鼻行類 (Documenta Historiae Naturalium)

  • 博品社
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784938706197

作品紹介・あらすじ

言葉から生まれた南太平洋の哺乳類。1941年に発見され、某年の核実験によるハイアイアイ島の消失とともに絶滅した鼻行類。謎の哺乳類の構造と生活が「たくさんの鼻でゆったりと/ナゾベームは歩く」という詩から鮮やかに甦る。

感想・レビュー・書評

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  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18350

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN13232503

  • 鼻行類とは南太平洋に存在するハイアイアイ群島に生息していた動物で、1957年の核実験によって地殻変動が起こりハイアイアイ群島は海没したため全滅したとされている。鼻行類はその名の通り、鼻を歩行や捕食する奇妙な生き物で、この本にはさまざまな鼻行類のイラストが掲載されており、図鑑イラストが好きな人にはお勧めの一冊である。尚、この本の後日談である『シュテュンプケ氏の鼻行類―分析と試論』を読むと全ての謎が分かり、スッキリします。

    教育学部 R.K


    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=91046

  • 架空どころか鼻で歩くというわけのわからない動物について綺麗な挿絵つきで紹介し、その進化を説明するという、存在自体がシュールな本。まさに誰得。
    でもそんな全力投球の悪ふざけが嫌いではない。ちょっと挿絵は薄気味悪いけど。

  • 奇しくも発見され失われた哺乳綱の新目、ハナアルキと、最近発見された昆虫綱の新目、カカトアルキの関係が気になった。
    トールキンが言語学の分野でやったことと、シュタイナーが動物分類学の世界でやったことがダブって見えた。成立の時代背景も似ている。

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