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理学博士の本棚

著者:鎌田 浩毅 
レーベル: 角川新書
出版社:KADOKAWA
新書:312ページ
発売日:2020/01/10
価格:968円
分類: 実用・暮らし・スポーツ  評論・文学研究  読書法 
キーワード: 理学  博士  本棚 
評価 3.6   読者数 2.4
理学博士の本棚
       

<マイリスト>

<目次>

寺田寅彦『天災と国防』―「天災は忘れた頃にやってくる」。現代社会の問題を予言する災害に関するアンソロジー
野口晴哉『風邪の効用』―「もともと頭よりも体のほうが賢い」。体が本来持つ力に着目し病気に対する考え方を一変
立花隆『青春漂流』―「知の巨人」が切りとる、青春の荒波に揉まれながらもたくましく、しなやかに生きる若者たちの熱い戦い
畑正憲『ムツゴロウと天然記念物の動物たち』―「実物を眺め、真理に接する」。動物学者による自然と人間の魂の美しい交流記録
サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』―「自分の知力のサイズを知る」。現実の自分を教えてくれる青春小説の金字塔
ミヒャエル・エンデ『モモ』―「時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしている」。哲学的示唆に富む児童文学
アラン『幸福論』―「心配のある時には理屈を考えたりしてはいけない」。フランス最大の思想家による魅力的な名言の宝庫
伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』―「スパゲッティの正しい食べ方」とは。海外との常識の違いを浮き彫りにするカッコイイ大人のためのエッセイ集
手塚治虫『火の鳥』―不世出の天才が、生きるとは、幸せとは、文明とは何かを問いかける、人間の葛藤のすべてを詰め込んだ壮大な一大叙事詩
トーマス・マン『トーニオ・クレーガー』―「あなたはね、違う道に迷いこんでしまったのよ」。生き方や人生の目的についても教えてくれる青春の書
ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』―「さもないと車輪の下に圧しつぶされてしまうよ」。若者の鬱屈した魂の叫びを鮮やかに描き出した名著
勝海舟『氷川清話』―「批評は人の自由、行蔵は我に存す」。洒脱でユーモアあふれる表現の中に、辛辣な世評と人物評が織り込まれた談話録

<鎌田 浩毅の本>