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愛着アプローチ 医学モデルを超える新しい回復法 (角川選書 600) 単行本 – 2018/3/22
岡田 尊司
(著)
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多くのむずかしいケースを快方へと導いた、新しい回復法の原理と実践のコツ
医学モデルでは対処が難しい心や行動の問題が急増している。その中、愛着の安定こそが適応力を左右するという観点で問題を理解し、改善を図る愛着アプローチが注目を集める。医学的治療が困難な、慢性うつ、不安症、不登校、ひきこもり、ゲーム依存、発達の問題、非行、自傷、過食、DV等に劇的な改善をもたらす新しい回復法の原理と実践法を詳述。
はじめに ~医学も治せない問題に直面するとき
第一部 医学モデルの限界と愛着モデル
第二部 愛着アプローチ
第三部 両価型愛着・二分法的認知改善プログラム
おわりに ~あなたは医学モデルで救われるか
医学モデルでは対処が難しい心や行動の問題が急増している。その中、愛着の安定こそが適応力を左右するという観点で問題を理解し、改善を図る愛着アプローチが注目を集める。医学的治療が困難な、慢性うつ、不安症、不登校、ひきこもり、ゲーム依存、発達の問題、非行、自傷、過食、DV等に劇的な改善をもたらす新しい回復法の原理と実践法を詳述。
はじめに ~医学も治せない問題に直面するとき
第一部 医学モデルの限界と愛着モデル
第二部 愛着アプローチ
第三部 両価型愛着・二分法的認知改善プログラム
おわりに ~あなたは医学モデルで救われるか
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2018/3/22
- 寸法12.8 x 1.5 x 19 cm
- ISBN-104047036137
- ISBN-13978-4047036130
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商品の説明
著者について
●岡田 尊司:1960年、香川県生まれ。精神科医、作家。東京大学哲学科中退、京都大学医学部卒業。同大学院で研究に従事するとともに、京都医療少年院、京都府立洛南病院などで、困難な課題を抱えた若者に向かい合う。現在、岡田クリニック院長(枚方市)、大阪心理教育センター顧問。著書に、『愛着崩壊』(角川選書)、『愛着障害』『愛着障害の克服』(以上、光文社新書)、『パーソナリティ障害』(PHP新書)、『母という病』(ポプラ新書)など多数。小笠原慧のペンネームで『DZ』(横溝正史ミステリ大賞受賞、角川文庫)などの小説作品がある。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2018/3/22)
- 発売日 : 2018/3/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4047036137
- ISBN-13 : 978-4047036130
- 寸法 : 12.8 x 1.5 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 39,754位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 361位臨床医学一般 (本)
- - 453位臨床内科 (本)
- - 7,639位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年、香川県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医 学教室にて研究に従事。現在、京都医療少年院勤務、山形大学客員教授。パーソナリティ障害治療の最前線に立ち、臨床医として若者の心の危機に向かい合う。 小説家・小笠原慧としても活動し、横溝正史賞を受賞した『DZ』などがある(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『ササッとわかる「パーソナリティ障害」』(ISBN-10:4062847272)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
様々な心理療法を学んでいます。自分がどんな状態かはわかっていても繰り返しでてくるマイナス反応に悩んでいました(生きにくさ)最近行き着いたのはアタッチメントを重視したメンタライジング分野。デイビッド・J・ウォーリン「愛着と精神療法」を読んでまさにこの方向(一例:感情に圧倒されるのを軽減するためにマインドフルでいること)、これだと思って岡田先生のこの本も読みました。先生もおっしゃっている方向が同じで、すごく納得しながら自分で訓練しています。
