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NHKスペシャル 人類誕生 単行本 – 2018/8/7
NHKスペシャル「人類誕生」制作班
(編集),
馬場悠男
(監修)
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なぜ私たちサピエンスだけが生き残ったのか?
最新科学で次々と塗り変わる人類進化700万年の歴史と謎に、
これまでのイメージを覆す最新の超高精細CGビジュアルで迫る決定版!
人類進化700万年の歴史において、20種にもおよぶ人類が誕生と絶滅を繰り返してきた。
それは「優れた者が生き残る」という進化の物語とは少し違い、時には強者が絶滅し、弱者が生き残ることもあった。
必ずしも強者ではなかった私たちの祖先は、なぜ生き残ることができたのか?
そして、わずか20万年前に誕生した私たちホモ・サピエンスが、なぜこれほど急速に世界に拡散していったのか?
そこには、身体の進化とともに、「思いやり」や「好奇心」といった心の芽生えがあったのだ。
大反響のNHKスペシャル「人類誕生」(全3回)が、一冊に纏まって早くも登場!
【もくじ】
◆NHKスペシャル「人類誕生」の前に
――人類以前「類人猿」からホモ・サピエンス誕生まで――馬場悠男
◆Part1 「こうしてヒトが生まれた」
――壮絶な逆境こそが人類を変えた
◆Part2 「最強ライバルとの出会い そして別れ」
――ホモ・サピエンスとネアンデルタール人との出会いと共存
◆Part3 「ホモ・サピエンス ついに日本へ! 」
――ホモ・サピエンスはなぜ世界に拡がることができたのか?
◆世界の研究者が語る人類学の最前線 ほか
最新科学で次々と塗り変わる人類進化700万年の歴史と謎に、
これまでのイメージを覆す最新の超高精細CGビジュアルで迫る決定版!
人類進化700万年の歴史において、20種にもおよぶ人類が誕生と絶滅を繰り返してきた。
それは「優れた者が生き残る」という進化の物語とは少し違い、時には強者が絶滅し、弱者が生き残ることもあった。
必ずしも強者ではなかった私たちの祖先は、なぜ生き残ることができたのか?
そして、わずか20万年前に誕生した私たちホモ・サピエンスが、なぜこれほど急速に世界に拡散していったのか?
そこには、身体の進化とともに、「思いやり」や「好奇心」といった心の芽生えがあったのだ。
大反響のNHKスペシャル「人類誕生」(全3回)が、一冊に纏まって早くも登場!
【もくじ】
◆NHKスペシャル「人類誕生」の前に
――人類以前「類人猿」からホモ・サピエンス誕生まで――馬場悠男
◆Part1 「こうしてヒトが生まれた」
――壮絶な逆境こそが人類を変えた
◆Part2 「最強ライバルとの出会い そして別れ」
――ホモ・サピエンスとネアンデルタール人との出会いと共存
◆Part3 「ホモ・サピエンス ついに日本へ! 」
――ホモ・サピエンスはなぜ世界に拡がることができたのか?
◆世界の研究者が語る人類学の最前線 ほか
- 本の長さ159ページ
- 言語日本語
- 出版社学研プラス
- 発売日2018/8/7
- 寸法18.3 x 1.4 x 25.8 cm
- ISBN-104054066518
- ISBN-13978-4054066519
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商品の説明
著者について
馬場悠男(ばば・ひさお)
国立科学博物館名誉研究員。専門は自然人類学。医学博士。1945年東京都生まれ。元東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授(兼任)。元日本人類学会会長。主な著書や翻訳・監修書に、『NHKカルチャーラジオ 科学と人間 私たちはどこから来たのか 人類700万年史』(NHK出版)、『人類の進化大図鑑』(河出書房新社)、『NHKスペシャル 人類誕生 大逆転! 奇跡の人類史』(NHK出版)、『学研まんが 新・ひみつシリーズ ヒトの進化のひみつ』(小社)など多数。
国立科学博物館名誉研究員。専門は自然人類学。医学博士。1945年東京都生まれ。元東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授(兼任)。元日本人類学会会長。主な著書や翻訳・監修書に、『NHKカルチャーラジオ 科学と人間 私たちはどこから来たのか 人類700万年史』(NHK出版)、『人類の進化大図鑑』(河出書房新社)、『NHKスペシャル 人類誕生 大逆転! 奇跡の人類史』(NHK出版)、『学研まんが 新・ひみつシリーズ ヒトの進化のひみつ』(小社)など多数。
