手術後、一年目にこの本を読みました。
もっと早く読みたかったです。
漫然と無理な延命治療は不要と思っていましたが、思っているだけではダメなのだと、良く分かりました。感謝です。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
サンプル サンプル
人はどう老いるのか (講談社現代新書) 新書 – 2023/10/19
久坂部 羊
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,012","priceAmount":1012.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,012","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"%2BmZ4F9QXfMyq0Ih7rNSNLW8gBR2KY%2B7SToIjjdegzAnXPedhThcE0hE1if7dkEovmVnd2Zeg9ZoE2Q3Kw5XMOTYeF0BDAqTpuEJPJXwUduYh%2BRLRFhtm14pFE%2FzW4ACZshqTCbv3rQM%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
「老い」と「死」は誰にとっても初体験。われわれは例外なく「初心者」である。
慌てふためかないためには、老いの現実を予習することだ。多くの死を看取ってきた医師で小説家の医師が、楽に老いるコツを本音で語る。安易な老い方本ではわからないアドバイスが満載。
「まえがき」より
老いればさまざまな面で、肉体的および機能的な劣化が進みます。目が見えにくくなり、耳が遠くなり、もの忘れがひどくなり、人の名前が出てこなくなり、指示代名詞ばかり口にするようになり、動きがノロくなって、鈍くさくなり、力がなくなり、ヨタヨタするようになります。(中略)
イヤなことばかり書きましたが、これが老いるということ、すなわち長生きということです。
にもかかわらず、長生きを求める人が多いのはなぜなのか。それは生物としての人間の本能であり、長生きをすればいいこともいっぱいあるからでしょう。
世の中にはそれを肯定する言説や情報があふれています。曰く、「八十歳からの幸福論」「すばらしき九十歳」「人生百年!」「いつまでも元気で自分らしく」「介護いらず医者いらず」等々。
そのことに私は危惧を深めます。そんな絵空事で安心していてよいのかと。
思い浮かぶのが、パスカルの言葉です。
我々は絶壁が見えないようにするため、何か目を遮るものを前方に置いた後、安心して絶壁のほうに走っているのである。
下手に老いて苦しんでいる人は、だいたい油断している人です。浮かれた情報に乗せられ、現実を見ずに明るく気楽で前向きな言葉を信じた人たちです。
上手に老いて穏やかにすごしている人は、ある種の達観を抱いています。決していつまでも元気を目指して頑張っている人ではありません。いつまでも元気にこだわると、いずれ敗北の憂き目を見るのは明らかです。
老いれば機能が劣化する分、あくせくすることが減ります。あくせくしても仕方がないし、それで得られることもたいしたものではないとわかりますから。そういう智恵が達観に通じるように思います。
多くの高齢者に接してきて、上手に楽に老いている人、下手に苦しく老いている人を見ていると、初体験の「老い」を失敗しない方法はあるような気がします。それをみなさんといっしょに見ていきたいと思います。
第一章 老いの不思議世界
第二章 手強い認知症高齢者たち
第三章 認知症にだけはなりたくない人へ
第四章 医療幻想は不幸のもと
第五章 新しいがんの対処法
第六章 「死」を先取りして考える
第七章 甘い誘惑の罠
第八章 これからどう老いればいいのか
慌てふためかないためには、老いの現実を予習することだ。多くの死を看取ってきた医師で小説家の医師が、楽に老いるコツを本音で語る。安易な老い方本ではわからないアドバイスが満載。
「まえがき」より
老いればさまざまな面で、肉体的および機能的な劣化が進みます。目が見えにくくなり、耳が遠くなり、もの忘れがひどくなり、人の名前が出てこなくなり、指示代名詞ばかり口にするようになり、動きがノロくなって、鈍くさくなり、力がなくなり、ヨタヨタするようになります。(中略)
イヤなことばかり書きましたが、これが老いるということ、すなわち長生きということです。
にもかかわらず、長生きを求める人が多いのはなぜなのか。それは生物としての人間の本能であり、長生きをすればいいこともいっぱいあるからでしょう。
世の中にはそれを肯定する言説や情報があふれています。曰く、「八十歳からの幸福論」「すばらしき九十歳」「人生百年!」「いつまでも元気で自分らしく」「介護いらず医者いらず」等々。
そのことに私は危惧を深めます。そんな絵空事で安心していてよいのかと。
思い浮かぶのが、パスカルの言葉です。
我々は絶壁が見えないようにするため、何か目を遮るものを前方に置いた後、安心して絶壁のほうに走っているのである。
下手に老いて苦しんでいる人は、だいたい油断している人です。浮かれた情報に乗せられ、現実を見ずに明るく気楽で前向きな言葉を信じた人たちです。
上手に老いて穏やかにすごしている人は、ある種の達観を抱いています。決していつまでも元気を目指して頑張っている人ではありません。いつまでも元気にこだわると、いずれ敗北の憂き目を見るのは明らかです。
老いれば機能が劣化する分、あくせくすることが減ります。あくせくしても仕方がないし、それで得られることもたいしたものではないとわかりますから。そういう智恵が達観に通じるように思います。
多くの高齢者に接してきて、上手に楽に老いている人、下手に苦しく老いている人を見ていると、初体験の「老い」を失敗しない方法はあるような気がします。それをみなさんといっしょに見ていきたいと思います。
第一章 老いの不思議世界
第二章 手強い認知症高齢者たち
第三章 認知症にだけはなりたくない人へ
第四章 医療幻想は不幸のもと
第五章 新しいがんの対処法
第六章 「死」を先取りして考える
第七章 甘い誘惑の罠
第八章 これからどう老いればいいのか
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2023/10/19
- 寸法10.6 x 1.5 x 17.4 cm
- ISBN-104065336937
- ISBN-13978-4065336939
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 人はどう老いるのか (講談社現代新書)