2023年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
育ってきた環境や親の子育てを通して愛着が形成されるが、不安定な環境や親の元で育った人には是非読んでほしい一冊。
子供にとっての家庭は世界そのもので、周りから見て良い親でなくても子供は親しか頼れません。
家庭が世界そのものなので無意識にでも親の顔色を伺うという性格・考え方が身についてしまうというのは、凄く腑に落ちました。
うつや神経症で苦しむ人は、大人になっても無意識に身についた性格・考え方がおかしいとは感じにくく、他の出来事が問題と思ってしまい、気づけなければ根本的解決は難しいと思いました。
治療法も認知療法などの薬に頼らず、根本の問題を解決しようという試みなので私にはとても合っていました。
うつや神経症に苦しむ人の大体の原因が愛着にあると感じる内容でした。
子供にとっての家庭は世界そのもので、周りから見て良い親でなくても子供は親しか頼れません。
家庭が世界そのものなので無意識にでも親の顔色を伺うという性格・考え方が身についてしまうというのは、凄く腑に落ちました。
うつや神経症で苦しむ人は、大人になっても無意識に身についた性格・考え方がおかしいとは感じにくく、他の出来事が問題と思ってしまい、気づけなければ根本的解決は難しいと思いました。
治療法も認知療法などの薬に頼らず、根本の問題を解決しようという試みなので私にはとても合っていました。
うつや神経症に苦しむ人の大体の原因が愛着にあると感じる内容でした。
2023年9月26日に日本でレビュー済み
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自分の場合はまさに両価型の特徴を持っており、数年前からメンタルクリニックを2回変わっても良くなったとは言えない状況です。この本で指摘されていることはとても興味深く、認知行動療法をどう生かしていけばいいのか、という方向性について示唆をいただいたので、主治医に相談してみようと思います(今のクリニックは認知行動療法に対応している)。
幼い頃に愛着基地を確保できなかったために、情緒的に不安定になりやすく、対人関係で極端な反応を起こしやすいという特徴は、実は自分だけでなく母親がそうでした。そのため、母親との関係を改善するのは母親が認知症領域に入ろうとしている今は難しく、自分でなんとかするしかない状況です。
この本で重要なことは、そういったトラウマ、問題を抱えている人でも自分の持っている力で良くなるということを示してくれたことです。専門医の指導のもとが前提ではありますが、認知行動療法の初歩的な部分は自分一人でもできるということであり、それについては専門書籍があるので、それを参照した方が良さそうです。
正直言って、現在のメンタルクリニックの現状には疑問があります。基本的には患者の話を聞いて共感的な反応をして投薬の説明、という流れで、1回15分以内ということが多い。前の主治医に治療方針を聞いたら、「薬をきちんと飲んで症状が改善されれば良い」というような話でした。まさに対症療法という感じです。
それに対し、この本では症状がある人の認知のひずみに焦点を当てて、それを認知行動療法を中心としたセッションの中で自己の行動を客観的に振り返り、感情と自動的に結びついた言動や行動が起きないように改善していくというアプローチです。
まさに医学的アプローチに対する著者の提案なんだと思います。
しかし、著者に対して疑問もあります。
このような治療法について、「勝手にまねするな」と臨床従事者に対して釘を刺す文章を書いていますが、それではどうすれば使用してもいいのか、という道筋が見えにくい。たとえば、希望する人に対して何らかの養成プログラムがあるとか、手続きを踏めば自由に使用して良いとか、何らかの説明があった方がいいと思います。
また、私のような患者の立場からすれば、著者が経営するクリニック以外で同様の治療をしてくれるところがあるのかないのかなどの情報が書かれていないのも困ります。関西に住んでいる人はいいかもしれませんが、それ以外の地域に住んでいる人は受診することは不可能でしょう。
それに、認知行動療法そのものは著者のオリジナルではなく、既にあるものです。この本を読んだ限りでは、認知行動療法で8割方良くなりそうな気がするのですが、実際はどうなんでしょう。紙面スペースの都合があるのでしょうが、もう少しご説明いただきたいところです。
幼い頃に愛着基地を確保できなかったために、情緒的に不安定になりやすく、対人関係で極端な反応を起こしやすいという特徴は、実は自分だけでなく母親がそうでした。そのため、母親との関係を改善するのは母親が認知症領域に入ろうとしている今は難しく、自分でなんとかするしかない状況です。
