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歴史修正主義-ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで (中公新書, 2664) 新書 – 2021/10/18
武井 彩佳
(著)
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ナチによるユダヤ人虐殺といった史実について、意図的に歴史を書き替える歴史修正主義。フランスでは反ユダヤ主義者の表現、ドイツではナチ擁護として広まる。1980年代以降は、ホロコースト否定論が世界各地で噴出。独仏では法規制、英米ではアーヴィング裁判を始め司法で争われ、近年は共産主義の評価をめぐり東欧で拡大する。本書は、100年以上に及ぶ欧米の歴史修正主義の実態を追い、歴史とは何かを問う。
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2021/10/18
- 寸法11.1 x 1.1 x 17.3 cm
- ISBN-104121026640
- ISBN-13978-4121026644
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商品の説明
著者について
武井彩佳
1971(昭和46)年愛知県生まれ.94年早稲田大学第一文学部史学科卒業.2001年早稲田大学文学研究科史学専攻博士課程修了.01~04年日本学術振興会特別研究員.04年博士(文学・早稲田大学).早稲田大学比較法研究所助手などを経て,学習院女子大学国際コミュニケーション学科教授.専攻・ドイツ現代史,ホロコースト研究.著書『戦後ドイツのユダヤ人』(白水社,2005年),『ユダヤ人財産は誰のものか――ホロコーストから,パレスチナ問題へ』(白水社,2008年),『〈和解〉のリアルポリティクス――ドイツ人とユダヤ人』(みすず書房,2017年).訳書D・ストーン著『ホロコースト・スタディーズ――最新研究への手引き』(白水社,2012年).監訳W・ロワー著『ヒトラーの娘たち――ホロコーストに加担したドイツ女性』(明石書店,2016年).
1971(昭和46)年愛知県生まれ.94年早稲田大学第一文学部史学科卒業.2001年早稲田大学文学研究科史学専攻博士課程修了.01~04年日本学術振興会特別研究員.04年博士(文学・早稲田大学).早稲田大学比較法研究所助手などを経て,学習院女子大学国際コミュニケーション学科教授.専攻・ドイツ現代史,ホロコースト研究.著書『戦後ドイツのユダヤ人』(白水社,2005年),『ユダヤ人財産は誰のものか――ホロコーストから,パレスチナ問題へ』(白水社,2008年),『〈和解〉のリアルポリティクス――ドイツ人とユダヤ人』(みすず書房,2017年).訳書D・ストーン著『ホロコースト・スタディーズ――最新研究への手引き』(白水社,2012年).監訳W・ロワー著『ヒトラーの娘たち――ホロコーストに加担したドイツ女性』(明石書店,2016年).
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2021/10/18)
- 発売日 : 2021/10/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 264ページ
- ISBN-10 : 4121026640
- ISBN-13 : 978-4121026644
- 寸法 : 11.1 x 1.1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 37,935位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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tsukuyomi
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残念なことに 現実に起きていることが本になっています。 読んでいて旋律を覚えました。 こんなことがまかり通ってはならない。 平和を作るのは私たち 国民 なんだと 知らされました。 右の方たちの頭の中はどうなっているんだろうと思います。
