1 “存在の革命”―埴谷雄高から安部公房へ
- 埴谷雄高「虚空」と花田清輝―ポオ『メールストロームの渦』をめぐる軋轢と共振
- “魂”のフロッタージュと“物”のコラージュ―埴谷雄高「一枚のエルンストの絵に」
- シュペルヴィエルの影―埴谷雄高と安部公房「壁―S・カルマ氏の犯罪」
- 安部公房『壁』の中の“ダリ”―“偏執狂的批判的方法”と“異形の身体”表象
- “オブジェ”達の革命―花田清輝と安部公房「壁―S・カルマ氏の犯罪」
- “人形”のレジスタンス―花田清輝の“鉱物中心主義”的モティーフと“革命”のヴィジョン
- “子供”を生むこと―埴谷雄高『死霊』の中の“反出生主義”
- “私小説”としての『死霊』―“反出生主義”をめぐる埴谷雄高の“芸術”と“実生活”
- “単性生殖”のユートピア―埴谷雄高と澁澤龍彦の“反出生主義
- “生きた人形”あるいは“犬”のような少女―川端康成「片腕」を読む澁澤龍彦
- “独身者の機械”と“異形の身体”表象―「他人の顔」「片腕」「人形塚」の同時代性
- ハンス・ベルメールの反時代的身体―四谷シモンが“球体関節人形”と澁澤龍彦に出逢う時
- 〈マネキン人形〉の詩学―安部公房と澁澤龍彦の“人形愛”