プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥836¥836 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1¥1 税込
配送料 ¥297 6月16日-18日にお届け
発送元: ブックサプライ北大阪DC 販売者: ブックサプライ北大阪DC
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
サンプル サンプル
光圀伝 (上) (角川文庫) 文庫 – 2015/6/20
購入オプションとあわせ買い
なぜこの世に歴史が必要なのか――。本屋大賞受賞『天地明察』と対を為す、大河歴史小説!
「なぜあの男を自らの手で殺めることになったのか」――老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎でその経緯と己の生涯を綴り始める。
父・頼房の過酷な“試練”と対峙し、優れた兄・頼重を差し置いて世継ぎに選ばれたことに悩む幼少期。血気盛んな“傾奇者”として暴れる中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。やがて文事の魅力に取り憑かれた光圀は、学を競う朋友を得て、詩の天下を目指す――。
誰も見たことのない“水戸黄門”伝、開幕。
- 本の長さ528ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/角川書店
- 発売日2015/6/20
- 寸法10.7 x 2 x 15 cm
- ISBN-104041020484
- ISBN-13978-4041020487
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/角川書店 (2015/6/20)
- 発売日 : 2015/6/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 528ページ
- ISBN-10 : 4041020484
- ISBN-13 : 978-4041020487
- 寸法 : 10.7 x 2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 74,249位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2009年、天文暦学者・渋川春海の生涯を描いた初の時代小説『天地明察』で第31回吉川英 治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞し、第143回直木賞の候補となる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『マルドゥック・スクランブル』(ISBN-10:4152091533)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
内容は面白かったです
ドラマ水戸黄門第1部でも描かれたその事件を冒頭に、その殺意の真相に近づいていく形で、光圀の生涯が綴られます。
「天地明察」とのクロスオーバーリンク、どこかで見た最初からことのある忍びの者達の使役など、サービス的な描写も多く、また、史実へのオリジナルストーリーの絡め方が巧妙で、胸打たれる話が多いです。
また、「天地明察」と同様に,逝く者を見送り、生まれる者を世話する場面が多く、それに伴う光圀の内面での感情の起伏も大きく、また、理知的に描かれています。
そういう点で、割と万人受けしやすく、ツッコミが入りにくく、オススメしやすい本です。
一方、目下の者と接する描写が極端に少ないとも感じます (逆に偉そうな部下との会話が多い)。
これは、上に立つ者として誰からもへりくだられるのはある意味孤独で寂しさを感じるという観点、それは読者としても親しみを持ちにくくなるという観点、以上2点を配慮したのかもしれません。
本書で光圀が基礎を築いた「水戸學 」は、天保年間後において、尊王”敬幕"の志を忘却し、「天狗党の乱」「桜田門外の変」など、尊王派テロリストのよりどころとなる事となります。
その歴史を踏まえて ことの顛末を見ていくと、封建社会に翻弄された才人たちの、空回りする善意が深みを帯びて迫ってくるでしょう。
冒頭の殺しのシーンは、必殺仕事人 第21話「子隠しで昔の恨みを晴らすのか?」を連想しました。作り話ならよくありますが、やはり、このシチュエーション、史実だというのがすごい。
電子書籍版は三分冊で、雑誌掲載時のイラストつき。ハードカバー版との価格差は、上中下込みで100円程度。ほとんど変わりません。場所をとらず、重くもないのでオススメです。
しかし当たり前だが、実在の光圀はドラマで描かれていたような旅好きの好々爺ではない。
むしろ光圀は烈なる気性を持ち、果てに文武を共に修めた傑人であった。
本書は冒頭、光圀が水戸藩の家老を殺害する描写から始まる。
生殺与奪。
それは為政者が有する、究極の政治手段だろう。
しかし水戸藩のみならず、御三家の一として幕府を代表する立場にある光圀が、なぜ自ら家老を誅殺するに至ったのか。
そこに至る光圀の苦悶を、その生涯を通じて描き出した、骨太の逸品。
名シーンを畳み掛けられてしまう。
幼少期の光圀のインパクトある登場シーン。
兄との葛藤、孤独の理解、そして繋がり。
父から課せられる試練。
宮本武蔵、沢庵との衝撃的な出会い。
林読耕との論破。
長い作品なので、キリがいいところで読み終えようとするが、次が気になり、暇がある限り読み続けてしまう。
上巻は光圀が十代の時の話。
芯の強さはあるが、他の登場人物に比べ、年も考えも未熟な若者。
しかし、迷いや葛藤の中で、義を求める姿、大志を抱く姿にとても魅力を感じる。
まだ中、下巻がある。
この若者が、これからどのように考え、成長していくのか。
読むのが本当に楽しみである。