花は桜木
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ここ100年くらいにわたる欧米の歴史修正主義について述べた本。歴史修正主義がなぜ生まれ、どのように変質し、どのように受け止められたかが、事例とともに丁寧かつわかりやすく解説されていて、私には特に歴史修正主義(あるいは陰謀論)の「歴史との向き合い方や解釈の仕方」が勉強になった。
小手先の陰謀論に染められないように、岩波ブックレットの『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也著・田野大輔著)と合わせて読むのをおすすめしたい。
小手先の陰謀論に染められないように、岩波ブックレットの『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也著・田野大輔著)と合わせて読むのをおすすめしたい。
美しい夏
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歴史修正主義に関する新刊新書本である。
一、テーマ
①書かれた歴史とは何か。歴史修正主義とは何か。
②歴史修正主義の100年を振り返る。
③歴史に関する元説を法で規制することの可否及び是非。
二、定義等
○本書の「歴史修正主義」の定義は「歴史的事実の全面的な否定を試みたり、意図的に矮小化したり、一側面のみを誇張したり、何らかの意図で歴史を書き替えようとすること」である。
○「最初から事実と異なる歴史像を広める意図であからさまに事実を否定する主張」は欧米では「歴史修正主義」ではなく「否定論」と呼ばれる(たとえばホロコース否定論)。しかし、日本で否定論も歴史修正主義に含まれている。そこで、本書では歴史修正主義を否定論を含む概念として扱っている。
○しかし、本書は第二次対戦以降の欧米社会の歴史修正主義について分析する本であり、日本は対象外とされている。
三、歴史見直しと歴史修正主義の違い
○歴史修正主義は歴史の政治利用の問題と常に結び付く
○現状を必然的な結果として説明するために、もしくは現状を批判するために、歴史の筋書きを提供するのが歴史修正主義。
○歴史修正主義は過去を、現在と未来に奉仕させる。
四、目次
第1章 近代以降の系譜ードレフユス事件から第一次世界大戦後まで
1陰謀論、マルクス主義の「修正」ーイデオロギー化。2ドイツ外務省の試みー戦争原因研究本部の設置。3変質した歴史家ーH.E.バーンズの場合
第2章 第二次世界大戦への評価ー1950~60年代
1ニュルンベルク裁判への不満ードイツだけが悪いのか。2ナチ、ネオナチの歴史観ーヒトラーに責任なし。3フランスでの台頭ー最初のホロコースト否定。
第3章 ホロコースト否定論の勃興ー1970~90年代
1起源と背景ー反ユダヤ主義の政治的表現。2歴史修正研究所を訴えるーマーメルスタインの‘’挑戦‘’。3ドイツ・フランスの否定論者ー確信犯たちの素顔。4ツンデル裁判の波紋ーメディアによる拡散。
第4章 ドイツ「歴史家論争」ー1986年の問題提起
1ナチズムと戦後ドイツ社会ー過ぎさろうとしない過去。2ホロコーストの比較可能性、歴史の政治利用。3冷戦後の遺産ー「否定」排除の社会的合意。
第5章 アーヴィング裁判ー「歴史が被告席に」
1リップシュタットは何を問題としたか。2歴史改竄の技術ーR・エヴァンスによる検証。
3「悪意」への判決ー歴史学に残したもの。
第6章 ヨーロッパで進む法規制ー何を守ろうとするのか
1歴史否定の禁止対象とはー各国の法。2ドイツの半世紀を超えた戦いー民衆煽動罪。3表現の自由より優先すべきかーフランス・ゲソ法。
第7章 国家が歴史を決めるのかー司法の判断と国民統合
1全ヨーロッパ共通の記憶へー民主主義の尺度に。2アルメニア人虐殺問題ージェノサイドか否か。3主戦場になった東欧ー旧共産主義体制の評価。
五、私的感想
○興味深いテーマの本である。知らないことや忘れていたことが多く、勉強になった。
○欧米には過去に様々な歴史修正主義があったようだが、本書ではほぼ戦後のナチス・ヒトラー・ホロコーストの評価の問題に限定され、国も一部(アーヴィング裁判のイギリス、ツンデル裁判のカナダ)を除くと、ドイツとフランスに限定されている。本書のテーマ③歴史に関する言説を法で規制することの可否及び是非を論じるためには、歴史の否定を法的に厳しく規制してきたドイツとフランスが重要ということになるのだろう。ドイツ・フランス限定は、読者にとっては分かりやすい。
