本書は行動経済学やナッジの考え方について、応用例を示しながら解説したもの(本書あとがき)だったが、非常にコンパクトにまとめられており、行動経済学の入門書にはピッタリだと感じた。
ナッジの使い方や、デフォルトの変更など組織マネージメントにも大きな効果を発揮しそう。
言葉の使い方でこんなにも効果があるのであれば、より多くの応用例を学んでみたいと思った。商品やサービスの販売においても活用できそう。大変参考になった。
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行動経済学の使い方 (岩波新書 新赤版 1795) 新書 – 2019/9/21
大竹 文雄
(著)
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学ぶだけではもう足りない。研究と応用が進み、行動経済学は「使う」段階に来ているのだ。本書では「ナッジ」の作り方を解説する。人間の行動の特性をふまえ、自由な選択を確保しつつ、より良い意思決定、より良い行動を引き出す。その知恵と工夫が「ナッジ」だ。この本を通して、行動経済学の応用力を身につけよう。
目次
はじめに
第1章 行動経済学の基礎知識
1 プロスペクト理論
リスクのもとでの意思決定/確実性効果/損失回避/フレーミング効果/保有効果
2 現在バイアス
先延ばし行動/コミットメント手段の利用
3 互恵性と利他性
社会的選好/互恵性
4 ヒューリスティックス
近道による意思決定/サンクコストの誤謬/意思力/選択過剰負荷と情報過剰負荷/平柊への回帰/メンタル・アカウンティング/利用可能性ヒューリスティックと代表性ヒューリスティック/アンカリング効果/極端回避性/社会規範と同調効果/プロジェクション・バイアス
第2章 ナッジとは何か
1 ナッジを作る
軽く肘でつつく/行動の特性を考える/行動変容を本人が望んでいるか/ナッジの選び方
2 ナッジのチェックリスト
Nudges/EAST/MINDSPACE
3 ナッジの実際例
老後貯蓄の意思決定/自然災害時の予防的避難/ナッジは危険なのか?
第3章 仕事のなかの行動経済学
1 三つの例から
バイトのシフトをどう入れるか/タクシー運転手の行動予測/行動経済学で解釈すると/プロゴルファーの損失回避
2 ピア効果
優秀な同僚が入ってきたら/スーパーマーケットのレジ打ち/競泳のタイム決勝
第4章 先延ばし行動
1 賃金について考える
参照点による効果/伝統的経済学による年功賃金の説明/行動経済学による年功賃金の説明
2 バイアスに着目する
失業期間を短くする/長期失業を防ぐナッジ/社会保障給付申請の現在バイアス/長時間労働と先延ばし行動
第5章 社会的選好を利用する
1 贈与交換
贈与交換で生産性は上がるか/負の贈与の影響/贈与のイメージを意識させる
2 昇進格差はなぜ生まれる?
競争選好に男女差はあるか/マサイ族とカシ族での実験
3 多数派の行動を強調する
女性の取締役を増やすナッジ/無断キャンセルを減らすナッジ
第6章 本当に働き方を変えるためのナッジ
1 仕事への意欲を高める
際限なく続く仕事/「シーシュポスの岩」の実験/意味のある仕事
2 目標と行動のギャップを埋める
達成できない目標/実行計画を書き出す/量ではなく時間で/合理的行動の落とし穴/習慣化できるルールを作る/次善の策がベストの策
第7章 医療・健康活動への応用
1 デフォルトの利用
ナッジで変える健康活動/大腸がん検診の受診率向上ナッジ/ワクチン接種率の向上ナッジ/オプト・イン/終末期医療の選択
2 メッセージの影響を考慮する
利得フレームと損失フレーム/治療法の説明
3 成果の不確実性を考慮する
ダイエットのナッジ/ジェネリック薬品への切り替え
4 臓器提供のナッジ
イギリスでの実験/日本での実験
第8章 公共政策への応用
1 消費税の問題
重く見える消費税負担/同じ税負担でも消費行動が変わる/誤計算バイアス/軽減税率はなぜ好まれるのか/軽減税率は補助金と同じ/軽減税率の行動経済学
2 保険料負担の問題
一般の人の理解/伝統的経済学での理解/現実はどちらか
3 保険制度の問題
公的年金・公的健康保険の必要性/モラルハザード/法案提出と損失回避/少数派として意識させる
4 O型の人はなぜ献血をするのか
血液型性格判断/献血行動と血液型/血液型の特性に着目する
おわりに
文献解題
目次
はじめに
第1章 行動経済学の基礎知識
1 プロスペクト理論
リスクのもとでの意思決定/確実性効果/損失回避/フレーミング効果/保有効果
2 現在バイアス
先延ばし行動/コミットメント手段の利用
3 互恵性と利他性
社会的選好/互恵性
4 ヒューリスティックス
近道による意思決定/サンクコストの誤謬/意思力/選択過剰負荷と情報過剰負荷/平柊への回帰/メンタル・アカウンティング/利用可能性ヒューリスティックと代表性ヒューリスティック/アンカリング効果/極端回避性/社会規範と同調効果/プロジェクション・バイアス
第2章 ナッジとは何か
1 ナッジを作る
軽く肘でつつく/行動の特性を考える/行動変容を本人が望んでいるか/ナッジの選び方
2 ナッジのチェックリスト
Nudges/EAST/MINDSPACE
3 ナッジの実際例
老後貯蓄の意思決定/自然災害時の予防的避難/ナッジは危険なのか?
