- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910063171
作品紹介・あらすじ
2020年代「最重要コンセプト」である「パーパス(=企業の社会的存在意義)」、最良の入門書であり実践書。
SDGs、気候変動、ESG投資、サステナビリティ、ジェンダーギャップ、テクノロジーへの反発……社会課題の解決が戦略の中心に置かれる時代の、「利益の追求」と「社会を良くする」を両立させる新しいビジネスの形とは。
理想(社会善)と現実(利益)の葛藤の中でもがくすべてのビジネスパーソンへ。
今、なぜこれほどパーパスに注目が集まるのか。それは、社会そのものが「意義化」しているからだ。本書は、パーパスへの注目を「点」で捉えるのではなく、世界がなぜ意義化しているのか、未来はどこに向かうのかの流れを「線」で描いた。
なぜ、ここ数年でサステナビリティへの取り組みが一気に進んだのか。
なぜ、急速にESG投資の存在感が増しているのか。
なぜ、株主資本主義が見直され、ステークホルダー資本主義というコンセプトが登場したのか。
なぜ、Z世代は民主社会主義を支持するのか。
なぜ、シリコンバレーのバイブル『リーン・スタートアップ』の著者は新しい証券取引所を作ったのか。
本書を読み終えたとき、すべての現象がつながり経済の未来が見えてくる。
感想・レビュー・書評
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単に、目的意識を持っていてどうせなはその考えに同意できるところを選んでいきたい、というものだと思ってた。存在意義なので間違えてはないだろうけど、何のために掲げるのか、が少し分かった気がする。改めて各企業のものを見て納得できるかはさておき。
7世代後の世界を想像できる企業か、今後そういう指標で見てみたいな。
173冊目読了。
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最近何かと言われているパーパス関係の本。
著者の一人である佐々木さんの本は、
これまで何冊か読ませて頂いていますが、
テーマ設定がとてもお上手。
ご自身でメルマガを発行されていて、
世界中にトピックにアンテナを張られているからでしょうか。
※感性思考 デザインスクールで学ぶ MBAより論理思考より大切なスキル
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4815605017#comment
※D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/491006303X#comment
昨今の気候変動問題やZ世代と言われる若者たちの価値観とうまくリンクさせて、
企業のパーパスについて考察しています。
事例も豊富で、分かりやすいです。
ナイキやユニリーバなどが先進的にパーパスに取り組んでいるとのことでしたが、
これまで散々地球資源を搾取しておいて、
手のひら返したようにパーパスって言われてもなぁ…というのが正直な感想ですが、
過去のことはさておき、やらんよりはやる方が良いってことなんでしょうかね。
つくづく、イメージって大事ですね。。
そんなことより、どんな企業であれ、
地球や社会の維持とお金儲けを両立させる
Andの考え方になっていかないとダメなんでしょう。
いかにこの矛盾を両立させていく考え方にマインドを変え、
行動に起こしていくか、これが企業に求められていると感じました。 -
前職20年目の転職とコロナ禍の影響の中、世界的なパーパス重視の流れはこれまでの自分のキャリアで最も大きな変化。代理店クリエイティブとしてクライアント担当を出世させる為に働いているような感覚をふと抱き、思い切って社会課題解決をしている企業に移って本当に正解だったと思う。本書の終わりに著者が締める言葉、「この本の読者の方が、自分が所属する企業が、パーパスを持った企業になるその変化の担い手となることを願ってやまない。」が、気持ちを新たに明日からのチャレンジに背中を押してくれた気がする。
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企業が社会価値を明文化し、パーパスとしてベクトルを向ける先を明確にすることはとても重要で、これからの企業活動には必須になっていくと認識した。一方で、企業活動のベクトルを社会価値的であり「非財務的」なパーパスに向けたときに、利益を上げて株主に還元していくということとの両立ができる企業アーキテクチャを設計することは、重要な課題になると思った。
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パーパスという言葉を初めて知った。
社会課題が増大し注目度が高くなる中で、若者世代中心にその関心度は高い。
企業としても、社会課題を意識した活動をしないとこれからは生き残れない事態になってきている。
社会課題に真正面から向き合い、企業活動の意義(パーパス)を明確にして、口先だけではない、真剣な取り組みをしていく必要性を強く感じた。
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ミッションを超えて社会的存在意義が重要なものとなり、企業が利益を上げ、納税、行政が社会課題を解決するという役割分担の時代から、企業が持続なコミュニティの維持に関わるということは、企業の持続的な成長につながる。
効率性→適応性 予測可能性→臨機応変さ 静的→動的 大量供給→個別供給
多様化するニーズによって、パブリックの限界が見え、プライベートとの境目が分かりにくくなっている現在に必要なものは対話によって、パーパスを明確に持ち、リゾームのような有機的な関係性なんだと感じた。 -
最近、いろんなところで目にするパーパス。
まずは基礎がら学ぶべく、本書をチョイス。
1章から読むとダレてきたので、4章の具体的なところから読むと頭に入りやすかった。
さて、これを手始めにパーパスについて学んでいこう。 -
入門的に読むには最適。具体例も豊富。1日で一気に読めたし、筆者作成のイラストが概念理解に役立った。
Harvard Business Reviewのパーパス特集が最近単行本として出ていたので、それとセットで読むと理解が深まりそうな印象です。 -
これが全てとは言わないが、gen Xや、ミレニアルの考え方がわかる。
欧米の企業取り組みがサスティナブルにシフトしていくのが分かる。大量消費の時代は終わり、7代先のことを考える長期視点に変化している。 -
2年前に探してた本