- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908356025
作品紹介・あらすじ
2月16日に89年の生涯を閉じたディック・ブルーナ。ベストセラー絵本シリーズ「ミッフィー(うさこちゃん)」の作者としてだけでなく、グラフィックデザイナーとして「ブラック・ベア」シリーズのブックデザインやポスターなど、温かみのある作品を数多く残しました。明快な色や形が魅力の作品は、よく「究極のシンプル」と評されます。本書は、ブルーナが60年にわたって手がけた絵本やブックデザイン約200点を厳選し、従来とは異なる視点で再構成します。美しい図版とともに、色、線、形などの特徴から新たな分類を試み、ブルーナが生み出した「シンプルの正体」を明らかにします。2017年4月から全国巡回する「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」展の公式図録です。
感想・レビュー・書評
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ミッフィーのことなら
無論知っていましたが、
他にもこんなに沢山の
デザインを手がけてた
なんて・・・
なんといっても一番の
持ち味は大胆な省略。
最も知られているのは
決まった六色しか使わ
ないルール。
そうしたマイルールを
設けることは、
創作活動にとって意義
あることなのでしょう。
とはいえルールに拘り
過ぎない柔軟性も大切
ですよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙でも使われているブラック・ベア。なんで目が赤いんだろうと思っていたが、実は本の読み過ぎによる充血らしい。あまりにも直球で可愛さが増した。
ブルーナはマティスやオランダの「デ・ステイル」の影響を受けたとあり、あのシンプルな線のデッサンや限られた色使いに、それが見られるようで納得。 -
なんていい図録。
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私も、ディック・ブルーナが大好きで、この本を読むのをとっておいていた。机の上においていつでも読み返したい。彼のつくった美は果たして「シンプル」ということばで言い表せるものかというと違う気もし、なぜか有機的なつながりやにおいのする、それでいて清潔な線、これをなんと言えばいいのかわからない。わからないから、なんど見ても飽きない。
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ずっと見ていられる。
たしかにシンプルなのに、あたたかさのある絵。
唯一無二のディック・ブルーナ。 -
シンプルなデザインには温かみとユーモアが必要である。
シンプルさにこれ二つの要素を盛り込む事の難しいだろう。
デザイン集は見ていて優しい気持ちになれるものばかりで面白い。 -
デザインの参考に
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<学生コメント>
シンプルって、要素が少ないだけでなく、なんとなく「オシャレ」。オシャレでなければ「シンプル」と呼称されない不思議があります。じゃあ、定義は?本質は?
そう考えて、読みたくなった本です。