ききがたり ときをためる暮らし

制作 : 水野 恵美子 
  • 自然食通信社
4.06
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本棚登録 : 670
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784916110268

作品紹介・あらすじ

ふたり合わせて、171歳の青春。だんだん美しくなる人生を設計するのは、けっして夢ではありません。健康で、病気知らず。元気で、ちょっぴり弱虫。お金はなくても、何かがあふれている。「おもてなし、大好き。プレゼント、大好き」な、素敵なじーじ・ばーばになれるんです。これは、小さなキッチンガーデンから、次世代に届けるやさしいメッセージです。

感想・レビュー・書評

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  • すごく好きな本でした。
    読みながら、あーわかるなー。と英子さんに共感することも多く、文末にあるお互いのコメントもお二人の人となりがみえて良かったです。

    何度でも読みたい本です。

  • 『自分の手で暮らしを見据えたストックをつくること。それが〈ときをためるくらし〉ということです。』


    ある日友人からおすすめされたドキュメンタリー映画『人生フルーツ』。
    映画は観ることができなかったので本を探したところ、こちらの本に出逢った。

    この本の作成には1年程かけて編集者が一緒に暮らす様に取材をされ、ご高齢の著者のていねいな暮らしの様子と、人生観が綴られている。

    文庫化もされているが、暮らしを切り取った写真が見たい方はぜひ単行本で。

    土を耕し、畑で採れた季節のものを食べ、足るを知った地に足をつけた暮らし。
    次の世代へと引き継げるようないいものを選び、壊れたら修理する。

    夫婦観や人生観は現代に当てはならないものもあるが、このご夫婦のようにささやかな暮らしに幸せを見いだせる心のゆとりが素敵だと思った。

    すべてがていねいでなくても、自分がていねいにしたいこと、こだわりたいことを見つけ日々の暮らしに取り入れる。
    そして、自分の軸を持ち、心の声を聞くこと。

    この本は日々の暮らしを通して人生を楽しむコツを教えてくれる1冊だ。


    こんなひとにおすすめ.ᐟ.ᐟ
    ・暮らしがテーマのエッセイが好きなひと
    ・お料理が好きなひと
    ・家庭菜園が好きなひと
    ・ていねいな暮らしがしたいひと
    ・老後の過ごし方





  • 映画「人生フルーツ」を観てから読んだ。
    自分らしく生きること、長く続けること、それが「ときをためる暮らし」。毎日の繰り返しがその人の人生になる。自分が歩んでいる人生はどういうものなのか、少し俯瞰して考えるキッカケになる。

  • ていねいに生きてけたらな。
    あとは自分の感を信じて進むのみ。

  • 愛知県で暮らしを大切にして生きるご夫婦のドキュメンタリー的な本。
    丁寧な暮らしに近いが、質の良い高いものを長く大切に使ったり、美味しい料理を孫に食べさせて伝えていく気持ちで暮らすなど、ものに思いを込めて長く大切に使う様子が学びになりました。旦那さんがちょっと破天荒でお金がなくてもヨットを買うなど、好きに生きている感じもよかった。ただ、質素に生きるというわけではなく、楽しく大切に暮らす感じが、新しい気がした。

  • 映画「人生フルーツ」を鑑賞後、こちらも気になって読書。ひでこさんとしゅういちさんが、お互いを大事に思って尊重している姿に温かい気持ちになる。自分の感覚を信じること、何でも自分1人でやってみること、他人へのおもてなし、色々学ぶことがありました。

  • ときをためる、その言葉が素敵でした。
    お婆ちゃんの語り口が可愛いくて癒された。

  • お二人のように毎日の時間を大切にシンプルな暮らしに憧れます。


    ▼以下メモ------------------------------------------------------------
    ・よく高価な化粧品の宣伝をやっているが、体の外より中、むしろ口に入れる物に気をつけることのほうが大事

    ・洗剤で川や有無を汚す、毎日使うものなので、それが地球を汚すことにつながっていたら困る。
    ・自然に逆らった暮らしはしたくないと思う。便利さだけを求めずに、少ないもので、シンプルに生活したい。

  • 私にとっての理想、憧れの自然な暮らしが詰まっていました。
    歳を経てきたからこその言葉だから重みもあるし、納得できました。
    何でも買える世の中で、色々な手仕事は効率は悪いかもしれませんが、その面倒な工程すら楽しむ、地に足のついた暮らし。
    何でもお金を払って手に入れていると、それらが手に入らなくなる緊急時に何も対応できない、ということも出てくるのだな、とも感じました。

    丁寧な暮らしが豊かさにつながる。
    自分で生きる力を身につける大切さを教えてもらいました。

  • つばた夫妻の自給自足な日常を、お二人が語った本。利便さに溢れたこの世の中だけど、手間や不便すらも楽しむような、こんな暮らしも素敵だなと思った。所々にカラーの写真があって、写真に解説はないけれど、読み進めると「あっ、この写真はあのことだな」と分かるようになっている。

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著者プロフィール

1928-2018年。愛知県半田の200年以上続く造り酒屋で育ち、50年、しゅういち氏と結婚。キッチンガーデナーとして大地に根ざしたていねいな暮らしを実践。夫婦の共著として『ききがたり ときをためる暮らし』(自然食通信社)『なつかしい未来のライフスタイル』『キラリと、おしゃれ』(ミネルヴァ書房)『ひでこさんのたからもの』(主婦と生活社)他がある。2018年6月、しゅういち氏のもとに逝く。前日までふだんの日常を過ごす。享年90歳。

「2016年 『ふたりから ひとり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

つばた英子の作品

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