登録情報
- 出版社 : 学研プラス (2018/8/7)
- 発売日 : 2018/8/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 159ページ
- ISBN-10 : 4054066518
- ISBN-13 : 978-4054066519
- 寸法 : 18.3 x 1.4 x 25.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 113,161位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33位サル・人類学
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Nスペ『地球大進化』『ヒューマン』とこれを試聴しただけで、どれだけか進化生物学の講座を受講したのと同等に値するのでは!とも思ってしまいます。
2019年6月3日に日本でレビュー済み
Nスペの番組は、愉しんで観させてもらった。某CMの原始人ではなくて、最新学術的研究に裏打ちされたリアルな原始人並びに旧人類や新人類の姿は、録画に値する映像だった。私ももちろん録画した。ところが、残念ながら機器の不調で全て消え去った。でも大丈夫。大型Nスペは大抵本になっているということに最近気がついた。しかも、番組に盛り込められなかった情報満載である。
いろんな切り口があるのだが、私の最大関心領域は、実は弥生時代だ。縄文時代の技術や習俗が弥生に引き継がれているように、人類学の知見も弥生に引き継がれているものもあるはずだ。というわけで、それに限って以下にメモしていく。
・アウトラピテクス・アレファレンシス(370-300万年前)で、男女の体格差が起こる。食物を獲得するオスと比べて、メスは子供を産み育てられる大きさがあれば良く、小さいとエサの消費を抑えることができる。大きいからといってオスの暴力性が増したわけではない。犬歯は小さいままだった。
・ホモ・ハビリス(240-160万年前)。最初に石器(オルドヴァイ型石器)を作った可能性がある。狩に使っていない。動物の死体から皮を剥ぎ、肉を削ぎ落とし、骨から脊髄を取り出すために使ったと思える。これが出来るのは人類だけだ。
・ホモ・エレクトス(180-5万年前)。握斧(アシュール型石器)を作成。現代人とほぼ変わらないプロポーション。体毛はなく、全身の汗腺から出る汗で体温調節ができて、長距離走が得意、それで狩を行う。頭髪で直射日光を避け、溜めた汗で脳を冷却させる。常に白目を見せ、視線でアイコンタクトが出来た。唇がめくれて、性的魅力に繋がった。また、肉食を始めたので、出アフリカを180万年前に果たして黒海東のドマニシ遺跡(ジョージア)にたどり着いた。
・ドマニシ遺跡に30-40代の歯のない老人骸骨化石がある。歯が無くなっても数年間は生きていた。人類史初の介護老人の証拠である(180万年前)。彼らは「心」を持っていた。
・ホモ・エレクトスはアジアに出て、北京原人とジャワ原人になって行く。一方、アフリカのエレクトスはハイデルベルゲンシスに進化、ヨーロッパや一部アジアへ。ヨーロッパのハイデルベルゲンシスはネアンデルタール人に。アフリカに残ったハイデルベルゲンシスはホモ・サピエンスへ。
・ホモ・サピエンス(新人20万年前-)で初めて人類は複雑な石器や道具を作った。七万年前に埋葬やおしゃれの貝殻アクセサリーを作って、想像力と芸術性があることを証明している。巧みに話すことの出来るサピエンスは物語も作っただろう。
・ネアンデルタール人(旧人30ー4万年前)が滅亡したのは、「ハインリッヒ・イベント」という氷河の滑落による海流変化のヨーロッパ気温の乱高下のせいだ。極端な暑さと寒さが10年単位で入れ替わる(最終氷期は1万年前に終わり、現代は間氷期)のについていけなかった。最高20人ほどの集団しか作れなかったために、数百人の集団を作って協力して食料を確保したサピエンスに負けてしまう。
・約7.3ー6.3万年前には、少なくともホモ・サピエンスはスマトラ島まで達していた。そこから、氷期で100m低い海水面を利用してオーストラリアまで海を渡りアボリジニの祖先になる。
・約4ー2.5万年前、大陸と北海道は地続きだった。大型動物を追って、日本人の祖先は寒さを乗り越えて歩いてやってきただろう。4万年前にサピエンスがシベリアに到達できたのは、骨製の縫い針を発明していて革製の防寒服を作っていたから。
いろんな切り口があるのだが、私の最大関心領域は、実は弥生時代だ。縄文時代の技術や習俗が弥生に引き継がれているように、人類学の知見も弥生に引き継がれているものもあるはずだ。というわけで、それに限って以下にメモしていく。
