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騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(上) (新潮文庫) ペーパーバック – 2019/2/28
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村上ワールドの新たな結晶!
物語の魔術師、村上春樹のすべてがここに――
一枚の絵が、秘密の扉を開ける……妻と別離し、傷心のまま、海を望む小暗い森の山荘に暮らす孤独な36歳の画家。ある日、緑濃い谷の向こうから謎めいた銀髪の隣人が現れ、主人公に奇妙な事が起き始める。雑木林の古い石室、不思議な鈴、屋根裏に棲むみみずく、そして「騎士団長」――ユーモアとメタファーに満ちた最高の長編小説!
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2019/2/28
- 寸法10.67 x 1.27 x 14.99 cm
- ISBN-104101001715
- ISBN-13978-4101001715
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥693¥693 | ¥693¥693 | ¥605¥605 | ¥693¥693 |
一枚の絵が、秘密の扉を開ける――妻と別離し、小田原の海を望む小暗い森の山荘に暮らす36歳の孤独な画家。緑濃い谷の向かいに住む謎めいた白髪の紳士が現れ、主人公に奇妙な出来事が起こり始める。雑木林の中の祠、不思議な鈴の音、古いレコードそして「騎士団長」……想像力と暗喩が織りなす村上春樹の世界へ! | その出現は突然だった。真夜中、主人公の前に顕れたのは「イデア」だった。イデア!? 一度は捨てたはずの肖像画制作に没頭する「私」の時間がねじれ、旋回し、反転してゆく。不思議の国のアリス、上田秋成「春雨物語」、闇の奥でうごめく歴史の記憶、キャンバスの前に佇む美しい少女。多彩な登場人物とともに、物語は次々と連環し、深い魂の森の奥へ――。 | 緑濃い森の小径の向こうから、肖像画のモデルとなる少女と美しい叔母が山荘を訪れる。描かれた4枚の絵が複雑なパズルのピースのように一つの物語を浮かび上がらせる。たびたび現われる優雅な白髪の隣人、奇妙な喋り方で「私」に謎をかける騎士団長。やがて山荘の持ち主の老画家をめぐる歴史の闇が明らかになる。真夜中の鈴は、まだ鳴り止まない――。 | 「簡単なことだ。あたしを殺せばよろしい」と騎士団長は言った。「彼」が犠牲を払い、「私」が試練を受ける。だが、姿を消した少女の行方は……。暗い地下迷路を進み、「顔のない男」に肖像画の約束を迫られる画家。はたして古い祠から開いた異世界の輪は閉じられるのか。「君はそれを信じたほうがいい」――静かに魂を揺さぶる村上春樹の物語が、いま希望と恩寵の扉を開く。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2019/2/28)
- 発売日 : 2019/2/28
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 333ページ
- ISBN-10 : 4101001715
- ISBN-13 : 978-4101001715
- 寸法 : 10.67 x 1.27 x 14.99 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 78,828位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
随筆で書いていましたが
小説に対する評価とは要するに
好きか/嫌いか
良いか/悪いか
しかありません。
好きな作家・良い作家については
繰り返しその作品を読みます。
何十回も百回を超えても読みます。
村上春樹氏(1949-)は
好きな作家であり好きな長編小説は
『ねじまき鳥クロニクル』(1994-95)
です。その同じ系譜と考えられる
『騎士団長殺し』を一気に読みました。
読んだ回数で言えば
『ダンス・ダンス・ダンス』(1988)
のほうが多いかもしれません。
『ねじまき鳥クロニクル』と比較すると
現実性がやや高く
ヴァイオレンスの度合いが少なかったので
読みやすかったと思わます。
『ダンス・ダンス・ダンス』に登場する
湘南(辻堂)在住の作家「牧村拓」
Makimura Hiraku
は「村上春樹」
Murakami Haruki
のアナグラムであるとは
後で知りました。
いくつかの要素だけから判断すると
湘南(茅ヶ崎)に住んでいたある作家が
モデルかなと推察することも可能ですが
相違点も大きいので何とも言えません。
さて
村上氏は
スコット・フィッツジェラルド(1896-1940)
について随筆と翻訳を集めた本
『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』
(TBSブリタニカ 1988 後に中公文庫)
を上梓しています。よく知られているように
フィッツジェラルドは
村上氏にとって好きな作家です。
私は読了したあとに『騎士団長殺し』は
『ザ・グレート・ギャツビー』への
オマージュとして書かれた
‥ということを知りました。
逆にそれを知ってふり返れば
まさしくそうだなと納得できます。
「ジェイ・ギャツビー」は
誰に投影されているか?
「ニック・キャラウェイ」は
誰に投影されているか?