この本で重要なことは、そういったトラウマ、問題を抱えている人でも自分の持っている力で良くなるということを示してくれたことです。専門医の指導のもとが前提ではありますが、認知行動療法の初歩的な部分は自分一人でもできるということであり、それについては専門書籍があるので、それを参照した方が良さそうです。
正直言って、現在のメンタルクリニックの現状には疑問があります。基本的には患者の話を聞いて共感的な反応をして投薬の説明、という流れで、1回15分以内ということが多い。前の主治医に治療方針を聞いたら、「薬をきちんと飲んで症状が改善されれば良い」というような話でした。まさに対症療法という感じです。
それに対し、この本では症状がある人の認知のひずみに焦点を当てて、それを認知行動療法を中心としたセッションの中で自己の行動を客観的に振り返り、感情と自動的に結びついた言動や行動が起きないように改善していくというアプローチです。
まさに医学的アプローチに対する著者の提案なんだと思います。
しかし、著者に対して疑問もあります。
このような治療法について、「勝手にまねするな」と臨床従事者に対して釘を刺す文章を書いていますが、それではどうすれば使用してもいいのか、という道筋が見えにくい。たとえば、希望する人に対して何らかの養成プログラムがあるとか、手続きを踏めば自由に使用して良いとか、何らかの説明があった方がいいと思います。
また、私のような患者の立場からすれば、著者が経営するクリニック以外で同様の治療をしてくれるところがあるのかないのかなどの情報が書かれていないのも困ります。関西に住んでいる人はいいかもしれませんが、それ以外の地域に住んでいる人は受診することは不可能でしょう。
それに、認知行動療法そのものは著者のオリジナルではなく、既にあるものです。この本を読んだ限りでは、認知行動療法で8割方良くなりそうな気がするのですが、実際はどうなんでしょう。紙面スペースの都合があるのでしょうが、もう少しご説明いただきたいところです。
2023年3月21日に日本でレビュー済み
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いわゆる発達障害と息子が診断される前後から、家庭が上手くいかずDV、裁判、離婚、息子の治療❤️🩹と続き、スピリチュアル本やカウンセリングに救いを求めてきました。
何十年投薬治療を続けても再発を繰り返す家族を見て育ったためもあり、精神病の治療方法としての心理学には正直さほど期待はしていませんでした。
が、この本に書かれている方法の一部は自分一人でも取り組むことができ、実際に私自身も無意識に取り組んできて効果を感じてきた部分でもあったので、地味ではあっても効果のあるアプローチではないかと感じます。
かなり専門的な内容であるにもかかわらず、一般の読者にもわかりやすく読める、非常に明晰でわかりやすい説明で助かりました。
何十年投薬治療を続けても再発を繰り返す家族を見て育ったためもあり、精神病の治療方法としての心理学には正直さほど期待はしていませんでした。
が、この本に書かれている方法の一部は自分一人でも取り組むことができ、実際に私自身も無意識に取り組んできて効果を感じてきた部分でもあったので、地味ではあっても効果のあるアプローチではないかと感じます。
かなり専門的な内容であるにもかかわらず、一般の読者にもわかりやすく読める、非常に明晰でわかりやすい説明で助かりました。
2022年6月22日に日本でレビュー済み
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安心安全を提供してくれる他者、サポートがいないと愛着障害克服は難しいと書かれています。
実際、親は安全基地にはなってくれないし、愛着障害克服を目的としたカウンセラーも出会えないし、出会えても相性が良くないと問題だし、莫大な費用がかかる。
現実的な対応策として、自分が自身の安全基地になるにはどうしたらよいのか。を試しました。
この本をまるごとノートにまとめて、自分が安全基地を提供できる人間になるために、安心安全の対応がいつでもわかるようにノートを持ち歩きました。
苦しいとき、辛いとき、安全基地の人ならどんな言葉をかけてくれるのか。ノートをみて、自分を育て直しました。
私は心療内科で、「正しい、間違っていると判断しないこと」を教えていただき、カウンセラーの方から、否定されないで話を聞いていただく経験をしました。
この経験がなければ、自分のなかに安全基地をつくるのは難しかったかもしれないと思います。
振り返る力が弱いことなど、ゆっくりいつの間にかなんとなく克服してる感覚を得ることができます。
一番心がけていたことは
出来事を 失敗 ととらえないこと。
すべての出来事は失敗ではない。
私以外の人でも、同じことをしてしまう。
誰でも同じ状況なら、同じことが起きる。と、絶対に自分を責めないこと。
