生きる意味 109 ~後悔のない人生のための、世界の偉人、天才、普通人からのメッセージ
- 1万年堂出版 (2014年9月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784925253796
作品紹介・あらすじ
あなたは、何のために生きていますか?この「生きる意味」への問いは、シンプルなようでいて、非常に深い問題です。考えれば考えるほど底なしに深く、人類史上、どんな文学者も、心理学者も、哲学者も、いまだ答えられていないといっても過言ではありません。人生の核心問題と、その最終解答を、これから七つの章に分けて、ステップ・バイ・ステップで体系的に明らかにしていきます。
感想・レビュー・書評
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人生最大の不安は死。死を恐れない生き方が重要ということは理解したが、解決策が書いてあるわけではない。
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長過ぎる予告編のまま終わった感じ。
この本を読んでも生きる意味は知れません。
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献本御礼。
名言集とかそのたぐいの本が好きだ。寺山修司の『ポケットの中に名言を』は何度繰り返し読んだかわからない。
この本も書名からそういった体裁の本かと思った。なるほど著名な作家や哲学者、宗教家などの名言、名著からの言葉が多く引用されている。しかし、あくまで著者の主張が主役でそれを分かりやすく解きほぐすための引用として”世界の偉人、天才、普通人からのメッセージ"は引用されている。
それは書名からこちらが勝手に抱いた先入観とは違ったという程度のことでことさら書くようなことではないかもしれない。が、他に気になった点が2つ。
ひとつは「生きる意味についてよくある間違い」という章立てだ。
この手の自己啓発本を読む人は何らかの理由で心が疲れている人が多いと思う。そして、そういう人がこの手の本を初めて読むのが本書であるというのは現状考えにくい。
いままでの考え方を間違いだと否定されるというのは誰だってキツイことだ。
著者の伝えたいことは読み進めれば分かるのだが、想定読者のことを考えるともう少しやさしい言い回し、表現を使えるのではと気になった。
もうひとつ。最後の最後で著者の主催するメールマガジンに誘導される。
このレイアウトではいままで読んできた本文が全てここへの誘導広告なのではないかと思えてしまう。そのメルマガは読んではいないので断言はできないが、「本書に掛けなかったもっと深い内容を」などど案内されていると「エッセンスだけでも著書にまとめるのが著者の努めだろうぅ」と興ざめしてしまう。
最後にここで著者が説いているのは仏教の考え方だ。そのことは表紙から何からもっと分かりやすく伝えるほうが良いと思った。読者との齟齬を避けるためにだ。 -
楽しみにしていたが、いつ「本題」に入るのかなと、思いながら「えっ」って感じで読み終わってしまいました。
ちょっとくどい部分もあり途中ペースが落ちる。
結局は仏教を学びなさい。仏教を学ばないと本当の生きる意味がわからないということ?かな?
完結の8章があればよかったのに。 -
新聞広告に出ていた本なのでワクワクして読んだのですが
後半の本質の部分が尻つぼみというか
とてもわかりにくく、心にストンと落ちてくる感じがしなかった
ちょっと残念です。 -
「あなたは何のために生きていますか?」
と問われて、何て答えるでしょうか。
多分、仕事のためですって言う人、いないと思います。
ほとんど。
でも普通、幸せになるためですとかいう風に答えると思います。
では、幸せとは?
本書では、手段と目的の違いを明示しながら、目的とは完成されたものでることだということを、あらゆる思想家や哲学者などの言葉を引用しながらも、その答えを仏教は2600年前から伝えているということで、掘り下げていく。
お金や地位、家族といったものを手に入れるという「相対的な幸せ」はどこまで求めてもキリが無いし、喜びが続かない、死んでいくときには総崩れになる(6章より)という理由で目的にはなり得ず、代わりに「絶対的な幸せ」があるという。
しかし、そのためには、まず、終着点「死」おの問題を解決する必要があるとする。
「死の問題を解決するのが、人生の一大事である」(西田幾多郎)というように、誰もが100%迎える死を解決することが、生きていて良かったという幸福を手に入れることが出来るとする。
順境も逆境もよしと出来るその境地に至れる助けをするのが仏教であると。
短い人生、後悔の無い人生を送るための、きっかけになる本かもしれない。 -
■2014.10 新聞