本書はどんな『資本論』入門なのか
資本主義社会とは?―万物の「商品化」
後腐れのない共同体外の原理「無縁」―商品の起源
新自由主義が変えた人間の「魂・感性・センス」―「包摂」とは何か
失われた「後ろめたさ」「誇り」「階級意識」―魂の「包摂」
「人生がつまらない」のはなぜか―商品化の果ての「消費者」化
すべては資本の増殖のために―「剰余価値」
イノベーションはなぜ人を幸せにしないのか―二種類の「剰余価値」
現代資本主義はどう変化してきたのか―ポスト・フォーディズムという悪夢
資本主義はどのようにして始まったのか―「本源的蓄積」
引きはがされる私たち―歴史上の「本源的蓄積」
「みんなで豊かに」はなれない時代―階級闘争の理論と現実
はじまったものは必ず終わる―マルクスの階級闘争の理論
「こんなものが食えるか!」と言えますか?―階級闘争のアリーナ