良い読者ならば1秒で分かることと思います。
読書は私にとって道楽であり
良い小説を読むことは楽しみです。
しかし小説の中身について
ピンポイントにあれこれとりあげて
あたかも評論家のように
論評するのは野暮というものです。
(そもそも私は評論家ではありません)
よって
中身について具体的に論じる代わりに
少し作家論を述べてみましょう。
(あくまで個人の感想です)
①開高健
‥『全集』をはじめおおむねすべての
本を読んだと思います。繰り返し
読んでいる途中です。
②加賀乙彦氏(1929-)
‥『永遠の都』『雲の都』『湿原』
は繰り返し読みました。
③夏目漱石(1867-1916)
‥旧仮名・旧漢字の全集を大小2種類
持って読み返しています。一般には
後期の心理描写のある作品の評価が
高いですが私はむしろ
初期の作品のほうが優れていると思い
読み返すことが多いです。
④芥川龍之介(1892-1927)
‥旧仮名・旧漢字の全集を2セット
持っています。優秀な作家ですが
好きな作家かどうかと問われれば
作品によりけりです。
⑤森鷗外(1862-1922)
‥選集を持っています。
医学者として脚気の原因について
細菌説を支持した森林太郎ですが
文学者としては良い作品も残しました。
⑥川端康成(1899-1972)
‥中学の国語教師に言われて
『古都』『千羽鶴』『雪国』など
読みました。その後いちども
読み返したことがありません。
世間的には
オリエンタルなリリシズムが
受けたものと思われます。
⑦三島由紀夫(1925-1970)
‥先輩に言われて『憂国』と
『わが友ヒットラー』(戯曲)は
読みました。後者は
「長いナイフの夜」で粛清された
エルンスト・レーム
グレゴール・シュトラッサー
らを描いた戯曲です。
レームにとってヒトラーは
「おれ・おまえ」で話をするポン友でした。
タイトルはそれを反映しています。
レームから見ればヒトラーはわが友です。
残念ながら
他の作品は印象に残っていません。
三島はある作家について
「あんなものは文学じゃない」と
批判的で、ある出版社が企画した
日本文学全集にその作家も入ると
聞いて「だったら俺はおりる」と
抵抗しました。結果として
三島の作品は入り、その作家の
作品は入らなかった由です。
作家は(作家でなくとも)
他人のことに干渉するべきではない
と思います。
⑧大江健三郎氏(1935-)
‥高校の国語教師に読むように
言われましたがまだ読んでいません。
文体が難解なので。
⑨谷崎潤一郎(1886-1965)
‥随筆『陰翳礼讃』『文章読本』
は繰り返し読みました。
短編『神童』は谷崎でなければ
書けないであろうユニークな
作品です。長編小説については
良い読者ではないので恐縮です。
⑩松本清張(1909-1992)
‥純文学というよりは
推理小説・伝奇小説・時代小説
評論などを多く書きました。
「最初の5ページは特に面白い」
のが最大の特長です。作品は
玉石混淆の観がなきしもあらず
ですがユニークな作品もあります。
短編『天城越え』は推理小説ですが
ある作家の高名な作品と「逆向き」の
ルートで天城峠を越える設定に
なっています。選良階級に対する
松本清張の意地と考える人もいます。
‥こうして見ると
私はむしろリアリズムの方が
好みであるかもしれません。
しかしリアリズムではありませんが
世界的に有名な作品
例えば
ガルシア=マルケス(1927-2014)の
『百年の孤独』
カフカ(1883-1924)の
『変身』
はごく自然に読めましたし
百年どころか千年後も残る名作
であると思います。従って
リアリズムか/そうでないか
という観点(切り口)はあまり
本質的なことではないと思います。
村上作品についても同様と考えています。
(以上あくまで個人の感想です)
本作品について。
初期作品(例えば「象の消滅」)のようなコミカルさある。静かな物語だが、決して暗くはない。
絵描きの主人公の一人称視点で、淡々と物語がすすむのが心地よくて良い。
主人公の仕事(=絵を描く)のプロセスを丁寧に描写してるあたりが、共感を持ててすごく好きだった。
村上さん本人の仕事のプロセスの説明なのかもしれない。
まあ、最後のほう、意味不明な展開もないではない。
また再読したい。
一般的な朗読を連想して聴き始めたのが、章見出しを聴いたところでひどく驚いた
いわゆる朗読とも朗読劇ともラジオドラマとも違う、これは新しい演劇じゃないだろうか
原作がそういう形式だから、ということもあるだろうが、読み手が「私」なので、ト書きが存在しない。脚本などで言うところのト書きも「私」なのでト書きではないのだ
登場人物はそれぞれのキャラクターが想起される声で立ち現れる
同年代の男性も女性も大きく抑揚を変えてるわけでもないのに混ざることなく、それぞれの感情を伴う
でもそれらは「私」が脳内で思い出している人々なのだ
最初に驚いたのも、勝手に作品の区切りとしてしか捉えていなかった章見出しが、それを発話した人の声で読まれいたからだ。章見出しもただの区切りでないことを主張している
村上JAMでの「夜のくもざる」も素晴らしかったが、高橋一生自身が村上作品の大ファンであるとのことで、彼の中にはすでに登場人物が血肉を持っているのだろう
朗読には読み手の解釈が入るものではあると思うけれど、
読み手がここまで解釈し、腑に落とし、聴き手の前に世界を展開する
これは村上春樹原作を翻案し、上演された演劇であると思う
下巻の公開、続く第2部が待ち遠しい
第二部後半から最後はぶっ飛びすぎて置いてけぼり感をくらった感じ。
それにしても「街と、その不確かな壁」と共に世間からちょっと離れた隠遁生活の主人公(それなりに刺激はある)に憧れる。
本書は発売当時、過去の作品に比べてさほど評価が高くなかったと記憶しているが、実際に読み始めてみると予想もつかないストーリー展開にぐいぐい引き込まれ、やはり大したものだと思った。ただ、途中で読むのをやめようと思った部分があったのも事実。
そこは南京大虐殺と日本人兵士が捕虜の首を無理やり切り落とさせるという残虐行為を強いるという、極めて政治的な内容をいきなり挿入してきた箇所である。これは老画家とその弟の悲惨な戦争体験として描かれているが、老画家のナチスとの関りについては具体的な内容は一切描かれていない一方、ストーリーにほぼ関係のない弟が日本軍で体験した内容は妙に残虐性が強調されており、非常に違和感を感じた。
村上氏の作品は良い意味でも悪い意味でも無国籍でnon politicalな点に特徴があると勝手に思っていたが、この部分中国や朝日新聞の受け売りのような内容であり、「村上さんどうしちゃったの?」と驚くと共に、もしかしてノーベル賞がどうしても欲しいのか?と勘繰りたくなった。