・アウトラピテクス・アレファレンシス(370-300万年前)で、男女の体格差が起こる。食物を獲得するオスと比べて、メスは子供を産み育てられる大きさがあれば良く、小さいとエサの消費を抑えることができる。大きいからといってオスの暴力性が増したわけではない。犬歯は小さいままだった。
・ホモ・ハビリス(240-160万年前)。最初に石器(オルドヴァイ型石器)を作った可能性がある。狩に使っていない。動物の死体から皮を剥ぎ、肉を削ぎ落とし、骨から脊髄を取り出すために使ったと思える。これが出来るのは人類だけだ。
・ホモ・エレクトス(180-5万年前)。握斧(アシュール型石器)を作成。現代人とほぼ変わらないプロポーション。体毛はなく、全身の汗腺から出る汗で体温調節ができて、長距離走が得意、それで狩を行う。頭髪で直射日光を避け、溜めた汗で脳を冷却させる。常に白目を見せ、視線でアイコンタクトが出来た。唇がめくれて、性的魅力に繋がった。また、肉食を始めたので、出アフリカを180万年前に果たして黒海東のドマニシ遺跡(ジョージア)にたどり着いた。
・ドマニシ遺跡に30-40代の歯のない老人骸骨化石がある。歯が無くなっても数年間は生きていた。人類史初の介護老人の証拠である(180万年前)。彼らは「心」を持っていた。
・ホモ・エレクトスはアジアに出て、北京原人とジャワ原人になって行く。一方、アフリカのエレクトスはハイデルベルゲンシスに進化、ヨーロッパや一部アジアへ。ヨーロッパのハイデルベルゲンシスはネアンデルタール人に。アフリカに残ったハイデルベルゲンシスはホモ・サピエンスへ。
・ホモ・サピエンス(新人20万年前-)で初めて人類は複雑な石器や道具を作った。七万年前に埋葬やおしゃれの貝殻アクセサリーを作って、想像力と芸術性があることを証明している。巧みに話すことの出来るサピエンスは物語も作っただろう。
・ネアンデルタール人(旧人30ー4万年前)が滅亡したのは、「ハインリッヒ・イベント」という氷河の滑落による海流変化のヨーロッパ気温の乱高下のせいだ。極端な暑さと寒さが10年単位で入れ替わる(最終氷期は1万年前に終わり、現代は間氷期)のについていけなかった。最高20人ほどの集団しか作れなかったために、数百人の集団を作って協力して食料を確保したサピエンスに負けてしまう。
・約7.3ー6.3万年前には、少なくともホモ・サピエンスはスマトラ島まで達していた。そこから、氷期で100m低い海水面を利用してオーストラリアまで海を渡りアボリジニの祖先になる。
・約4ー2.5万年前、大陸と北海道は地続きだった。大型動物を追って、日本人の祖先は寒さを乗り越えて歩いてやってきただろう。4万年前にサピエンスがシベリアに到達できたのは、骨製の縫い針を発明していて革製の防寒服を作っていたから。
2020年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
美しい写真が多く、文章も簡潔でぼんやり読んでも楽しいです。この本を読み、眺め終わるまでの2日間は本命のジオラマの制作は中止で、列車も走りませんでした。人間として自分がどの位置にいるのかを知るためにも、人間とは何かを孫に教えてあげるにも絵本としてジジ、ババの家には1冊は必要な本と思います。
2020年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ビジュアル、かつ、読み物として非常に面白い本です。肩肘はらずに楽しく読めます。製作者の熱意と創意工夫を感じました。
2018年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最新の情報を、豊富な写真入りで分かりやすく説明していた。
2018年12月2日に日本でレビュー済み
『NHKスペシャル 人類誕生』(NHKスペシャル「人類誕生」制作班編著、馬場悠男監修、学研プラス)は、人類の進化に関する知識を最新版に更新するのに最適な一冊である。内容が充実しているだけでなく、超高精密な4K画像の人類たちが臨場感豊かに迫ってくる。そして、嬉しいことに、私の好奇心を一挙に満足させてくれたのである。
「(人類進化700万年の歴史は)『優れた者が生き残る』という進化の物語とは少し違います。人類は、その長い歴史の中で、わかっているだけで20種類も誕生し、絶滅を繰り返してきました。その中で、辛くも絶滅の危機を乗り越えた(私たちの)祖先たちが命をつないできたのです。そこには、約束された勝者も、必然の敗者もいませんでした。時には強者が絶滅し、弱者が生き残ることもありました。実は、運命を分けたのは偶然のめぐり合わせによるところが大きかった。私たちが今ここに生きているのは、まさに奇跡だったのです」。
