官僚階級論 霞が関(リヴァイアサン)といかに闘うか (モナド新書010)
- にんげん出版 (2015年10月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784931344419
作品紹介・あらすじ
官僚は国民を、無知蒙味な有象無象とかんがえている。その有象無象によって選ばれたのが政治家だと思っている。だから、国家を支配するのは自分たち偏差値エリートであるべき、と信じている。そして官僚は、みずからの延命のためには、国民の生命も安全も切り捨て、暴走する。官僚生成の歴史と内在論理を、初めて明らかにする。
感想・レビュー・書評
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シンプルに考えれば。出生率が低迷して、一生童貞やシングルマザーが多いのは《労働力再生産を維持できない》窮乏化なのである。こんな政府が存続なのは情報操作されている/鳩山首相は公約実現に精一杯やったが官僚の非協力で潰された/後半は柄谷行人『トランスクリティーク』に沿って民主主義が無責任な独裁となるプロセスを解明していく/公明党が合意の際、防衛関連法案に様々な地雷を埋め込んだから、自衛隊の海外派遣は困難だろう…創価を彼の新規顧客にする狙いか/右翼がヘイトなど水準が低いのは左翼の理論が人権主義を出ず未成熟だからだ
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本書のプロローグで、民主党政権崩壊にいかに官僚が関わり、第2次安倍政権を官僚がいかに歓迎したかが書かれてある。
官僚階級を論じるのに、ユダヤ・キリスト教から柄谷のトランスクリティークまで縦横無尽に知的資産を使用する。その知的胆力はまさに、怪物、である。
本書は、官僚が新自由主義を採用し続けることが国家と社会を破壊へ導くと指摘している。
著者は、デモには反対しないが、より大胆な改革は、官僚の知的な上昇だ、というようなことを述べている。 -
ちょっとイメージした内容と違った。佐藤勝がマルクスや柄谷行人を読み解く。
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オマーン オマーンスルタン国 船乗りシンドバッドの冒険のシンドバットはオマーン人 非常に勤勉
イギリス ベーコンズフィールド イギリスの潜在敵国の語学を教えるコースがある ロシア語、アラビア語、ドイツ語 フォークランド紛争が起きた時はスペイン語コース
別に英語コースがあり、アフリカ、インド、ネパール、中東の人たちが集まっていた
リビアのカダフィ大佐はベーコンズフィールドの同窓生 イギリスがカダフィ大佐との関係を回復しようとする時ベーコンズフィールドでの人脈を使う
定刻というのは、国民国家間の対立が起きても、それを超えたところで維持されるネットワークをもっている
イギリス 出身階級によりパブの扉が違う
SALOON 中産階級 PUB 労働者階級
デザート 上流 中産階級 スイーツ 労働者階級 アフター
イエスキリスト
イエス 当時のパレスチナにありふれた名前
キリスト 油を注がれた者(救世主)
イエスキリストを唯一の救い主だと信じるという信仰告白
日本の宗教でキリスト教と近いのは浄土真宗 絶対他力 絶対他力にお縋りして南無阿弥陀仏とお念仏を唱えるのは仏の死からの働きによるのであって、自分の自発的意思ではない。聖書を読むのもおなじことで自分の要素は一切認めない キリスト教は智恵とか学問というものには馴染みません
中世の終わりは1648年のウエストファリア条約