愛するよりも愛されたい 令和言葉・奈良弁で訳した万葉集1

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  • 万葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910481029

感想・レビュー・書評

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  • 奈良県出身のパートナーが「なんでこんな訳にするんかなぁ」といいながら、こらえきれずに何度も笑いながら読んでいました。

  • 奈良県の若い人の言葉で、万葉集の恋の歌などが意訳されています。
    他の方もおっしゃっているように、直訳も載っていればさらに意味が分かって楽しめるかも、とも思いますが、今のままでもさっと読めてフフッと笑えます。

    大伴坂上郎女が藤原麻呂に送った短歌

    来むと言ふも 来ぬ時あるを
    来じと言ふを 来むとは待たじ
    来じと言ふものを

    くんのかい?
    こんのかい!
    こんの?
    くんの?
    いや こんのかい!

    めちゃくちゃ関西っぽくて、一番お気に入りです。

  • 奈良弁&ギャル語に変換された万葉集。
    変換されると下世話な感じが全面に出てて驚いた。
    雅さゼロ笑
    でも、状況がわかりやすくて親しみが持てる。

  • 万葉集を、その編纂された土地である奈良の現代の若者の使う奈良弁で、意訳した本。

    日本人という人の普遍性を感じ、万葉の人々と友人になれる!

    万葉集の世界が、一気に身近に感じられて、とても面白い。
    日本人の恋愛模様や心情は、万葉の時代から変わらないということを感じる。万葉の御代の人々との繋がりを感じられる。
    歌の中でも『いにしへの』という言葉があって、我々から見て昔の人も同じ様に、昔の人はこうだったのかという想いを持っていたことも窺える。
    こういうアプローチ、普及の一端として大切なのだと思う。

    時代を超えて、身近な友人が増えてほっこりしました。

  • めっちゃ奈良推しやんか。ミイラのような万葉集やのに、血が通ったように感じさせはるわ。奈良しか勝たん!万葉集しか勝たん!なんや洗脳されかけたわ!あっぶね〜。でも、令和って確かに万葉集由来やったな。

  • 奈良弁&ギャル語に変換された万葉集ということより、
    タイトルに?なんか似たような曲があったぞと思いつつ
    手に取りました。
    新聞記事で
    「奈良県を代表するイケてるアーティストといえば、堂本剛さんですよね!」。
    リスペクトを込め、KinKi Kidsのヒット曲「愛されるより愛したい」から“本歌取り”したそうです。」
    とあり、やっぱりそうなのねと、思っていたら、
    第二弾「太子の少年」・・・。
    え~とKinKi Kids「 硝子の少年」だよね?
    そして、第三弾『式部だきしめて』KinKi Kids(全部だきしめて)。
    ここまで来るとシリーズが続くと面白い。
    KinKi KidsのファンにPRするともっと売れるよ?
    いや、ファンの人は既に知ってるのかなと思ったり。
    佐々木さんの目標は、全50巻の刊行とありました。
    KinKi Kidsは47作連続でのシングル1位(2024.3月現在)だから。
    アルバムもあわせればもっとたくさんある。ぜひ楽しい万葉集の継続刊行をお願いしたい!!

  • 奈良と若者言葉…?で超訳した万葉集

    ○自分の言葉で訳してみたら面白いかも
    ○万葉集て、ほんま身の回りのことを詠んだ歌やねんな~
    ○言葉というか、詠われた状況とか気持ちは昔も今もそんなかわらへんな
    ○巻十一の2414番が本家も訳もめっちゃ好き

  • 話題になっていた本なので、期待してたのですが…。
    言葉のチョイスが下品でがっかりでした。
    ★ひとつは滅多に付けませんけど、迷いなくひとつにしてしまいました。

  • 万葉集に載っている和歌が現代の奈良の言葉で意訳されている本。プッと笑ってしまう文章に、つい手に取って読んでしまいました。恋をしているときの気持ちは1000年以上前の人とでも共感できるところがあるだろうな〜と思うと面白い。

  • 現代語がぶっ飛んでて楽しい。ド下ネタもあります。

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著者プロフィール

作家、学芸員。日本国史学会。
昭和59年生。京都精華大学 芸術学部 卒業。 大学卒業後は、地中美術館に従事し、豊島美術館においては設立時メンバーとして携わる。 京都現代美術館の学芸員を経て、現在、フリーランスとして国内外の展覧会を手がけている。
著書に『美術館ができるまで』(啓文社書房)がある。

「2019年 『令和は瀬戸内から始まる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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