¥1,012¥1,012
最短で6月8日 土曜日のお届け予定です
在庫あり。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
久坂部 羊
1955年大阪府生まれ。小説家・医師。大阪大学医学部卒業。大阪大学医学部附属病院の外科および麻酔科にて研修。その後、大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)で麻酔科医、神戸掖済会病院一般外科医、在外公館で医務官として勤務。同人誌「VIKING」での活動を経て、『廃用身』(幻冬舎)で2003年に作家デビュー。『祝葬』(講談社)、『MR』(幻冬舎)など著作多数。2014年『悪医』で第3回日本医療小説大賞を受賞。小説以外の作品として『日本人の死に時』『人間の死に方』(幻冬舎新書)『医療幻想』(ちくま新書)『人はどう死ぬのか』等がある。
1955年大阪府生まれ。小説家・医師。大阪大学医学部卒業。大阪大学医学部附属病院の外科および麻酔科にて研修。その後、大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)で麻酔科医、神戸掖済会病院一般外科医、在外公館で医務官として勤務。同人誌「VIKING」での活動を経て、『廃用身』(幻冬舎)で2003年に作家デビュー。『祝葬』(講談社)、『MR』(幻冬舎)など著作多数。2014年『悪医』で第3回日本医療小説大賞を受賞。小説以外の作品として『日本人の死に時』『人間の死に方』(幻冬舎新書)『医療幻想』(ちくま新書)『人はどう死ぬのか』等がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2023/10/19)
- 発売日 : 2023/10/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4065336937
- ISBN-13 : 978-4065336939
- 寸法 : 10.6 x 1.5 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,027位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3位高齢化社会
- - 4位死生観
- - 25位コミュニティ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
イメージ付きのレビュー
5 星
老いるにはまだ早いけど
昨年、父親が有料老人ホームで亡くなりました。最期はコロナ感染もあって隣市の病院で息を引き取った訳です。著者は介護老人ホームでの経験があるそうですがお世話になった施設の職員の人たちがどのように親父の面倒を見てきたのかが少しは分かる気がしました。入院中は胃ろうと言う処置が必要になって結局お願いした訳ですが本人にとっては大変な苦痛だった事は全く知りませんでした。入所者の人も様々な人たちがいるそうで興味深く読ませてもらいました。健康診断の闇や健康食品の闇に関しては非常に同感しました。親父も80代半ばになって入院手術となってしまった訳ですが、それまでは全く元気だったので人の生涯と言うものは全く先が読めません。この本を読んで少しは気が楽になった気がします。尚、届いた本は全く問題ありませんでした。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
流行りのアンチエイジングに逆の発想
これだけしたのに期待外れの老化で
心も体も疲弊しがちに警鐘ならす。
古今東西の宗教家や哲学者の提言を
分かり易く解説し心穏やかに老いる
道しるべになる
小欲知足(よくすくなくたるをしる)
これだけしたのに期待外れの老化で
心も体も疲弊しがちに警鐘ならす。
古今東西の宗教家や哲学者の提言を
分かり易く解説し心穏やかに老いる
道しるべになる
小欲知足(よくすくなくたるをしる)
2024年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在後期高齢者3年生だが、これから終わりを迎えるまで、どう生きるべきか?その模範的な生き方を模索していたが、やっと本書に出会った。
タイトルにもある様に、新しい「老い方の教科書」とあり、今後の余生がどれだけあるか?誰にもわからないものを、本書は幅広く解説している。これで良いということは誰にもわからないが、本書をに倣った生き方ができれば、悔いが無いものと思う。これから本書に倣って最高の人生を送れるよう、頑張りたい。
タイトルにもある様に、新しい「老い方の教科書」とあり、今後の余生がどれだけあるか?誰にもわからないものを、本書は幅広く解説している。これで良いということは誰にもわからないが、本書をに倣った生き方ができれば、悔いが無いものと思う。これから本書に倣って最高の人生を送れるよう、頑張りたい。
2024年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普段知ることのなかった老いの壮絶な現実はショッキングでしたが、後半の老いへの準備、心構えに関する内容は大変参考になりました。無駄な医療、無駄な抵抗はせず天寿をまっとうできたらいいなと思います、今は。
2024年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者と同年齢だが、これから本格的に老いに向かう身としては、正直身もふたもない内容ではある。
しかしこれが現実なのだろう。長年老人医療に携わってきた著者の体験は、やはり重いし説得力がある。
経験に勝るものなし。
これから老化の坂をまっしぐらに転がり落ちる身として、いい心構えができたような気がする。こういう本音を言ってくれる医師はなかなかいないであろうから。ありがとうございます。
しかしこれが現実なのだろう。長年老人医療に携わってきた著者の体験は、やはり重いし説得力がある。
経験に勝るものなし。
これから老化の坂をまっしぐらに転がり落ちる身として、いい心構えができたような気がする。こういう本音を言ってくれる医師はなかなかいないであろうから。ありがとうございます。
2024年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書により自分がどのように老いるのか理解すれば、定年後をより良く生きていけるかと思いました。
2024年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
The item was good as described by the seller.