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薔薇のマリア 16 さよならはいわない (角川スニーカー文庫 し 1-1-16) 文庫 – 2011/7/30
魔導兵は力を失い、エルデンにラフレシア帝国の軍勢が迫る。マリアも、ユリカも、サフィニアも、それぞれの時間を惜しむかのように、愛する人との時を紡いでいた。そして、破壊の先陣は疾り、迫り来る――
- 本の長さ494ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2011/7/30
- 寸法10.5 x 1.8 x 14.9 cm
- ISBN-104044710244
- ISBN-13978-4044710248
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登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011/7/30)
- 発売日 : 2011/7/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 494ページ
- ISBN-10 : 4044710244
- ISBN-13 : 978-4044710248
- 寸法 : 10.5 x 1.8 x 14.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 589,844位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
十文字青の薔薇のマリアは第一巻の時からリアルタイムで読んできた.萌えだの内容のないハーレム小説が氾濫するラノベの中では,珍しく内容の濃いテーマ性のある小説と評価している.キャラも立っており文章も読み応えがある.独特の擬音を本文中に地の文として挿入するなどは新しい小説の技法ではなかろうか.物語の舞台であるエルデンの風俗や情景は,最初に読んだ時には,極悪な悪党がたむろする北斗の拳やマッドマックスを彷彿させたが,読み進めるにつれ,その猥雑な在り様は,現代日本の大都市のカリカチュアのように見えてきた.実際,この第十六巻では,いよいよラフレシアがエルデンに侵攻を開始し,これまで隠蔽されてきたエルデンの真の姿が露になってきたが,その崩壊の在り様は,東日本大震災を契機として,これまでマスコミや政府によって隠蔽されてきた日本の真の姿,経済的にも政治的にも精神的にも破綻し,社会の内部から崩壊へ突き進む日本の姿が露になってきたことにだぶって見えた.この著者は,恐らく,精神的に荒廃した日本の社会の中で,もがき苦しみ,自分の存在理由を探し求めて四苦八苦している人間を描きたかったのではかなろうか.作中のキャラは,皆,悲惨な過去を背負い,自分の過去とどうしようもなく格闘し,もがき苦しんでいるが,人と人とふれあい繋がることから,徐々にその桎梏から抜け出し,人間的に成長していくさまが見事に描かれている.そのことが,この小説に血肉を通わせ,単なるラノベの域を越えさせている.謎に満ちた世界観や個性的なキャラもまた本書に魅力を与えるスパイスである.この壮大な物語の結末が如何なるものとなるのか実に楽しみでもあり,また,他方では,その楽しみを少しでも長引かせてもらいたいというささやかな願いもある.編集サイドとの確執や無理解も耳にするが,一読者として,著者には,頑張って挫折せずに最後まで自分の思うがままに書き上げることを心から願っている.頑張ってください,十文字青さん.
2011年8月6日に日本でレビュー済み
クライマックスに向けて、伝説の人物といわれていた彼ら、彼女らが出まくりです。人物たちの背景も語られ、
読み応えアリ。(アマリ姫の背景が特に好き。にゃんこ^^)
世界の秘密も薄皮を剥ぐように少しづつ、明らかになってきて、続刊が気になります。
最初は完全なるファンタジー、異世界と思っていたのが、自分のいる現実とリンクしそうで、
不思議な感覚を味わっています。青先生が世界の終わり、あるいは始まりをどう演出するのか、
「管理者」とはいったい?と早く知りたいような、でも、いつまでも続いて欲しいような・・・。
あとがきでも語られていましたが、エルデンにパニックが広がっていく様、混乱、絶望が
震災に襲われた日本、自分たちをほうふつとさせました。
恐ろしかったあの日、平和だったそれまでの日々。
エルデンに襲い来る脅威に住人たちが感じる恐怖、無力感が胸にせまりました。
マリアとその仲間たちはどう立ち向かうのか?
ちなみにルーシーはSIXの息子だから、すごい生命力を持っているだろうと
勝手に思っています。仲間は欠けてほしくない。
無慈悲な世界でも。
トマトクンも大丈夫なのか?
