- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909957023
作品紹介・あらすじ
簡単ではない日々を、
なんとか受け止めて、乗り越えていくために、
「自分で少し、占ってみる」。
本書は、日々の月の動きを見て、簡単に星占いをするための本です。
石井ゆかりさんが、できるだけ専門用語を使わずに、易しい表現で、
毎日の星占いの「やり方」を教えてくれます。
石井さんは、12種類の「毎日」にこんなふうに名前をつけました。
1.スタートの日
2.お金の日
3.メッセージの日
4.家の日
5.愛の日
6.メンテナンスの日
7.人に会う日
8.プレゼントの日
9.旅の日
10.達成の日
11.友だちの日
12.ひみつの日
この「12種類の毎日」が1カ月でひとめぐり。
2、3日ごとに切り替わりながら進んでいきます。
単調に思える毎日にも、実は「テーマ」が読み取れるのです。
月の満ち欠けだけでなく、空にある月の「位置」を使って時間を区切っていくことが、生活の実際的な「助け」になることに驚かされます。
さらに「12種類の日」には、一つひとつにたくさんの内容が詰まっています。
12種類をカテゴライズした先に、豊富な時間のバリエーションが見えてくるのです。
本書では、そのバリエーションを「自分で感じ取るためのヒント」として、深い文章で掘り下げています。
「自分で少し占えるようになる」ということは、読者のみなさんが、ご自身の生活で現に起こっていることの意味を考え、その延長である未来に、自分だけのリアルな希望を持てるようになる、ということです。
占いは「読むもの」で、自分で占うなんてまったく興味なかった!という人にこそ、手に取っていただきたい1冊です。
また、石井ゆかりさんのエッセイ「日記をつけるということ」「だれのせいでもない世界」が、この本の大きな魅力です。
未来に怯え、占いに依存するのではなく、まず自分自身のリアルな生活が目の前にあり、そこに星占いをそっと添えたとき、新しい物語が見えてくる。
占いによって視野を狭めるのではなく、逆に、生活の新たな広がりとふくらみを発見できる。
そんなことを教えてくれる、素晴らしい本です。
感想・レビュー・書評
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星読みは難しいもの、という先入観から
解放してくれる1冊だと思いました。
少しだけでも簡単に読み解いて,それを生活のどこかで感じて楽しめたらなと思って手に取った本だったので満足でした。
なにより言葉が温かく優しく、心穏やかになれる本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎週の占いをメール配信登録しています。ゆかりさんの文章が好きだし、星占いにも興味がありました。
星占いの基本的な考え方や、ハウスなどわかりにくいものを簡単に説明してくれていて読みやすいです。「星占いに興味はあるのだけど、もう少し詳しくなりたいなぁ」という人には良い入門書になると思います。自分で星占いができるようになりたいと言う人には、本書ではなく専門書をお勧めします。 -
ホロスコープを使った運勢ってどういう風に出してるんだろうと思ってたけど、月を見てるんだー!と分かったのがまずひとつの収穫。あとはそれぞれのハウスの解釈がちょっとずつ感じられておもしろかった。石井ゆかりさんの言葉は受容力?包容力?を感じる。あとは読むまで知らなかったけどカシワイさんの挿絵がとても素敵だった!すみれ書房さんの「美しい実用書」というテーマになるほどと納得したし、なくならないで欲しいなとも思った。
印象に残っている日付を思い出してなるほどーと思ったり、なんだ違うのかーと思ったり。終わったことに対する意味づけは気楽でいい。
ひとつ分からなかったのが、ハウスの位置付けで、太陽星座を1ハウスって見ればよいのかしら?個人のチャートが分かっている場合にはそのハウスに従えればよいのかしら?もうちょっと詳しく勉強してみよう〜と思った。 -
よかった。
何より、石井ゆかりさんの言葉はあったかい。 -
占星術の入門書として、読み始める。
内容も分かりやすかった。
著者の本を初めて読んだが、著者自身が占いで行動を決めていないというのが面白かった。そういう風に占いに付き合っていけばよいのだと、心持ちを学べた。