上巻は、明治初期から私立大学の誕生まで。
きわめて分かりやすく整理されており、厚い本だが、すいすい読むことができる。
全体としての見通しが明確に示されており、日本における大学の歴史と位置づけをはっきりと見て取れた。
時代ごとの切り口も刺激的だ。初期の大学を「群」として捉えること、専門学校としての把握、それらを統合した帝国大学という存在、初期の卒業生が日本社会において実は小さな集団だったこと、私立の学校がほとんど専任教員をもたなかったことと授業料の問題、私立大学が規則の不備を突くように成立していったことなど。
大学というものに関心があるならば、必読の一冊だろう。
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大学の誕生 上 (中公新書 2004) 新書 – 2009/5/1
天野 郁夫
(著)
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帝国大学の時代
- ISBN-104121020049
- ISBN-13978-4121020048
- 出版社中央公論新社
- 発売日2009/5/1
- 言語日本語
- 本の長さ391ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2009/5/1)
- 発売日 : 2009/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 391ページ
- ISBN-10 : 4121020049
- ISBN-13 : 978-4121020048
- Amazon 売れ筋ランキング: - 122,937位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 642位中公新書
- カスタマーレビュー:
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現代になんとなく想起する「昔の大学像」とは大きく異なる事実を知った
【全ての著書評価につき】一つでも学ぶ所があれば当該著書の評価が上がるよう感謝して「☆5つ」をつけております。言及していない他の箇所についての推奨意図はありません。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年9月22日に日本でレビュー済み
生き残りをかけて近年大きくかわった大学について
その出自を今一度確認しておくことは無意味なこと
ではないだろう。
時代時代でその役割を変えながら現在の形になる
までの紆余曲折を、主に明治期にフォーカスしな
がら、時どきの法律規定とその意図を丁寧に跡付け
た、長年の著者の教育社会学の集大成といえる。
良くも悪くも帝国大学との距離感のなかで、その姿、
役割を変形し、発展してきた官製・私立大学。
国家と教育の密接な関係性を改めて理解できる。
その出自を今一度確認しておくことは無意味なこと
ではないだろう。
時代時代でその役割を変えながら現在の形になる
までの紆余曲折を、主に明治期にフォーカスしな
がら、時どきの法律規定とその意図を丁寧に跡付け
た、長年の著者の教育社会学の集大成といえる。
良くも悪くも帝国大学との距離感のなかで、その姿、
役割を変形し、発展してきた官製・私立大学。
国家と教育の密接な関係性を改めて理解できる。
2024年2月24日に日本でレビュー済み
【全ての著書評価につき】一つでも学ぶ所があれば当該著書の評価が上がるよう感謝して「☆5つ」をつけております。言及していない他の箇所についての推奨意図はありません。
【全ての著書評価につき】一つでも学ぶ所があれば当該著書の評価が上がるよう感謝して「☆5つ」をつけております。言及していない他の箇所についての推奨意図はありません。
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2015年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藩校や、医学所、語学学校など寄せ集めから、東大を作った実話。
アカデミックに見ても、100点満点の本。
アカデミックに見ても、100点満点の本。
2013年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
豊富なエピソードと、様々なデータ、とても面白く読めました。本の外観もよかったです。
2012年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
予想以上に綺麗な状態でした。
内容も面白く、何度も読んでいます。
内容も面白く、何度も読んでいます。
2009年5月31日に日本でレビュー済み
近代以前の日本にも、寺子屋や藩校、蘭学塾といった教育機関は多数存在し、日本の教育・研究水準を十分以上に高いものにしており、明治維新の一連の近代化を可能にしたのもそういった素地があったからである。
しかし、近代国家としてスタートするには、最高学府としての大学が必要と認識されるにいたった。本書は「帝国大学」が設立され、それと競う合うように多くの専門学校や私学のできていく様が描かれる。
新書としては分厚いが、緻密な資料にもとづく筆致は生き生きとした物語のようである。近代国家としての青春期を、汗を流して駆け抜けた人々のひたむきな姿勢が、まるで目の前に浮かび上がってくるようである。
しかし、近代国家としてスタートするには、最高学府としての大学が必要と認識されるにいたった。本書は「帝国大学」が設立され、それと競う合うように多くの専門学校や私学のできていく様が描かれる。
新書としては分厚いが、緻密な資料にもとづく筆致は生き生きとした物語のようである。近代国家としての青春期を、汗を流して駆け抜けた人々のひたむきな姿勢が、まるで目の前に浮かび上がってくるようである。