第3章 仕事のなかの行動経済学
1 三つの例から
バイトのシフトをどう入れるか/タクシー運転手の行動予測/行動経済学で解釈すると/プロゴルファーの損失回避
2 ピア効果
優秀な同僚が入ってきたら/スーパーマーケットのレジ打ち/競泳のタイム決勝
第4章 先延ばし行動
1 賃金について考える
参照点による効果/伝統的経済学による年功賃金の説明/行動経済学による年功賃金の説明
2 バイアスに着目する
失業期間を短くする/長期失業を防ぐナッジ/社会保障給付申請の現在バイアス/長時間労働と先延ばし行動
第5章 社会的選好を利用する
1 贈与交換
贈与交換で生産性は上がるか/負の贈与の影響/贈与のイメージを意識させる
2 昇進格差はなぜ生まれる?
競争選好に男女差はあるか/マサイ族とカシ族での実験
3 多数派の行動を強調する
女性の取締役を増やすナッジ/無断キャンセルを減らすナッジ
第6章 本当に働き方を変えるためのナッジ
1 仕事への意欲を高める
際限なく続く仕事/「シーシュポスの岩」の実験/意味のある仕事
2 目標と行動のギャップを埋める
達成できない目標/実行計画を書き出す/量ではなく時間で/合理的行動の落とし穴/習慣化できるルールを作る/次善の策がベストの策
第7章 医療・健康活動への応用
1 デフォルトの利用
ナッジで変える健康活動/大腸がん検診の受診率向上ナッジ/ワクチン接種率の向上ナッジ/オプト・イン/終末期医療の選択
2 メッセージの影響を考慮する
利得フレームと損失フレーム/治療法の説明
3 成果の不確実性を考慮する
ダイエットのナッジ/ジェネリック薬品への切り替え
4 臓器提供のナッジ
イギリスでの実験/日本での実験
第8章 公共政策への応用
1 消費税の問題
重く見える消費税負担/同じ税負担でも消費行動が変わる/誤計算バイアス/軽減税率はなぜ好まれるのか/軽減税率は補助金と同じ/軽減税率の行動経済学
2 保険料負担の問題
一般の人の理解/伝統的経済学での理解/現実はどちらか
3 保険制度の問題
公的年金・公的健康保険の必要性/モラルハザード/法案提出と損失回避/少数派として意識させる
4 O型の人はなぜ献血をするのか
血液型性格判断/献血行動と血液型/血液型の特性に着目する
おわりに
文献解題
- 本の長さ236ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2019/9/21
- 寸法10.7 x 1 x 17.3 cm
- ISBN-104004317959
- ISBN-13978-4004317951
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著者について
大竹文雄(おおたけ ふみお)
1961年京都府生まれ.1983年京都大学経済学部卒業,1985年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了,1996年大阪大学博士(経済学).大阪大学社会経済研究所教授などを経て,
現在―大阪大学大学院経済学研究科教授
専攻―行動経済学,労働経済学
著書―『日本の不平等』(日本経済新聞社)により2005年日経・経済図書文化賞,2005年サントリー学芸賞,2005年エコノミスト賞を受賞.ほかに『経済学的思考のセンス』『競争と公平感』『競争社会の歩き方』(いずれも中公新書),『経済学のセンスを磨く』(日本経済新聞出版社),『医療現場の行動経済学』(平井啓との共編著,東洋経済新報社)などがある.2006年日本経済学会・石川賞,2008年日本学士院賞受賞
1961年京都府生まれ.1983年京都大学経済学部卒業,1985年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了,1996年大阪大学博士(経済学).大阪大学社会経済研究所教授などを経て,
現在―大阪大学大学院経済学研究科教授
専攻―行動経済学,労働経済学
著書―『日本の不平等』(日本経済新聞社)により2005年日経・経済図書文化賞,2005年サントリー学芸賞,2005年エコノミスト賞を受賞.ほかに『経済学的思考のセンス』『競争と公平感』『競争社会の歩き方』(いずれも中公新書),『経済学のセンスを磨く』(日本経済新聞出版社),『医療現場の行動経済学』(平井啓との共編著,東洋経済新報社)などがある.2006年日本経済学会・石川賞,2008年日本学士院賞受賞
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2019/9/21)
- 発売日 : 2019/9/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 236ページ
- ISBN-10 : 4004317959
- ISBN-13 : 978-4004317951
- 寸法 : 10.7 x 1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 8,098位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10位経済思想・経済学説 (本)
- - 16位岩波新書
- - 66位その他の地域の世界経済関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月27日に日本でレビュー済み
