- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784938939304
感想・レビュー・書評
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物語を書きたくなる気持ちになる本です。上手い下手は気にせず、ただ書くことの楽しさを思い出させてくれました。
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「書くことは心の声に耳を澄ませること。重要なのはともかく実行すること。あなたが今何をどう感じているかを書き出そう。心に浮かぶことは全て書き出す。何を書いても間違いではない。ささいなこと。興奮。勇気。不安。幸福を書き出そう。書くことは《書きとめる》ことであり、《考え出す》ことではない。背伸びしない。緊張しない。ただ聞こえてきたものを書き写す。書くことは物事が明らかになっていくプロセス。自分の内側を通って生まれたがっている文章をただ書きとめる。」
って、そんなに簡単なことではないと思うが、心に浮かぶことを全て書き出すことからやってみたい。 -
フリーライター始めて一年。執筆に息詰まっていた私にとっては素晴らしい本でした。
確かにスピリチュアル系の要素が入っているので気になる人は気になると思いますが、「書くことを愛すること」「書くことを愛する自分を愛すること」についての素晴らしい本だと思います。
ずっと自分を否定しながら生きていた自分にとっては、そのような自分自身が和解しなければならない最大の相手であることがよくわかりました。
これまで、文章を書くことについて本気で悩み、苦しんだ人でないと真価がわからない文章も沢山あると思います。
モーニングページもはじめてみましたが、A4版3ページは多いですね(^^;。私は比較的書くのが早いほうだと思いますがそれでも1時間かかってしまいます。英語と日本語との違いもあると思いますので、まずは毎朝1ページからはじめて、慣れてきたら増やそうかと思っています。
日本人の作家の「小説家になろう」系の本ですとどうしても技術論に走りがちで、読んでいると自由なものの書き方を否定されているように感じるのですが、この本は「まず、書くことを愛することからはじめよう」ですので、そもそも書く際の心構えから変えてくれます。
技術は後からついてきます。この本はまず作家としての根本を教えてくれるので、学ぶ事が沢山あると思いました。 -
面白かった。要するに、書くことによって自分の内面を表現しよう、っと云った感じの本。「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」の続編だとの事。こっちは読まなくてもよかったかも?
モーニングノートと、アーティストデイトが創造力を養う。私も実践し出した。
星を一つ減らしたのは、途中までは良かった物のあとは同じことの繰り返しだったため。だれて来てしまった。しかもさいごのほうにはニューエイジちっくな一言があって幻滅してしまった。 -
日本語の副題は「書くことは、心の声に耳を澄ませることだから」。「作家になるため」の本ではなく、自分という「作家である」であるための本。
英文のタイトルは”The Right To Write”。”書く権利”、あるいは、”書くことは権利”と直訳すればいいのだろうか。
人は誰でも"書く権利を有している"という著者のメッセージはまっすぐだ。「作家は、ごく単純に、書くことが幸せだから書くべきなのだ。」 そう著者は信じている。もし、あなたが、そして私が、「書くこと」を幸せと感じるのであれば、われわれは「作家」なのだ。
そんな考えは単純すぎる。そんなもんじゃない。著者は、そんな声に耳を貸すことはないとささやく。きっと僕らは学校に行きすぎたんだろう。何世代にもわたって学校にいくことを習慣化してしまった結果、生まれてこのかた、自分の声を丁寧に聴くなんてことをしたことがない自分がいる。
『普段の生活で丁寧にしていることは何?』
もし、この問いに私と同じように戸惑ってしまうのであれば、きっとあなたも私と同じタイプだ。ちょっと立ち止まり、著者のいうように、自分の声に耳を傾けてみたい。少なくとも、私はそう思った。
この本は、そう思わせてくれる優しい本だ。 -
事務所勤めを経てフリーの編集者になった。一応、現在も細々と仕事を
している。勿論、大した仕事量ではない。それでも数年に一度の割合で
スランプなるものに襲われる。
飯の種である原稿が書けぬ。構想は出来ているのだが、書くべき言葉が
出て来ない。
そんな時はいたずら書きをする。それは文節にも達しない走り書きだ。
それを繰り返しているうちに、いつの間にか原稿に向かえるようになる。
本書にも似たようなリハビリ(?)が記されていた。う~ん、書くことの
自己治癒なのかもな。笑。
私は書くことが既に仕事になっているのだが、本書は書きたいという
思いはあっても、書くことに二の足を踏んでいる人の背中を押してくれる。
「上手な文章を書こう」「人の心を掴む文章を書こう」のような趣旨の本は
いくつもあるが、本書は技巧をこらした文章を書こうとするのではなく、
心の赴くままに書いてみようと提案している。
文章を書くってことは決して難しいことではない。感じたことをそのまま
文字にしてみればいいのだ。
楽しかったこと、哀しかったこと、憤りでもいい。書くことで何かが変わる
のだ。
各章の終わりにはエクササイズもあるので、文章を書いてみたいけれど
どうやって書こうか悩んでいる人にはヒントになるのではないだろうか。
誰もがプロの作家を目指す訳ではないだろうが、日記やブログを始め
てみようという人にもいいかも。
もしかしたら、書くことは新たなセラピーになるかもしれないね。身近に
悩みを抱えている人がいたら、妙な新興宗教にはまる前に書くことを
勧めてみよう。 -
書きたい気持ちがあれば誰にでも文章は書ける。美しい文章を書くにはまずは美しい文章をたくさん読むこと。そして少しのコツ。
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101130*読了
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エクササイズがいい
毎日書くこと。書くのが大変でなくなる。
モーニングノート