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東アジア国際通貨と中世日本―宋銭と為替からみた経済史―

著者:井上 正夫 
出版社:名古屋大学出版会
単行本:584ページ
発売日:2022/03/10
価格:8800円
分類: 投資・金融・会社経営  経済史 
キーワード: 東アジア  国際  通貨  中世  日本    経済史 
東アジア国際通貨と中世日本―宋銭と為替からみた経済史―
       

<マイリスト>

<目次>

第1部 東アジアの国際通貨
  • 国際通貨としての宋銭―王安石の通貨政策の再評価
  • 遼北宋間における宋銭の循環―太平銭偽造の背景 ほか
第2部 古代日本における自国銅銭流通の意義
  • 和同開珎銀銭の流通より見た市場動向の独自性
  • 市場と貨幣に対する律令政府の支配力の限界 ほか
第3部 宋銭の移動と中国大陸における貨幣の変貌
  • 日本への宋銭流入―12世紀末期の宋銭排除論とその背景
  • 南宋の銅銭流通量の問題 ほか
第4部 中世日本における金融の発達
  • 11世紀の返抄を媒介とした為替
  • 割符のしくみとその革新性―2種類の割符の並存理由 ほか
第5部 宋銭の時代の終焉
  • 中世日本における金融の拡大と縮小―宋銭の時代の終焉
  • 17世紀における朝鮮半島での銅銭流通―宋銭の終着駅
貨幣金融史上における宋銭流通の意義

<新聞書評>