子どもを信じること

著者 :
  • さいはて社
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本棚登録 : 174
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990956622

作品紹介・あらすじ

不登校、引きこもり、摂食障害、等々…。子育てをめぐる様々な悩みや苦しみはなぜ生じるのか。その仕組みを心理学の概念で解き明かし、多数の事例を紹介しながら子どもとのコミュニケーションの望ましいあり方について具体的な方法を提案する。脳科学者/医師/臨床心理士/四児の父親/少年サッカーの指導者である著者による書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 尾木直樹さんの番組、Eテレビ「ウワサの保護者会」~「不登校特集」~で紹介されていた本。

    「冷凍庫をアイスクリームでいっぱいにする」
    →不登校の こどもに対して、「好きなアイスを 好きなだけ食べていい」と親は伝える

    →自分の好きなものを好きなだけ食べることで、
    →「ありのままの自分でいいのだ」「自分のことを 家の人は受け入れてくれている」
    →こどもは自信を回復していく

    おとなが守る約束は、
    「口出ししない」
    「見守るのみ」

    「冷凍庫をアイスクリームでいっぱいにする」を実践した保護者の話では、
    「見守るのがしんどかった。いかに日頃こどもに指図していたか、が よくわかった。親の態度が変わったことで、こどもも変わり、やがて、こどもが家から出られるようになった」

    →これは、ピアレントトレーニング………「こどもの心に寄り添う」練習なのだと思う。
    そして、まだ、最後まで読んでいないので、これから読もうと思う。

    • naonaonao16gさん
      workmaさん

      おはようございます!

      不登校支援を仕事の1つとしているので、とても参考になりました。
      もしこの作品に書かれていたら教え...
      workmaさん

      おはようございます!

      不登校支援を仕事の1つとしているので、とても参考になりました。
      もしこの作品に書かれていたら教えていただきたいことがあります。
      アイスをいっぱいにする行為は、家族には大変かもしれませんが、もしこうした行為が、例えば社会で知り合った友達とかで、その友達を傷つけたり迷惑をかけたりするような行為であっても同様の対応なのか、それを知りたいと思っています。
      つまり、家族じゃなくても、傷つけられても、その子を受け入れるには家族のように接しないといけないのか否か。
      こちらについての記載があれば教えて頂けると嬉しいです。

      コメントが分かりづらいとか意味わからんとかだったらスルーで大丈夫でございます!
      2022/01/26
    • workmaさん
      naonaonao16gさん コメントをありがとうございます(*^▽^*)

      まず、第一に、確認事項です。
      自分も、番組で紹介され...
      naonaonao16gさん コメントをありがとうございます(*^▽^*)

      まず、第一に、確認事項です。
      自分も、番組で紹介されていたエピソードなので、本書を最初から最後まで読んだわけではないです。曖昧な記述で正確さは欠けているコメントを投稿しました。「読んだあとで修正をかけよう」と甘く考えてしまいました。

      で、質問の答えですが、本書に、あなたの知りたい情報があるかどうかはわかりません。

      ただ、番組での紹介内容から自分が感じたことを述べてみます。

      本当の親子であろうがなかろうが、ルールは変わらない。

      ルールとは、
      ○犯罪はダメ。
      ○人を傷つける行為はダメ。(特に故意的な行為)
      ○その人の感情は否定しない。
      「○○したかったんだね」その気持ちは肯定する。「だけど、人を殴るのは良くないね」

      罪を憎んで人を憎まず………みたいな感じでしょうか。
      あくまでも、個人的な感想なので、ご不快でしたらご容赦ください。
      2022/01/26
    • naonaonao16gさん
      workmaさん

      おお!早速ありがとうございます!!

      なるほど、改めて「罪を憎んで人を憎まず」という言葉の意味を考えさせられました。
      子...
      workmaさん

      おお!早速ありがとうございます!!

      なるほど、改めて「罪を憎んで人を憎まず」という言葉の意味を考えさせられました。
      子どもの特性にもよるかもしれませんが、自分の中でしっかりとルールの軸を持っておかないとですね!
      でもいざその場面になると難しいんだなぁ、これが…笑

      ありがとうございました!
      2022/01/26
  • 体験することを、奪わないで、先回りしないで、見守ること。見守ることもまた、経験して身につけること。大人になっても、それは続く。

  • ◉子どもを信じるということ、それは子どもに小言を言わずやさしく接するということ。
    指示や行動を促す言葉を控えて、思いや考えを伝えあう言葉を増やそう。子どもと過ごす時間を楽しもう。

    ◉いろいろなことをまず「好きになる」こと。これは生きることを好きになることにつながる。きちんとできることよりも、好きになることを大切にしよう。

    ◉自分の子どもが何者なのか見届ける。子どもが持って生まれたものがうまく出てくることを見守るつもりでいよう。

    ◉子供に怒りを感じるとき、親は子どもに依存している。自分に不安な思いをさせた子どもに、なぜ私が辛くないようにしてくれないの?と甘えている。

    トイレトレーニングのときの親子関係は、大きくなってからの勉強をめぐる親子関係と同じ。というのはなるほどと思った。トイレに行きたいときに行けばいいし、漏れてもそれは本人の問題であって親が不快に思う必要はないんだなぁ…。



  • 子育て前にぜひ読んでおきたい一冊だと思った。たくさんの具体例と共にどのような声かけをしたら良いかがわかりやすくまとめられている。文章があったかい。田中先生の講座があればぜひ受けてみたいと思った。

  • 子育てのだいぶ早い段階で、
    ああ、あたしなんかが、急に大人ぶって親風吹かせて、我が子に叱ったり躾けたりしてるけど、未熟じゃん?自分?
    なんて、お前(あたし)はおこがましいんだ…と、思ったんだけど、
    この本読んで、やっぱり合ってた。間違ってなかったあたし。
    でも、もう中高生になった子供らが、だらだらしてると、注意したくなっちゃうから、ほんと、子育てって難しい。

  • ワーののママさん推薦

  • 不登校と発達障害の子どもがいるので、子育てに関する本は時々読みますが、いまの自分に一番合ってる本だと思った。そうだな、と納得する内容がほとんど。時折読み返して、子どもがたちとの接し方に生かしたい。

  • 所々極端かなと思うところはあるけど、とても大切なことが書かれていると思う。子供に優しく接することが良いことなのはわかっているはずなのに、常にそうすることが出来ないというモヤモヤから、少し開放される気がした。
    自分自身、もっと子供を信じて、見守るということを頑張ろうと改めて思った。読んでる最中から、心なしか子供に対していつもより指示することや叱ることが少なくなった気がする。怒りすぎてるなと反省した時には、読み返したい良書です。

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著者プロフィール

1965 年、東京都生まれ。4歳から高校卒業まで徳島県で育つ。京都大学医学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(心理学専攻)修了。文学博士。2010 年 3 月まで仁愛大学人間学部心理学科教授、同大学附属心理臨床センター主任。現在は、医師・臨床心理士として、地域医療、カウンセリングに従事している。2012 年 3 月より佐保川診療所所長(TEL 0742-22-3201)。著書に、『認知科学の新展開 4 イメージと認知』(共著、2001年、岩波書店)、『子どもが幸せになることば』(単著、2019 年、ダイヤモンド社)などがある。

「2019年 『子どもを信じること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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