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台湾文学というポリフォニー: 往還する日台の想像力

著者:垂水 千恵 
出版社:岩波書店
単行本:296ページ
発売日:2023/03/16
価格:3850円
台湾文学というポリフォニー: 往還する日台の想像力
       

<マイリスト>

<目次>

序章 台湾を「読む」ことの意味
第1章 日本語プロレタリア作家、楊逵の登場とその葛藤
第2章 プロレタリア作家、中西伊之助が植民地台湾で見たもの
第3章 「野蛮」への共鳴―日本文学は台湾原住民族をいかに描いたか
第4章 日影丈吉「騒ぐ屍体」の謎―見えない「台湾」
第5章 誹謗された作家―真杉静枝と台湾表象
第6章 邱永漢、黄霊芝における「亡命」―戦後の日本語文学
第7章 台湾という根をいかに描くか―陳舜臣と東山彰良のストラテジー
第8章 丸谷才一の顔を避けて―『裏声で歌へ君が代』試論
第9章 クィア作家、紀大偉の大島渚受容―二つの「儀式」論
第10章 邱妙津『ある鰐の手記』の間テクスト性―村上春樹『ノルウェイの森』を中心に
第11章 反射し合う「日本記憶」―『路』と『海角七号』
第12章 異族から野蛮へ―津島佑子試論
終章 ポリフォニックに再生する台湾文学

<新聞書評>