○ただ、欧米における概念として、否定論は歴史修正主義に含まれないと説明しながら、本書の大部分はホロコースト否定論対応の歴史である。違和感というほどではないがちょっと気になる。
○むろん、ホロコースト否定論対応史の内容は興味深い。特に興味深かったのは第3章第4節のツンデル裁判とエセ科学者ロイヒターによるガス殺を否定するエセ鑑定書論理。
○「歴史修正主義は過去を、現在と未来に奉仕させる」の前の部分は次のようになっている。(16頁)。「歴史修正主義は、過去に関するものであるように見えて、実はきわめて現在的な意図を持つ。現在における歴史の「効用」が問題なのであり、いまを生きる人間にもたらされる利益がなければ意味がない」。全くその通りと思う。ただ、この文は、歴史修正主義ではない歴史の書き直し、新説提示等、一般歴史啓蒙書にも一定限該当するのではないか。新書判歴史書の著者の多くが、終章あとがき等で、その本、テーマが現代においていかに有用であるかを語り、現代社会に向けて発言している。つまり、現在における歴史の効用である。
○③歴史に関する言説を法で規制することの可否及び是非のテーマをめぐる第6章第7章は本書のハイライトである。ホロコースト否定論との対決史の結果、ドイツでは厳格なホロコースト否定論処罰法が確立しており、他のヨーロッパ諸国でもホロコーストの否定は禁止されている。しかし、これはたぶんナチスを擁護するような国がないからで、スターリンによる虐殺の否定は東欧諸国では禁止されているが、ロシアはナチズムとスターリニズムを同一視することを認めていない。20世紀初めのトルコによるアルメニア人虐殺がジェノサイドか否かにおいても、トルコとアルメニア人団体の間で激しい対立がある。歴史修正主義に対する法規制は、国による思想統制につながるおそれがある。ここはよくわかる。
一、テーマ
①書かれた歴史とは何か。歴史修正主義とは何か。
②歴史修正主義の100年を振り返る。
③歴史に関する元説を法で規制することの可否及び是非。
二、定義等
○本書の「歴史修正主義」の定義は「歴史的事実の全面的な否定を試みたり、意図的に矮小化したり、一側面のみを誇張したり、何らかの意図で歴史を書き替えようとすること」である。
○「最初から事実と異なる歴史像を広める意図であからさまに事実を否定する主張」は欧米では「歴史修正主義」ではなく「否定論」と呼ばれる(たとえばホロコース否定論)。しかし、日本で否定論も歴史修正主義に含まれている。そこで、本書では歴史修正主義を否定論を含む概念として扱っている。
○しかし、本書は第二次対戦以降の欧米社会の歴史修正主義について分析する本であり、日本は対象外とされている。
三、歴史見直しと歴史修正主義の違い
○歴史修正主義は歴史の政治利用の問題と常に結び付く
○現状を必然的な結果として説明するために、もしくは現状を批判するために、歴史の筋書きを提供するのが歴史修正主義。
○歴史修正主義は過去を、現在と未来に奉仕させる。
四、目次
第1章 近代以降の系譜ードレフユス事件から第一次世界大戦後まで
1陰謀論、マルクス主義の「修正」ーイデオロギー化。2ドイツ外務省の試みー戦争原因研究本部の設置。3変質した歴史家ーH.E.バーンズの場合
第2章 第二次世界大戦への評価ー1950~60年代
1ニュルンベルク裁判への不満ードイツだけが悪いのか。2ナチ、ネオナチの歴史観ーヒトラーに責任なし。3フランスでの台頭ー最初のホロコースト否定。
第3章 ホロコースト否定論の勃興ー1970~90年代
1起源と背景ー反ユダヤ主義の政治的表現。2歴史修正研究所を訴えるーマーメルスタインの‘’挑戦‘’。3ドイツ・フランスの否定論者ー確信犯たちの素顔。4ツンデル裁判の波紋ーメディアによる拡散。
第4章 ドイツ「歴史家論争」ー1986年の問題提起
1ナチズムと戦後ドイツ社会ー過ぎさろうとしない過去。2ホロコーストの比較可能性、歴史の政治利用。3冷戦後の遺産ー「否定」排除の社会的合意。
第5章 アーヴィング裁判ー「歴史が被告席に」
1リップシュタットは何を問題としたか。2歴史改竄の技術ーR・エヴァンスによる検証。
3「悪意」への判決ー歴史学に残したもの。
第6章 ヨーロッパで進む法規制ー何を守ろうとするのか
1歴史否定の禁止対象とはー各国の法。2ドイツの半世紀を超えた戦いー民衆煽動罪。3表現の自由より優先すべきかーフランス・ゲソ法。