「人類揺籃の地といわれるアフリカ。最初に直立二足歩行を始めたのは、この地に生息していた類人猿の仲間だった。大きな気候変動がもたらす環境の激変に適応しながら、私たちの祖先はアフリカで徐々に進化を遂げていった」。
【好奇心、その1】
人類が直立二足歩行を始めたのは、森でのことか、それとも、サバンナに出てからのことか。「人類は森を出て、生活の場をサバンナに移してから立ち上がったのではなく、森に暮らしていたときから、すでに直立二足歩行を始めていたのだ」。このことは近年の研究で明らかにされている。
【好奇心、その2】
人類が直立二足歩行を始めたのはなぜか。「(オーウェン・)ラブジョイ教授は(アルディピテクス・)ラミダスの化石の分析結果や、現生霊長類の繁殖行動を参考にしたうえで、『オスが直立二足歩行で自由になった手で食物を運び、特定のメスに供給した』と推測している。・・・では、なぜ貴重な食物を発見したオスが、すぐに自分で食べてしまうのではなく、それをメスのところへ運ぶのだろうか。実は、こうした行動はヒト以外の霊長類の中では見られないものだ。オスがメスに食物を分け与えるのは、その見返りとして性的に受け入れてもらうためと考えられる」。これまで、いろいろな仮説が立てられてきたが、近年、特に有力な仮説と考えられているのが、この「食物供給仮説」なのだ。
「アフリカの乾燥化が進むにしたがって、アウストラロピテクス・アファレンシスの身体や生活にも大きな変化が訪れる。草原で生き抜くために、彼らは集団を作るという方法を獲得したのである」。
「乾燥が進む草原で生活しながら、頑丈型猿人とは違う戦略で、生き残りを図ったホモ・ハビリス。石器を作り、栄養豊富な食物を得るという方法で、彼らは厳しい生存競争に勝利した」。
「石器があれば動物の皮を簡単に切り開くことができ、あとは大きな肉の塊や内臓を取り出して、ほかの動物に横取りされる前に急いで逃げればいい。ほかにも、骨を割って、肉食動物には食べられない大きな骨の内部にある骨髄を取り出すこと、あるいはイモなどの地下茎を掘り出すことにも利用したと考えられる。石器作りや石器の利用で手先を使い、動物の解体や食物確保の方法を考えて頭を使うことで、ハビリスの脳は徐々に大きくなっていった。脳が大きくなるに従って、考えることやできることが複雑になり、それによってさらに脳が大きくなる、という相乗効果も働いたことだろう。また、肉や骨髄、イモのデンプン質など、十分な栄養が確保できれば、大きさを増したハビリスの脳を維持することにも役に立ったはずだ」。
【好奇心、その3】
ホモ・エレクトスの脳が大きくなったのはなぜか。「エレクトスはハビリスから石器の使用を受け継いだが、その使い方は、死肉を漁ることから積極的な狩りでの利用に変わり、食事も肉食の傾向が強くなっていった。肉食の割合が増えたことで、栄養面が充実しただけでなく、狩りを成功させるために、狩りの方法や仲間との連携などを考えたりして頭を使うことが増え、それらの影響によって脳が大きくなっていったと考えられる」。
「アフリカを出ていったホモ・エレクトスがいる一方で、アフリカに残ったエレクトスは、やがて頑強な身体と頭脳を発達させた旧人ホモ・ハイデルベルゲンシスに進化する」。
「スペインのアタプエルカにあるハイデルベルゲンシスの遺跡では埋葬の痕跡が確認されており、死や時間の概念という抽象的な思考が芽生えていたこともうかがえる。また、頭骨の構造から、言葉を話せた可能性も指摘されている」。
「およそ20万年前、アフリカで新たな人類種が登場した。現生人類である私たちホモ・サピエンスだ。それまでの原人や旧人には備わっていなかった能力を頼りに、やがて地峡上で唯一の人類となっていく」。
実に驚くべきことが書かれている。「約19万5000~12万3000年前に『海洋酸素同位体ステージ6(MIS6)』と呼ばれる厳しい氷期が訪れた。この時期の気候は寒冷で乾燥したものだったが、温暖な東南アジアにはあまり影響がなかったため、そこで暮らしていたジャワ原人などはダメージを受けなかったようだ。また、ヨーロッパに進出していたエアンデルタール人は、いち早く寒冷地に適応していたため、氷期を乗り切ることができた。しかし、アフリカにいたサピエンスは窮地に立たされる。氷期の時期、赤道付近は乾燥化が進み、アフリカの草原はほとんどが砂漠へ変わってしまったのだ。植物が枯れ、動物たちも激減したことで、サピエンスは深刻な食糧難に見舞われた。人口も急激に減少し、ついに全人口が1万人を切るまでになってしまった」。誕生したばかりのホモ・サピエンスが、いきなり絶滅の危機に見舞われていたとは! 本書で初めて知ったことだが、強い衝撃を受けたのは私だけだろうか。
【好奇心、その4】