自責が強かった私はとにかくこのメモを失敗した!と思う度に目にはいるように心がけました。
この本と出会えてもう少しで一年がたとうとしてます。
自他境界線も上手にひけるようになってきました。
まだプライベートの交友関係はトライ&エラーですが、職場では驚くほど人間関係が好転しました。違う職場で働いているのかとおもうほど、居心地がよく、とてもやさしく対応されるようになりました。(以前はさながら地獄のようでした。めちゃくちゃ会社の人がヒステリックでこわい人だらけだと感じていました)
いろんな認知行動療法がありますが、私は愛着障害の克服なしには、言ってることが理解できないと思いました。
この本で、変わることができます。
私は、この本との出会いで愛着障害をほぼ克服できたとおもいます。
実際、親は安全基地にはなってくれないし、愛着障害克服を目的としたカウンセラーも出会えないし、出会えても相性が良くないと問題だし、莫大な費用がかかる。
現実的な対応策として、自分が自身の安全基地になるにはどうしたらよいのか。を試しました。
この本をまるごとノートにまとめて、自分が安全基地を提供できる人間になるために、安心安全の対応がいつでもわかるようにノートを持ち歩きました。
苦しいとき、辛いとき、安全基地の人ならどんな言葉をかけてくれるのか。ノートをみて、自分を育て直しました。
私は心療内科で、「正しい、間違っていると判断しないこと」を教えていただき、カウンセラーの方から、否定されないで話を聞いていただく経験をしました。
この経験がなければ、自分のなかに安全基地をつくるのは難しかったかもしれないと思います。
振り返る力が弱いことなど、ゆっくりいつの間にかなんとなく克服してる感覚を得ることができます。
一番心がけていたことは
出来事を 失敗 ととらえないこと。
すべての出来事は失敗ではない。
私以外の人でも、同じことをしてしまう。
誰でも同じ状況なら、同じことが起きる。と、絶対に自分を責めないこと。
自責が強かった私はとにかくこのメモを失敗した!と思う度に目にはいるように心がけました。
この本と出会えてもう少しで一年がたとうとしてます。
自他境界線も上手にひけるようになってきました。
まだプライベートの交友関係はトライ&エラーですが、職場では驚くほど人間関係が好転しました。違う職場で働いているのかとおもうほど、居心地がよく、とてもやさしく対応されるようになりました。(以前はさながら地獄のようでした。めちゃくちゃ会社の人がヒステリックでこわい人だらけだと感じていました)
いろんな認知行動療法がありますが、私は愛着障害の克服なしには、言ってることが理解できないと思いました。
この本で、変わることができます。
私は、この本との出会いで愛着障害をほぼ克服できたとおもいます。
2022年11月13日に日本でレビュー済み
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非精神科医ですが、身近にある問題解決のために、読ませていただき、なるほど、と思いながら読み進めましたが、p93のケース、すなわち、愛着基地であった夫が、実は夫も愛着基地が必要であったケースですが、このケースにおいて、第三者が愛着基地としてうまく行ったのでしょうか?
2022年7月16日に日本でレビュー済み
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平成30年に刊行された、岡田さんの新しめの本。
愛着について長年研究されてきただけあり、当事者にとってより実践的なアプローチが紹介されており、大切なことが強調されていて愛着回復の一助となる本。
たとえ実際の親との関係は変わらずとも、自分の認知を変えていく希望が持てる。
愛着について長年研究されてきただけあり、当事者にとってより実践的なアプローチが紹介されており、大切なことが強調されていて愛着回復の一助となる本。
たとえ実際の親との関係は変わらずとも、自分の認知を変えていく希望が持てる。
2022年3月8日に日本でレビュー済み
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学生時代から問題が多く、自分は発達障害(家族の多くも)ではないかと悩み解決策を探していたところ、出会いました。その他自分の課題に関連しそうな書籍を10〜15冊以上、医療系YouTubeやブログ記事なども見てきましたが、こちらの方が仰っていることが、問題のいちばん根本的なところを指摘していると感じました。且つ、事例など含め詳しく記載もあります。カウンセリングなしで課題を克服していこうとする自分としてはイメージもしやすく、とっても助かります。この本の内容は悩みを抱える現代の多くの人々にとっても、救いになると思います、大袈裟ではなく。ワークはまだですが、希望が湧いてきました。ほんとにほんとにありがとうございますと言いたい!