第7章 国家が歴史を決めるのかー司法の判断と国民統合
1全ヨーロッパ共通の記憶へー民主主義の尺度に。2アルメニア人虐殺問題ージェノサイドか否か。3主戦場になった東欧ー旧共産主義体制の評価。
五、私的感想
○興味深いテーマの本である。知らないことや忘れていたことが多く、勉強になった。
○欧米には過去に様々な歴史修正主義があったようだが、本書ではほぼ戦後のナチス・ヒトラー・ホロコーストの評価の問題に限定され、国も一部(アーヴィング裁判のイギリス、ツンデル裁判のカナダ)を除くと、ドイツとフランスに限定されている。本書のテーマ③歴史に関する言説を法で規制することの可否及び是非を論じるためには、歴史の否定を法的に厳しく規制してきたドイツとフランスが重要ということになるのだろう。ドイツ・フランス限定は、読者にとっては分かりやすい。
○ただ、欧米における概念として、否定論は歴史修正主義に含まれないと説明しながら、本書の大部分はホロコースト否定論対応の歴史である。違和感というほどではないがちょっと気になる。
○むろん、ホロコースト否定論対応史の内容は興味深い。特に興味深かったのは第3章第4節のツンデル裁判とエセ科学者ロイヒターによるガス殺を否定するエセ鑑定書論理。
○「歴史修正主義は過去を、現在と未来に奉仕させる」の前の部分は次のようになっている。(16頁)。「歴史修正主義は、過去に関するものであるように見えて、実はきわめて現在的な意図を持つ。現在における歴史の「効用」が問題なのであり、いまを生きる人間にもたらされる利益がなければ意味がない」。全くその通りと思う。ただ、この文は、歴史修正主義ではない歴史の書き直し、新説提示等、一般歴史啓蒙書にも一定限該当するのではないか。新書判歴史書の著者の多くが、終章あとがき等で、その本、テーマが現代においていかに有用であるかを語り、現代社会に向けて発言している。つまり、現在における歴史の効用である。
○③歴史に関する言説を法で規制することの可否及び是非のテーマをめぐる第6章第7章は本書のハイライトである。ホロコースト否定論との対決史の結果、ドイツでは厳格なホロコースト否定論処罰法が確立しており、他のヨーロッパ諸国でもホロコーストの否定は禁止されている。しかし、これはたぶんナチスを擁護するような国がないからで、スターリンによる虐殺の否定は東欧諸国では禁止されているが、ロシアはナチズムとスターリニズムを同一視することを認めていない。20世紀初めのトルコによるアルメニア人虐殺がジェノサイドか否かにおいても、トルコとアルメニア人団体の間で激しい対立がある。歴史修正主義に対する法規制は、国による思想統制につながるおそれがある。ここはよくわかる。
。。。
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綺麗なものが届きました。
トラオ
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トラオ
山のような証拠をつきつけられても歴史修正主義は消えないのか。
同じ土俵に乗ってはいけないらしい。
彼らには合理的な根拠以前に、「真実」が先に立つようだ。
事実を積み重ねていき、真実にいたる、新たな事実を再検証していき、真実が再生されていく歴史。
ラジオ番組で、著者は事実の〈質〉を主張していた。
そのことが耳に残り、本書を買ってみた。
テーマは欧州の法規制に流れていき、日本とはずいぶん違うとの印象をもった。
山のような証拠をつきつけられても歴史修正主義は消えないのか。
同じ土俵に乗ってはいけないらしい。
彼らには合理的な根拠以前に、「真実」が先に立つようだ。
事実を積み重ねていき、真実にいたる、新たな事実を再検証していき、真実が再生されていく歴史。
ラジオ番組で、著者は事実の〈質〉を主張していた。
そのことが耳に残り、本書を買ってみた。
テーマは欧州の法規制に流れていき、日本とはずいぶん違うとの印象をもった。
小鮫
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歴史を歪めて解釈し、例えば「ホロコーストは存在しなかった」などと主張する歴史修正主義は昔から常に存在した。もちろん日本にもあるが、本書はヨーロッパの事例を詳しく扱っているので、我々にとっては第三者として客観的に見ることができる。
