第1章 「ひきこもり」経験と“問い”―問いの両義性をめぐって
補論1 カテゴリーと主体化―「ひきこもり」経験者になること
第2章 戦後日本と「ひきこもり」問題―生活保障という視角から
補論2 「ひきこもり」の語られ方―問題理解の枠組みに着目して
第3章 状況と自己アイデンティティ―「参加」の困難さをめぐって
補論3 「ひきこもり」支援を考える―主観的QOLを軸にした支援
第4章 「私」たちの人生の物語―語りの難破と語りの再構築
補論4 「生きることへの意思」再考―実践意識と言説意識の区別から
終章 「社会」を見いだす―同化主義を超えて