- 『古事記』の磐姫皇后―真紅の椿のいのちの恋
- 『伊勢物語』―青春への郷愁をこめた恋のメモワール
- 『枕草子』の清少納言―光る感性につながれた主従の愛
- 『和泉式部日記』―噂の女が抱きしめる孤独な魂
- 『源氏物語』の空蝉―拒むことによって恋を昇華させた女
- 『雨月物語』浅茅が宿―亡霊となっても待ちつづけた女
- 『更級日記』―夢を封じこめた可憐な女の自分史
- 『平家物語』木曾の最期の事―死の絆に結ばれた乳きょうだい
- 『建礼門院右京大夫集』―縹色の空の星は恋人
- 『源氏物語』宇治十帖の世界―ふたつの愛の波間に漂う浮舟