なぜオックスフォードが世界一の大学なのか

  • 三賢社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908655098

作品紹介・あらすじ

なぜオックスフォードが世界一の大学なのか。
それは、この本を読めばわかります。

数多くの偉人、賢人を生み出し、とくに人文科学の分野では他の追随を許さないイギリスのオックスフォード大学。世界大学ランキングでは2年連続の1位に輝いている。しかし、その素顔はアメリカの有名大学ほど明らかではない。カレッジやチュートリアル(個別指導)などの特徴的な制度、向学を支える優れた施設や環境、そしてユニークな入学試験やトラウマになるほど厳しい卒業試験……。知日家イギリス人、コリン・ジョイスが愛を持って伝えるオックスフォードのすべて。日本の「教育改革」へのヒントもここに詰まっている。

★オックスフォードについて、いくつ知っていますか。
・国立大学でも私立大学でもない
・大学に通うのはふつう3年間
・1年の半分以上は授業がない
・38のカレッジに分かれている
・個別指導の授業が中心である
・卒業試験は正装して受ける
・サッカーのFAカップに優勝した

<本書の内容>
I オックスフォードはどこが優れているか
1すべては"カレッジ"から始まる
2ユニークで世界一公正な入学試験
3大学院くらいきびしい専攻課程
4世界に冠たる二大科目

II オックスフォード生はこうして知性を磨いていく
5一流の学者による個人レッスン
6"勉強中毒"になる理想的な環境
7世界でいちばん難度の高い卒業試験
8学生を格付けする成績評価システム
9勉学の"助け"にもなる課外活動

III オックスブリッジは特権階級?
10"ザ"・ボート・レースの謎
11オックスフォードかケンブリッジか
12本当に門戸は開かれているのか
13オックスブリッジはエリートへの道?

IV さらに深く知るオックスフォード
14オックスフォードのトリビア
15カレッジの殿堂、オール・ソウルズ
16オックスフォード語ミニ辞典
17変わりゆくオックスフォード
18そして、オックスフォード生は今……

感想・レビュー・書評

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  • 歴史あるイギリスの名門大学がなぜ名門なのか知ることができる。入るにしても毎年の試験にしても卒業試験にしても
    その厳しさが手にとるようにわかった。日本の入試制度は点数だけが基準でけっして悪いものではなくむしろ公平だ、と誰かが言った。なるほどと思う。しかし学内の教育はどうだろう。カレッジでしっかりと切磋琢磨した著者の力量がうかがわれる。

  • オックスフォードの教育がわかるようで今ひとつわからない内容だった。

  • 第三者視点で解剖されてるのかと思ったら思い出話でした。制度については知ることができるけど、他大学との比較とかはほとんど無く、主観がメイン。求めていたものとは違った。

  • オックスフォードがカレッジ主体でそれぞれ全然異なっていることを始めて知った。イギリスの教育制度を知るためにもいい本である。レベルAというのが大学進学のための卒業認定試験ということも理解できた。

  • 東2法経図・6F開架 377.28A/J85n//K

  • オクスフォードで実際に学んだ英国人による紹介。歴史がある大学なので,教育が特定の人達に行われていた時代からの伝統や文化がある。
    大学や学校によって付き合う人間の種類が違うことが潜在的な教育内容の差になっているのかな。

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著者プロフィール

1970年イギリス生まれ。オックスフォード大学のセント・アンズ・カレッジで古代・近代史を専攻。卒業後は神戸で日本語を学び、イギリスの新聞の東京特派員を務めた。著書に『「ニッポン社会」入門』、『新「ニッポン社会」入門』、『驚きの英国史』、『マインド・ザ・ギャップ! 日本とイギリスの<すきま>』などがある。

「2018年 『なぜオックスフォードが世界一の大学なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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