- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909876102
感想・レビュー・書評
-
最近、児童小説には、主人公二人で人称が入れ替わりながら展開するものが多い。この小説も主人公は対照的な少年ふたり。
シナリオのようで読みやすいのかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しっかりと伏線回収して、夏の終わりの少し寂しげ感があり、ローティーンの清々しさ満載で、気持ちよく読了!
途中、ファンタジー?いや、オカルト⁈感があり、それ対する誠矢くんの気持ちのピュアさが胸にキュンキュンきた。 -
夏らしい、好きなお話だった。誠矢と梶野くんのキャラクターもよかった。夕鶴ルール、河童の仕事、少し不思議な少年2人の夏休み。お兄ちゃんが描いた朝顔の絵ハガキはきっと素敵なんだろうな。
-
家に送られてきた朝顔の絵のハガキ。ばあちゃんは読みもしないで破って捨ててしまった。次の年、誠矢は朝顔のハガキをばあちゃんに見せずにしまいこんだ。毎年送られてくるハガキの人はどんな人なんだろう。なぜばあちゃんはこの人が嫌いなんだろう。6年生の夏、誠矢はハガキの人に会いに島根まで行くことにした…。
-
公共図書館でふと目に止まった本。
父親を亡くして母の実家で祖母と暮らすようになった主人公。毎年祖母宛に届くハガキの差出人を、名前がわかっているのに「ハガキの人」と呼ぶことに違和感があったけれど、途中で納得。
深刻にもなりえそうな話だけれど、中心人物となる小6の二人の男子の考え方や言葉にクスッと笑える場面も少なくなかった。
そして最後はジワッ。
高学年におすすめ。
-
面白かったよ
-
(ブクログで、いいコメントを見かけたので、読んでみたいなと思った一冊。)
-
主人公の誠矢の性格というか、気構えがすごく良い。ひねずにものを見る才能のあるキャラクターは人気がありますが、魅力のあるキャラクターにしよう!みたいな欲を感じずフラットに描かれていて穏やかに読めました。感情移入はサブ主人公の篤史君のほうがしやすく、時折笑いをいれて物語を明るくしてくれています。
夏休みに親戚がいない悩みわかるわかる〜、と思いながら読了。
連載されてたとのことですが、よくこの話を連載で続きを待てましたね。続きが気になって配達待ちですよ。
長いお話ですが文章の段落に工夫があり、一人称なのもあってかなり読みやすいです。漢字全てにふりがなあり。挿し絵は少なめ。主人公と同じ年齢の小学六年生におすすめしたいところですが、物語を何冊か通読している読書家さん向けかなあ。 -
読み始めたら、ケタケタ笑ってるところもありました。「おばあちゃんの昔の恋人からハガキが届くけど、ある年から中身が変わって、、」と詳しく教えてくれました(けど忘れてしまった…母失格)