女性の自立をはばむもの:「主婦」という生き方と新宗教の家族観
著者:いのうえ せつこ
出版社:花伝社
単行本(ソフトカバー):160ページ
発売日:2023/05/09
価格:1650円
<マイリスト>
<目次>
第1章 父の「お妾さん」をめぐる旅
- 母の願いと私の「自立」
- 旅のはじまり
- 女性の魅力は顔や体じゃない
- 「妾」に活字を与えていた父
- 父の愛人たちから学んだこと
第2章 「女性の自立」はどこで挫折したのか
- 社会進出する女性たち
- 女性の貧困元年
- 「総合職」と「一般職」
- バックラッシュ
- バブル崩壊
- 派遣労働の拡大
- 安倍政権の「女性活躍」
第3章 現代を生きる女性の貧困
- 高齢女性の貧困
- 「年金」格差
- 介護保険事業
- 地域の「助け合い」から
- 家事労働は「労働」か
- 非正規雇用と公務員
- 公務非正規女性全国ネットワーク
第4章 新宗教の家族観と八〇年代の「主婦」たち
- 「生長の家」と「日本会議」
- 「旧統一協会」と日本の政治
- 生長の家
- 優生保護法と「生長の家」
- 実践倫理宏正会
- 三指の教え
- すべてを受け容れる「妻の役割」
- 三〇年ぶりの「朝起会」
- 創価学会
- 世界平和統一家庭連合
- 「旧統一協会」と現代のバックラッシュ
- 八〇年代の「主婦」たち
- 「不安」につけこむ新宗教
<新聞書評>