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この本、いろんな効果や現象が書かれていますが、実例がまあ身近なことですよ。その分興味を惹かれますし、そこまで難しい文章ではないです。
2023年11月26日に日本でレビュー済み
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昔やっていた芥川賞作家との番組を思い出しました。学問的にはまだ深掘りできるので、表面での論述はブログ程度でいいです。
そういえば、某大学のホームページに本書に似たような内容がありましたね。
そういえば、某大学のホームページに本書に似たような内容がありましたね。
2022年2月23日に日本でレビュー済み
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お勉強なりました。
2022年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすく、腑に落ちる例で解説してくれています。初めてのヒトにも分かりやすい内容にまとめられているので、ちょっとした空き時間の知識獲得のネタにするのは良い本だと思います。
2021年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
行動経済学を学ぶにあたって最初に買った本でした。
基礎的なところを押さえて、例示を用いて解説してくれたので、わかりやすかったです。
基礎的なところを押さえて、例示を用いて解説してくれたので、わかりやすかったです。
2023年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それは充分にわかった。多くの現象や傾向に名前がつけられており、いろいろな研究結果が紹介されているが、すべてがそうとは限らない。その都度対応を考えるしかない。
2020年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
行動経済学とは何ぞや?と思い、買ってみた。この本のテーマは「ナッジ(nudge)」だ。これは、人々の行動を変えようとするとき、罰則や金銭的なインセンティブ(税金や補助金)で変えようとするのではなく、教育によって変えようとすることだ。この本では、日本を含む世界中のナッジの例を紹介している。その中でも「多数派の行動を強調する」ナッジが興味深かった。
例えば、社員の残業を減らそうとしている会社があるが、どうも社員がそれを守ろうとしない。そこで会社は「ルールを守っていない社員がXX%もいます」と警告する。しかし、行動経済学の観点から言うと、社会規範を守っていない人がたくさんいることを伝えてしまうので、逆効果であるそうだ。
では、どうですればいいか?多くの人がそのルールを守っていることを伝えればいいという(=多数派の行動を強調)。例えば「ルールを守っている社員がXX%もいます」など。
私はこの本を読んでから、目に入る注意書きを見るたびに、どうすれば行動経済学の観点から効果的な注意書きに変えることができるだろうかというナッジを考えるようになった。世の中に見られる注意書きを見てみると、ルールを守っていない人を強調するパタンが多い(店主の怒りだろうか?)。例えばトイレに入ってみると「トイレを汚く使う人がいます。みなさん、きれいに使いましょう」のようなトイレを汚く使う少数派に対しての注意書きがあるとする。これを行動経済学の観点から考えると、「多くの人がトイレをきれいに使ってくれています」とすればいいのだろう。これが罰則などを伴わずに人々の行動を変えるナッジなのだろう。
この本の巻末では、本の中で取り上げられた研究の概要が簡単にまとめられているし、出典も書かれているので、そこから読み始めて、実際に紹介されている本章を詳しく読むこともできる。
例えば、社員の残業を減らそうとしている会社があるが、どうも社員がそれを守ろうとしない。そこで会社は「ルールを守っていない社員がXX%もいます」と警告する。しかし、行動経済学の観点から言うと、社会規範を守っていない人がたくさんいることを伝えてしまうので、逆効果であるそうだ。
では、どうですればいいか?多くの人がそのルールを守っていることを伝えればいいという(=多数派の行動を強調)。例えば「ルールを守っている社員がXX%もいます」など。
私はこの本を読んでから、目に入る注意書きを見るたびに、どうすれば行動経済学の観点から効果的な注意書きに変えることができるだろうかというナッジを考えるようになった。世の中に見られる注意書きを見てみると、ルールを守っていない人を強調するパタンが多い(店主の怒りだろうか?)。例えばトイレに入ってみると「トイレを汚く使う人がいます。みなさん、きれいに使いましょう」のようなトイレを汚く使う少数派に対しての注意書きがあるとする。これを行動経済学の観点から考えると、「多くの人がトイレをきれいに使ってくれています」とすればいいのだろう。これが罰則などを伴わずに人々の行動を変えるナッジなのだろう。
この本の巻末では、本の中で取り上げられた研究の概要が簡単にまとめられているし、出典も書かれているので、そこから読み始めて、実際に紹介されている本章を詳しく読むこともできる。