この絶滅の危機を、サピエンスはいかにして乗り越えたのか。食物を求めて移動を余儀なくされたサピエンスの一部は、慣れない土地で、見たこともない食物(貝などの海産物や、それぞれの土地で手に入る食物)を口にする。このサピエンスの好奇心が彼らの生き残りに繋がったのである。「私たち現代人は、そんな好奇心あふれるヒトの子孫なのである」。
「複雑な石器や道具の発明、他者とのコミュニケーション能力、そして想像力と芸術性。ホモ・サピエンスだけが獲得できたこれらの文化的能力」。石器作りの新たな技法が脳の発達を促したのである。
【好奇心、その5】
ホモ・サピエンスに劣らないほど、知的で文化的な生活を送っていたネアンデルタール人が、絶滅してしまったのはなぜか。「近年では、ネアンデルタール人の絶滅には、ヨーロッパを襲った地球規模の気候変動による環境の変化が大きく影響したという説が主流になっている。当時は最終氷期にあたり、地球規模の寒冷化が進んでいたが、その中で『ハインリッヒ・イベント』と呼ばれる現象が起こった。これは北アメリカ大陸を覆っていたローレンタイド氷床が海へ流出する現象で、過去にも数回発生している。巨大な氷の塊が海へ崩落した影響で海流が変わり、ヨーロッパの気温は急激に乱高下を始めたのだ。寒冷な気候に適応していたネアンデルタール人だったが、極端な寒さと暑さが10年単位で入れ替わる急激な変化には対応できなかった。乱高下する気温の影響で森は消え、動物も激減。狩りの獲物が減り、ネアンデルタール人の暮らしは深刻な食物不足に陥っていったと考えられる」。
【好奇心、その6】
ネアンデルタール人と同じ時代を生きていたサピエンスが、気候変化を乗り切ることができたのはなぜか。「ネアンデルタール人とサピエンスの運命を分けるカギとなったのは、集団の規模と交流だった。サピエンスは数百人規模の集団を作り、助け合い、協力し合って生活していた。また、集団の暮らしは、石器などの技術の伝達や道具の革新にもつながったと考えられる。サピエンスがこうした大きな集団を作れた理由に、宗教の存在が挙げられる。彼らの洞窟壁画などにも見られるように、この頃にはサピエンスの中で共通の価値観としての原始的な宗教が生まれていた。それが人々を結びつけ、巨大な社会を生み出す原動力になったと考えられているのだ。宗教は何百kmも離れたサピエンスたちを結びつけ、やがて数千人規模の社会が誕生する。ある集団が食物不足で困っていれば、遠く離れた別の集団が援助する。そうやって、宗教で結ばれた仲間同士で助け合うことで、サピエンスは危機を乗り切ることができたのである」。
一方、「ネアンデルタール人の集団は、多くても20人程度だったと考えられている。ネアンデルタール人の集団は、家族単位の小さなものだったのである。サピエンスの場合とは逆に、集団の規模が小さいネアンデルタール人の間では、道具や技術の改良はあまり広まらず、また食物が不足しても、仲間の助けを受けることができずに孤立していたと考えられる。少人数で暮らしていたネアンデルタール人は、わずかに残った森で、数少ない獲物に頼るしかなかったのだ」。また、ネアンデルタール人の獲物に近づいて戦う肉弾戦的な狩りの方法で命を落とす者が多かったこと、がっしりとした体つきで、筋肉量の多いネアンデルタール人は、華奢なサピエンスに比べて身体の消費エネルギーが多いため、より多くのエネルギーを接種する必要があったこと――も、その運命に影響を与えたと推測されている。
「ネアンデルタール人は高緯度のヨーロッパに適応し、20万年以上もの間、たくましく生きてきたが、サピエンスとの生存競争に敗れ、やがて姿を消した。しかし、種としては絶滅したものの、サピエンスと交雑することにより、遺伝子という形でその存在の証を残していった。ネアンデルタール人は、今も私たちの中で生き続けているといえるだろう」。
700万年の人類の歴史を、たった数時間で辿れるとは、本書は魔法の本の域に達している。
「(人類進化700万年の歴史は)『優れた者が生き残る』という進化の物語とは少し違います。人類は、その長い歴史の中で、わかっているだけで20種類も誕生し、絶滅を繰り返してきました。その中で、辛くも絶滅の危機を乗り越えた(私たちの)祖先たちが命をつないできたのです。そこには、約束された勝者も、必然の敗者もいませんでした。時には強者が絶滅し、弱者が生き残ることもありました。実は、運命を分けたのは偶然のめぐり合わせによるところが大きかった。私たちが今ここに生きているのは、まさに奇跡だったのです」。
「人類揺籃の地といわれるアフリカ。最初に直立二足歩行を始めたのは、この地に生息していた類人猿の仲間だった。大きな気候変動がもたらす環境の激変に適応しながら、私たちの祖先はアフリカで徐々に進化を遂げていった」。
