- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909417466
感想・レビュー・書評
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この本は戒厳令が布告され、天安門広場が鎮圧されるまでの経過が詳しく書かれた本です。中国の指導者内で権力闘争があり、趙紫陽首相が解任される内容も詳しく書かれています。 なお、鎮圧当日の天安門広場の状況を詳しく知りたい方は「天安門事件を目撃した日本人たち」(ミネルヴァ書房)に詳しく書かれています。中国が国家として成長・発展するためには天安門事件の総括が欠かせないと思っています。中国が真に民主的な国となるよう願っています。ありがとうございました。
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天安門事件の政治背景が詳細で、現場での精力的な取材の跡がみてとれる。戦車男の実態についても述べられており、当時の報道からは全く察することのできない情報だった。政治家たちの駆け引きに生々しさを感じ、事件そのもの同様恐怖を感じた。
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NHK北京の支局長が直接見聞きしたことである。政治の保守と革新、学生の民主化への運動、鄧小平の考えなど、よくまとめてある。また、天安門広場からの学生の撤退、戦車に立ちはだかった男のやらせに踊らされた外国ジャーナリストなど、丁寧に説明している。
天安門事件について概要を知るためには必読書となるであろう。 -
版元の名前を見て、眉に唾をつけながら読んでみましたが、存外、まともに書かれた本のように感じました。アマゾンのレビューで大々的にコピペされてしまっていますが、最終章の「戦車男」(Tankman)は、中国当局のヤラセとの推論は、なかなか面白いものがあります。
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現場にいた記者の生々しい証言に触れて、様々考えるところが多い。戦車を止める男の分析に同意。