私の船長さん

  • ジー・シー
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784915619588

感想・レビュー・書評

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  • 〝私のいる棚の下の窓わくに、一艘の漁船が錨を下ろしている。そこからは潮の香りがただよってくる...その船の船長さんが私に会いに上がってきて、私に結婚を申し込む...私は彼を夕食にご招待する。人形のいいところの秘密は、食べ物だ。みんな石膏細工で、美味しそうな色に塗られているから...〟 ・・・静寂なミニチュアの世界にひろがる夢物語をシンプルな線で描いたゴフスタイン作、詩人・谷川俊太郎さんの簡潔で洗練された日本語訳の本作は、ほのぼのとした安らぎの空間へと誘ってくれます。

  • 木製の女の子の人形が下の方の窓にある船の模型を見て、船長との恋愛を夢見る。
    いつか船長さんがやってきて、自分に求婚し、一緒に食事を食べて、でも船長はまた航海に出なければならないので、その間はお留守番。
    留守番の間にあった出来事を報告して共有できる幸せ。
    まだ実現していないけれど、そう考えるだけで幸せ。

    空想妄想。
    船長の人形が存在するかも分らないのに。
    夢見る乙女はみんなこんな感じかな。

  • こんなふうな恋のはなしもあるんだ。
    ぼんやりと小さいころに想像した話が、
    きちんと形になった、そんな気がした。

    人形が、自分が人形だと知りながら、
    こんなふうに思っていたら…。
    自分のものは、きちんと選んで
    どれも大切にしなければならないと、思う。

    きっかけ→私が一番好きな絵本 改訂版/マーブルトロン

  • Me and My Captain が原題のようですが 私の船長さん も、いい題名ですね。小さな女の子の人形が、自分で物語を作って行きます。ほんわかした流れでつづいて行きます。

  • 可愛いお話

  • 切ない妄想

    誰かに届くだろうか

  • 主人公の「私」が、まるで私だった。

  • 小さな人形は想像する。私のいる棚の下にある一艘の船、その船長さんがいつか、自分に会いに来てくれるのではないかと。アメリにも通じるささやかで温かい空想のお話。シンプルな線の挿絵もかわいいです。

  • ふんわりとしたお話。

    最後がとらえようによってはちょっと怖いけれど

    それはそれで素敵だと思う。

    なによりもその優しい絵がいい

  • 最初から最後まで彼女の想像のお話だけれど
    ほのぼのしていて可愛らしいv

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著者プロフィール

M.B.ゴフスタイン(作)
1940年、アメリカミネソタ州セントポールに生まれる。大学卒業後、ニューヨークに移り絵本作家として活動を開始。1966年に最初の絵本を出版。シンプルな線、スピリチュアルで哲学的なストーリーが児童書の枠を越えて影響を与える。1989年以降は小説を執筆。晩年は自然や天国についての物語や詩を書いた。2017年77歳の誕生日に没。

「2023年 『M. B. GOFFSTEIN 2024カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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