【好奇心、その1】
人類が直立二足歩行を始めたのは、森でのことか、それとも、サバンナに出てからのことか。「人類は森を出て、生活の場をサバンナに移してから立ち上がったのではなく、森に暮らしていたときから、すでに直立二足歩行を始めていたのだ」。このことは近年の研究で明らかにされている。
【好奇心、その2】
人類が直立二足歩行を始めたのはなぜか。「(オーウェン・)ラブジョイ教授は(アルディピテクス・)ラミダスの化石の分析結果や、現生霊長類の繁殖行動を参考にしたうえで、『オスが直立二足歩行で自由になった手で食物を運び、特定のメスに供給した』と推測している。・・・では、なぜ貴重な食物を発見したオスが、すぐに自分で食べてしまうのではなく、それをメスのところへ運ぶのだろうか。実は、こうした行動はヒト以外の霊長類の中では見られないものだ。オスがメスに食物を分け与えるのは、その見返りとして性的に受け入れてもらうためと考えられる」。これまで、いろいろな仮説が立てられてきたが、近年、特に有力な仮説と考えられているのが、この「食物供給仮説」なのだ。
「アフリカの乾燥化が進むにしたがって、アウストラロピテクス・アファレンシスの身体や生活にも大きな変化が訪れる。草原で生き抜くために、彼らは集団を作るという方法を獲得したのである」。
「乾燥が進む草原で生活しながら、頑丈型猿人とは違う戦略で、生き残りを図ったホモ・ハビリス。石器を作り、栄養豊富な食物を得るという方法で、彼らは厳しい生存競争に勝利した」。
「石器があれば動物の皮を簡単に切り開くことができ、あとは大きな肉の塊や内臓を取り出して、ほかの動物に横取りされる前に急いで逃げればいい。ほかにも、骨を割って、肉食動物には食べられない大きな骨の内部にある骨髄を取り出すこと、あるいはイモなどの地下茎を掘り出すことにも利用したと考えられる。石器作りや石器の利用で手先を使い、動物の解体や食物確保の方法を考えて頭を使うことで、ハビリスの脳は徐々に大きくなっていった。脳が大きくなるに従って、考えることやできることが複雑になり、それによってさらに脳が大きくなる、という相乗効果も働いたことだろう。また、肉や骨髄、イモのデンプン質など、十分な栄養が確保できれば、大きさを増したハビリスの脳を維持することにも役に立ったはずだ」。
【好奇心、その3】
ホモ・エレクトスの脳が大きくなったのはなぜか。「エレクトスはハビリスから石器の使用を受け継いだが、その使い方は、死肉を漁ることから積極的な狩りでの利用に変わり、食事も肉食の傾向が強くなっていった。肉食の割合が増えたことで、栄養面が充実しただけでなく、狩りを成功させるために、狩りの方法や仲間との連携などを考えたりして頭を使うことが増え、それらの影響によって脳が大きくなっていったと考えられる」。
「アフリカを出ていったホモ・エレクトスがいる一方で、アフリカに残ったエレクトスは、やがて頑強な身体と頭脳を発達させた旧人ホモ・ハイデルベルゲンシスに進化する」。
「スペインのアタプエルカにあるハイデルベルゲンシスの遺跡では埋葬の痕跡が確認されており、死や時間の概念という抽象的な思考が芽生えていたこともうかがえる。また、頭骨の構造から、言葉を話せた可能性も指摘されている」。
「およそ20万年前、アフリカで新たな人類種が登場した。現生人類である私たちホモ・サピエンスだ。それまでの原人や旧人には備わっていなかった能力を頼りに、やがて地峡上で唯一の人類となっていく」。
実に驚くべきことが書かれている。「約19万5000~12万3000年前に『海洋酸素同位体ステージ6(MIS6)』と呼ばれる厳しい氷期が訪れた。この時期の気候は寒冷で乾燥したものだったが、温暖な東南アジアにはあまり影響がなかったため、そこで暮らしていたジャワ原人などはダメージを受けなかったようだ。また、ヨーロッパに進出していたエアンデルタール人は、いち早く寒冷地に適応していたため、氷期を乗り切ることができた。しかし、アフリカにいたサピエンスは窮地に立たされる。氷期の時期、赤道付近は乾燥化が進み、アフリカの草原はほとんどが砂漠へ変わってしまったのだ。植物が枯れ、動物たちも激減したことで、サピエンスは深刻な食糧難に見舞われた。人口も急激に減少し、ついに全人口が1万人を切るまでになってしまった」。誕生したばかりのホモ・サピエンスが、いきなり絶滅の危機に見舞われていたとは! 本書で初めて知ったことだが、強い衝撃を受けたのは私だけだろうか。
【好奇心、その4】
この絶滅の危機を、サピエンスはいかにして乗り越えたのか。食物を求めて移動を余儀なくされたサピエンスの一部は、慣れない土地で、見たこともない食物(貝などの海産物や、それぞれの土地で手に入る食物)を口にする。このサピエンスの好奇心が彼らの生き残りに繋がったのである。「私たち現代人は、そんな好奇心あふれるヒトの子孫なのである」。
