コミックソングがJ-POPを作った 軽薄の音楽史 (ele-king books)

著者 :
  • Pヴァイン
2.33
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 42
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909483263

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  2019年に初版が出てレビューがないのは意外だ。
     「勉強の哲学 来たるべきバカのために(千葉雅也著)」からの流れ読みだ。
     「音楽とコメディが一体となり同じ地平にある」、これがコミックソングの定義と言ってもいいだろう。著者はコミックソングを「新しい音楽を輸入するときの実験の場」、または「それまでコミックソングとみられていなかったものをコミックソングとして再発見する」という視点で捉えているという。新しい音楽の「笑い」「違和感」「おかしさ」、そんな軽薄な新奇性をコミックソングに見るという。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

矢野利裕(やの・としひろ)
1983年、東京都生まれ。都内の中高一貫校に勤務する国語教員。サッカー部の顧問、兼監督も務めていた。「しばしばなされる「なぜ先生になろうと思ったのか」という質問に対しては、「GTOにあこがれて」と答えるようにしている」(本書より)。文芸・音楽を中心に批評活動をおこなっており、2014年「自分ならざる者を精一杯に生きる──町田康論」で第57回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。著書に『今日よりもマシな明日 文学芸能論』(講談社)、『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)などがある。

「2022年 『学校するからだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

矢野利裕の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×