1 映像、ジェンダー、恋愛の生権力―慰安婦問題に向けて「国体の情」を考察する
2 どうしたら被害者になれるのか―共感の共同体と否認された帝国的国民主義‐『ゆきゆきて、神軍』序説1
3 「認めてもらうこと」の政治と求愛の所作―共感の共同体と否認された帝国的国民主義‐『ゆきゆきて、神軍』序説2
4 内戦の暴力と国民主義―『ペパーミント・キャンディー』を解釈する
5 比較という戦略―共感の共同体と東アジアにおけるアメリカ合州国の存在をめぐる空想の実践系
まとめに代えて―歴史的責任と「慰安の場所」を出ること