「複雑な石器や道具の発明、他者とのコミュニケーション能力、そして想像力と芸術性。ホモ・サピエンスだけが獲得できたこれらの文化的能力」。石器作りの新たな技法が脳の発達を促したのである。
【好奇心、その5】
ホモ・サピエンスに劣らないほど、知的で文化的な生活を送っていたネアンデルタール人が、絶滅してしまったのはなぜか。「近年では、ネアンデルタール人の絶滅には、ヨーロッパを襲った地球規模の気候変動による環境の変化が大きく影響したという説が主流になっている。当時は最終氷期にあたり、地球規模の寒冷化が進んでいたが、その中で『ハインリッヒ・イベント』と呼ばれる現象が起こった。これは北アメリカ大陸を覆っていたローレンタイド氷床が海へ流出する現象で、過去にも数回発生している。巨大な氷の塊が海へ崩落した影響で海流が変わり、ヨーロッパの気温は急激に乱高下を始めたのだ。寒冷な気候に適応していたネアンデルタール人だったが、極端な寒さと暑さが10年単位で入れ替わる急激な変化には対応できなかった。乱高下する気温の影響で森は消え、動物も激減。狩りの獲物が減り、ネアンデルタール人の暮らしは深刻な食物不足に陥っていったと考えられる」。
【好奇心、その6】
ネアンデルタール人と同じ時代を生きていたサピエンスが、気候変化を乗り切ることができたのはなぜか。「ネアンデルタール人とサピエンスの運命を分けるカギとなったのは、集団の規模と交流だった。サピエンスは数百人規模の集団を作り、助け合い、協力し合って生活していた。また、集団の暮らしは、石器などの技術の伝達や道具の革新にもつながったと考えられる。サピエンスがこうした大きな集団を作れた理由に、宗教の存在が挙げられる。彼らの洞窟壁画などにも見られるように、この頃にはサピエンスの中で共通の価値観としての原始的な宗教が生まれていた。それが人々を結びつけ、巨大な社会を生み出す原動力になったと考えられているのだ。宗教は何百kmも離れたサピエンスたちを結びつけ、やがて数千人規模の社会が誕生する。ある集団が食物不足で困っていれば、遠く離れた別の集団が援助する。そうやって、宗教で結ばれた仲間同士で助け合うことで、サピエンスは危機を乗り切ることができたのである」。
一方、「ネアンデルタール人の集団は、多くても20人程度だったと考えられている。ネアンデルタール人の集団は、家族単位の小さなものだったのである。サピエンスの場合とは逆に、集団の規模が小さいネアンデルタール人の間では、道具や技術の改良はあまり広まらず、また食物が不足しても、仲間の助けを受けることができずに孤立していたと考えられる。少人数で暮らしていたネアンデルタール人は、わずかに残った森で、数少ない獲物に頼るしかなかったのだ」。また、ネアンデルタール人の獲物に近づいて戦う肉弾戦的な狩りの方法で命を落とす者が多かったこと、がっしりとした体つきで、筋肉量の多いネアンデルタール人は、華奢なサピエンスに比べて身体の消費エネルギーが多いため、より多くのエネルギーを接種する必要があったこと――も、その運命に影響を与えたと推測されている。
「ネアンデルタール人は高緯度のヨーロッパに適応し、20万年以上もの間、たくましく生きてきたが、サピエンスとの生存競争に敗れ、やがて姿を消した。しかし、種としては絶滅したものの、サピエンスと交雑することにより、遺伝子という形でその存在の証を残していった。ネアンデルタール人は、今も私たちの中で生き続けているといえるだろう」。
700万年の人類の歴史を、たった数時間で辿れるとは、本書は魔法の本の域に達している。
2018年12月19日に日本でレビュー済み
本書のもとになった「NHKスペシャル 人類誕生」の録画を、間違って消してしまい途方に暮れていたところ、本書の存在を知り購入しました。今までの常識を破る興味深い内容がてんこ盛りの一冊です。知識といえる情報は本媒体の方が多いといえるでしょう。
ネアンデルタール人のDNAが、サハラ以南のアフリカにルーツを持つ人々を除いた現代人に、2%受け継がれている。つまりサピエンスとネアンデルタール人が交雑したという話は驚きだ。ちなみに交雑という用語は初めてだったので調べたところ、「交配とは、生物の雌雄を受精または受粉させ、次の世代を得る操作をいう。特に遺伝子型の異なる個体間の交配は交雑というが、一般には両者を混同して用いることが多い」ということだ。本書でも、p.120では交雑が使われ、p.122では交配が使われている。
