- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784938140083
感想・レビュー・書評
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この本が1987年にかかれたものだということは、非常に意味があると思います。
原爆に関しては、子供のころから、あれだけ色々な恐ろしい写真を見て、歴史を繰り返してはいけない・・・のだ、と習ってきたました。
どうして、自分は、原子力発電を、別で考えているのだろうかということを、歴史的背景まで考えさせられる本でした。すっかりわかったという気分ではないけれども、何か考えるヒントはあったと思います。
そして、2011年3月、これだけのデータがありながら、それが使われなかったのかということは残念です。外部・内部被曝という言葉、ホットスポット、農業・水産への影響・・・。
2年以上の月日が経ち、"ただちに影響はない"から、何らかのデータとして現れているころなのかもしれません。ふぅ、こわいけれど、目をみひらいてみなければいけないのかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もっと早くこの本を読んでいたら・・・高校生くらいのときに読んでいたかった。
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広瀬隆反原発シリーズ
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本書はチェルノブイリ原発事故(1986年)の翌年に刊行されたものだ。
随分話題になったため、気にはなりながらも、
手にすることはなかった…当時、日本はかりそめの好景気に
浮かれていた…チェルノブイリは対岸の火事にしておきたかった。
刊行時から評価が分かれていた…恣意的な引用にもとづく
でたらめにすぎない…とする者さえあった…
それを承知の上で、ボクは本書を読んだ。
チェルノブイリが、どう報じられていたかを知りたかったのだ。
チェルノブイリもスリーマイルも、対岸の火事ではないことを
知った今…もう、後戻りできないことをひしと感じる。
これから、どうやって生きてゆくか…を思う時、
「平和的利用」などという幻想は、とても持つことはできない。 -
この本を読んで以来、ずっと反原発です。
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実は一度読んでいますが、再読中。
初めて読んだ時は怖かったけど、まさかそんな…と思っていたけれど、
今現在、著者が恐れていたことがかなり現実になっているので
前回とは違う意味の怖さを感じました。 -
資料が多くわかりやすい。内容は極論(に感じられる)が端々にみられ、それが妨げとなっている。しかし、読むべき一冊。