いかに、歴史修正主義とは無茶苦茶なことを言いながらも強いエネルギーを持ち、少なくない支持者を持ち、そして社会的地位の高い知的水準の決して低くない人々がその中にはいるのかが本書には具体的に示されている。
日本の不都合な過去を否定したい人々も、この本を読んでわが身を振り返って欲しいし、日本を非難する周辺諸外国の側にもある意味の歴史修正主義を含むのではと思える急進派もいるのが中には見られるので、学術的な見地に基づく歴史を双方が冷静に受け入れるようになってほしいと切に望む。
しかし、著者がこの研究の出発点としたという、「なぜ人は(特に、知的水準の高い人までも)、客観性に欠けるような歴史記述を受け入れるのか」という問いに対する答えはない。仮説や著者の考察なども特に示されていない。やはりその点が一番不思議でならないが、本書を通じて少なくとも、「(多くの)人は自分が信じる世界観を否定するような言説はそうそう信じない」ことが伝わってきた。だから、都合の悪い歴史が自分の世界観と矛盾する場合は、非合理的でも自分の世界観に合致する方を信じる人も少なくないのだろう。知的水準の高い人の一部分は、これまで挫折や失敗を知らずに自分に強い自信を持っているがゆえに、自分の世界観を過剰に信じてしまうケースもあるのではないか。
いかに、歴史修正主義とは無茶苦茶なことを言いながらも強いエネルギーを持ち、少なくない支持者を持ち、そして社会的地位の高い知的水準の決して低くない人々がその中にはいるのかが本書には具体的に示されている。
日本の不都合な過去を否定したい人々も、この本を読んでわが身を振り返って欲しいし、日本を非難する周辺諸外国の側にもある意味の歴史修正主義を含むのではと思える急進派もいるのが中には見られるので、学術的な見地に基づく歴史を双方が冷静に受け入れるようになってほしいと切に望む。
しかし、著者がこの研究の出発点としたという、「なぜ人は(特に、知的水準の高い人までも)、客観性に欠けるような歴史記述を受け入れるのか」という問いに対する答えはない。仮説や著者の考察なども特に示されていない。やはりその点が一番不思議でならないが、本書を通じて少なくとも、「(多くの)人は自分が信じる世界観を否定するような言説はそうそう信じない」ことが伝わってきた。だから、都合の悪い歴史が自分の世界観と矛盾する場合は、非合理的でも自分の世界観に合致する方を信じる人も少なくないのだろう。知的水準の高い人の一部分は、これまで挫折や失敗を知らずに自分に強い自信を持っているがゆえに、自分の世界観を過剰に信じてしまうケースもあるのではないか。
Kindleのお客様
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それらを歴史修正主義の歴史を語りながら教えてくれる本。
分かりやすくて為になるし面白い。
分かりやすくて為になるし面白い。
たくあん
Amazonで購入
基本的に我が国の事例は扱わないとの事で(ちょっとモレてるw)、却って興味深く読めたような。主にドイツの事例とゆーか、ナチズムの受容とホロコースト否定論が中心。
膨大な史料の多面的研究から得られるのは決して白黒分ける事ができない「事実」の積み重ねであって、実証的な歴史学は確定的な「真実」に至るものではない。一方、集団や国家は結合のための物語を必要とするし、さまざまな社会のダイナミズムのもとで生産・拡散される言説に、対処するのも簡単ではない。主にヨーロッパで採り入れられつつある法規制も、司法は歴史を判定する場ではないし、政治に影響される危うさもはらんでいる。
著者ははっきり歴史家としての立場から書いているが、煙たく思う人も必ず居るだろう。てゆーか、歴史家だって政治や思想から自由ではいられないし。
歴史修正主義というのも、案外普遍的で、歴史あるものなんだなぁ。
膨大な史料の多面的研究から得られるのは決して白黒分ける事ができない「事実」の積み重ねであって、実証的な歴史学は確定的な「真実」に至るものではない。一方、集団や国家は結合のための物語を必要とするし、さまざまな社会のダイナミズムのもとで生産・拡散される言説に、対処するのも簡単ではない。主にヨーロッパで採り入れられつつある法規制も、司法は歴史を判定する場ではないし、政治に影響される危うさもはらんでいる。
著者ははっきり歴史家としての立場から書いているが、煙たく思う人も必ず居るだろう。てゆーか、歴史家だって政治や思想から自由ではいられないし。
歴史修正主義というのも、案外普遍的で、歴史あるものなんだなぁ。