ネアンデルタール人とサピエンスの関係でいえば、ネアンデルタール人の道具をサピエンスが真似たのではないかとの指摘も興味深い(p.110)。ネアンデルタール人はサピエンスより劣っているという知識は修正した方がよいようだ。サピエンスがネアンデルタール人に優る点は「集団力」にあるという指摘も興味深い(p.126)。人、つまり我々サピエンスの研究は、常に集団を意識すべきであると思う。
私にとっての最大の驚きは、彼らよりずっと以前、二足歩行を始めたアルディピテクス・ラミダスが、既に一夫一妻制だったという説である。なぜなら、進化における自然淘汰と性淘汰は適応論パラダイムの2本柱を構成するからである(カートライト『進化心理学入門』p.37)。ダーウィンも、自然淘汰が性淘汰によって補完されていると言っているそうだ。
性淘汰にも性内淘汰、性間淘汰、精子競争の3種類ある。性内淘汰とはオスはオスどうし、メスはメスどうしの競争・争い、性間淘汰とは、メスはオスを、オスはメスを選ぶこと、精子競争とは交尾後の精子の競争・争いのことである。一夫一妻なら、これらの争いがなくなり、性淘汰は機能しなくなり、進化は遅れると危惧される。
一夫一妻制を支える肉体的特徴が人類に備わっているとは考えにくく、一夫一妻制という社会制度が進化に影響を与えていたということになる。これも「集団力」の一部なのだろうか。
哲学の世界でも、人が動物であることを強調する動きがある。例えば、東浩紀『動物化するポストモダン』や、新実在論のマルクス・ガブリエル(『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』p.157)などである。今後さらなる「人類誕生」の歴史が解明されれば、人類の自己認識に変化を与えることになろう。
ネアンデルタール人のDNAが、サハラ以南のアフリカにルーツを持つ人々を除いた現代人に、2%受け継がれている。つまりサピエンスとネアンデルタール人が交雑したという話は驚きだ。ちなみに交雑という用語は初めてだったので調べたところ、「交配とは、生物の雌雄を受精または受粉させ、次の世代を得る操作をいう。特に遺伝子型の異なる個体間の交配は交雑というが、一般には両者を混同して用いることが多い」ということだ。本書でも、p.120では交雑が使われ、p.122では交配が使われている。
ネアンデルタール人とサピエンスの関係でいえば、ネアンデルタール人の道具をサピエンスが真似たのではないかとの指摘も興味深い(p.110)。ネアンデルタール人はサピエンスより劣っているという知識は修正した方がよいようだ。サピエンスがネアンデルタール人に優る点は「集団力」にあるという指摘も興味深い(p.126)。人、つまり我々サピエンスの研究は、常に集団を意識すべきであると思う。
私にとっての最大の驚きは、彼らよりずっと以前、二足歩行を始めたアルディピテクス・ラミダスが、既に一夫一妻制だったという説である。なぜなら、進化における自然淘汰と性淘汰は適応論パラダイムの2本柱を構成するからである(カートライト『進化心理学入門』p.37)。ダーウィンも、自然淘汰が性淘汰によって補完されていると言っているそうだ。
性淘汰にも性内淘汰、性間淘汰、精子競争の3種類ある。性内淘汰とはオスはオスどうし、メスはメスどうしの競争・争い、性間淘汰とは、メスはオスを、オスはメスを選ぶこと、精子競争とは交尾後の精子の競争・争いのことである。一夫一妻なら、これらの争いがなくなり、性淘汰は機能しなくなり、進化は遅れると危惧される。
一夫一妻制を支える肉体的特徴が人類に備わっているとは考えにくく、一夫一妻制という社会制度が進化に影響を与えていたということになる。これも「集団力」の一部なのだろうか。
哲学の世界でも、人が動物であることを強調する動きがある。例えば、東浩紀『動物化するポストモダン』や、新実在論のマルクス・ガブリエル(『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』p.157)などである。今後さらなる「人類誕生」の歴史が解明されれば、人類の自己認識に変化を与えることになろう。
2018年12月4日に日本でレビュー済み
現在までの研究の到達点を知るには、とっても有用なビジュアル誌です。
NHKの番組を一冊にまとめたものですが、原人からネンデルターレンシスやサピエンスの造詣がリアルでいいですね。
二足歩行仮説、ネアンデルターレンシスの絶滅、交雑の仮説などゲノム解析でわかってきた最新の研究成果が学べます。
中学生・高校生の入門にもピッタリだと思いますよ。
値段もお手ごろ。
NHKの番組を一冊にまとめたものですが、原人からネンデルターレンシスやサピエンスの造詣がリアルでいいですね。
二足歩行仮説、ネアンデルターレンシスの絶滅、交雑の仮説などゲノム解析でわかってきた最新の研究成果が学べます。
中学生・高校生の入門にもピッタリだと思いますよ。
値段もお手ごろ。