでより堪能できました。
新訳版の出る6冊の中では『ポケットにライ麦を』『葬儀を終えて』が更に卓越した技術が堪能でき(意外性も強い)新訳が楽しみです。
2023年11月15日に日本でレビュー済み
タイトルは、本文にあるように、「殺人をお知らせします」の方がいいのに、なぜ「予告殺人」というコンテクストと異なる邦題にしたのか。原題は、A murder is announcedとなっているのに、解せない。
最後は、誰が誰だか半ば混乱しながら、読み進めた。頁を戻っても、なりすましや入れ替わりを示す伏線は、マープルが観察した、犯人の動揺くらいしかない。マープルがクラドック警部を賞賛するが、読者がたどり着けるのは、クラドックが追いかけた部分だけだと思う。そういう意味で言えば、クラドックは、読者のよき伴走者であり、ミスリードのモニター役だと言っていいかもしれない。
ただし、このミステリーで一番気になるというか、話の筋書き上、脆弱に思えるのは、凶器の拳銃である。
犯人の素性からして、拳銃の扱いになれていたとはいえなし、自分が管理しているなら兎も角、長年使っていないような拳銃を使うのは極めて危険だ。犯人は運がいいというべきだろう。いや、もしかして、どこかで、拳銃の練習をした記述があっただろうか。もしあれば、読み飛ばしている・・・
最後は、誰が誰だか半ば混乱しながら、読み進めた。頁を戻っても、なりすましや入れ替わりを示す伏線は、マープルが観察した、犯人の動揺くらいしかない。マープルがクラドック警部を賞賛するが、読者がたどり着けるのは、クラドックが追いかけた部分だけだと思う。そういう意味で言えば、クラドックは、読者のよき伴走者であり、ミスリードのモニター役だと言っていいかもしれない。
ただし、このミステリーで一番気になるというか、話の筋書き上、脆弱に思えるのは、凶器の拳銃である。
犯人の素性からして、拳銃の扱いになれていたとはいえなし、自分が管理しているなら兎も角、長年使っていないような拳銃を使うのは極めて危険だ。犯人は運がいいというべきだろう。いや、もしかして、どこかで、拳銃の練習をした記述があっただろうか。もしあれば、読み飛ばしている・・・