第1章 自転車進化論―新たな乗り物を考える手はじめに
- 自転車の有用性を再考する
- ハードウェアとしての自転車
- 「乗る」と「持ち運ぶ」の狭間で
- 乗り物と社会制度
- 人力が持つ大きなモビリティの可能性
第2章 アリストテレス号からニュートン号へ―自転車2・0
- Human Powered Vehicleの可能性
- 来るべき「自転車2・0」
- 「自転車2・0」を可能にする社会
- インターリュード―目的に対する最適デザインとユーザーの慣れについて・親子3人乗り自転車を例に考える
第3章 自動車を巡る基本的な構図
- 自動車と道路は不可分、ではそのコストを払うのは誰?
- 大きくなる自動車
- 「ツボグルマ」の理想と現実
- 自動車を小さくするために
- 電気自動車の将来性と、その社会的費用
第4章 新たな利便は創出されたか―モノレールと新交通システム
- たそがれ未来のモノレール
- いいモノレール、悪いモノレール
- 環状線にモノレール、それとも…
- 間違った未来、新交通システム
- 間違いの根本にある顧客不在
- 便利な公共交通機関を手に入れるために
第5章 住みたくなる街のモビリティ
- 甦る路面電車
- 悩ましきコミュニティバス
- よりよく動く、よりよく住む、よりよく生きる
- 「幻想吉祥寺」の都市計画
- ミニマムエネルギー、マキシマムモビリティ