続刊を待ちます。青先生買いますからね〜。
(しかし今回、値段を見ずにレジに行ったところ、本屋のお姉さんの告げる金額に
びっくり。でも厚いから仕方ないですな)
読み応えアリ。(アマリ姫の背景が特に好き。にゃんこ^^)
世界の秘密も薄皮を剥ぐように少しづつ、明らかになってきて、続刊が気になります。
最初は完全なるファンタジー、異世界と思っていたのが、自分のいる現実とリンクしそうで、
不思議な感覚を味わっています。青先生が世界の終わり、あるいは始まりをどう演出するのか、
「管理者」とはいったい?と早く知りたいような、でも、いつまでも続いて欲しいような・・・。
あとがきでも語られていましたが、エルデンにパニックが広がっていく様、混乱、絶望が
震災に襲われた日本、自分たちをほうふつとさせました。
恐ろしかったあの日、平和だったそれまでの日々。
エルデンに襲い来る脅威に住人たちが感じる恐怖、無力感が胸にせまりました。
マリアとその仲間たちはどう立ち向かうのか?
ちなみにルーシーはSIXの息子だから、すごい生命力を持っているだろうと
勝手に思っています。仲間は欠けてほしくない。
無慈悲な世界でも。
トマトクンも大丈夫なのか?
続刊を待ちます。青先生買いますからね〜。
(しかし今回、値段を見ずにレジに行ったところ、本屋のお姉さんの告げる金額に
びっくり。でも厚いから仕方ないですな)
2011年8月11日に日本でレビュー済み
ラフレシア第三帝国の侵略の前に、サンランド無統治王国の国境を守ってきた魔導兵達は沈黙させられ、圧倒的な兵力を誇る軍勢が首都エルデンへ迫ってくる中、他に行く場所がなくてやって来た者達が多くを占め、日々死の危険と隣り合わせなエルデンの住民達も、流石に問答無用の死の恐怖が近付いてくるとあっては尋常では居られず、逃げ出そうとする者、自棄を起こす者、絶望する者、踏み止まる者など多彩な人間模様が今回作中で繰り広げられます。
帝国軍がエルデンにやって来るまでの時間の流れはまるでカウントダウンのようで、前巻の戦いの怪我も治りきっていないZOOの面々にもそれはのしかかってきて、サフィニアとトマトクン、カタリとアーニャ、ユリカと飛燕が関係が深まっていく、いわゆる吊り橋理論が展開されるだけでなく、ハニーメリーが体中に火傷を負っている身でピンパーネルを口説くくだりは笑いを誘います。
それでも帝国軍は容赦なくやってきて、バーニング・バラッド、マチルダと言った人間の壁を遥か高くに飛び越えた者達も帝国軍に与しているものですから、バトルのレベルも半端じゃありません。このシリーズでは一定のレベルを超えて強くなろうとすると、人間として大事なものが欠落していくのがパターンのようですから、連中の壊れ具合は並大抵のものではありません。まあそれを読んで楽しむ私達も大概ですけど(汗)。
当然そんな超絶バトルの中においてマリアローズはほとんど無力で、逃げるか被害を少しでも抑えるしかできませんが、今後更に混沌の度合を深めるだろうストーリーにおいて、一帯どんな役割を果たすのか、それともいっそ狂言回しと化すのか、全くもって世界の運命と同様に先が読めません。
帝国軍がエルデンにやって来るまでの時間の流れはまるでカウントダウンのようで、前巻の戦いの怪我も治りきっていないZOOの面々にもそれはのしかかってきて、サフィニアとトマトクン、カタリとアーニャ、ユリカと飛燕が関係が深まっていく、いわゆる吊り橋理論が展開されるだけでなく、ハニーメリーが体中に火傷を負っている身でピンパーネルを口説くくだりは笑いを誘います。
それでも帝国軍は容赦なくやってきて、バーニング・バラッド、マチルダと言った人間の壁を遥か高くに飛び越えた者達も帝国軍に与しているものですから、バトルのレベルも半端じゃありません。このシリーズでは一定のレベルを超えて強くなろうとすると、人間として大事なものが欠落していくのがパターンのようですから、連中の壊れ具合は並大抵のものではありません。まあそれを読んで楽しむ私達も大概ですけど(汗)。
当然そんな超絶バトルの中においてマリアローズはほとんど無力で、逃げるか被害を少しでも抑えるしかできませんが、今後更に混沌の度合を深めるだろうストーリーにおいて、一帯どんな役割を果たすのか、それともいっそ狂言回しと化すのか、全くもって世界の運命と同様に先が読めません。