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感想・レビュー・書評
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女形の世界を描く、歌舞伎界の因習に立ち向かう主人公を取り巻く人々の悲喜交々。一気に読める通快編、そして下編へイザ、突入!
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オーディブルには向いてないかも。下巻に期待!
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任侠の家に生まれた息子と、梨園(歌舞伎)一家の息子。生い立ちが異なる二人が同じ時代に生まれ、出会い、芸の道に魅了されていく。小説だからこそ触れられる世界にワクワク。
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新聞では読まなかったけど~長崎のやくざの息子が継母の趣味で年上の子分と女形の踊りを新年会に披露した直後、弟分の裏切りで射殺され、息子は土建屋に収まっていた仇の社長を朝礼後にドスで刺そうとして失敗し、大阪の立女形岩井半四郎に預けられた。芸事が好きで同い年の跡継ぎと競いながらどさ回りもこなし、娘道成寺が認められた。師匠の交通事故で代役を立てねばならなかった場面で、師匠は実の息子より、喜久雄が選ばれた。息子は長崎から呼んだ喜久雄の恋人と姿を消し、喜久雄は師匠の名を継いだが、襲名披露で師匠は吐血し、記念公演はすべてキャンセルとなった。師匠の息子・俊介は悲惨な生活を続けながらも、場末の舞台で見事に芸を磨き、興行会社の目にとまり、歌舞伎界への復帰のために、喜久雄を悪役に仕立てていき、行き場を失った喜久雄は活躍の場を新派に求めていった~新聞小説って続けて読むのは大変なのだ